表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/26

第11章:洋子との出会い(4)

 ・・・2階の受付で、


 ぼくは、「めぐみ」を指名しようとしていた。


 が・・・!


 悲しいことに、


 彼女は、少し前に「退店」・・・つまり、


 キャンパス7を辞めていた。


 だが、せっかくここまで車を飛ばしてきて、


 「手ぶら」で帰る気にもなれなかった。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 仕方なく「フリー」の指名ナシで店内に入ると・・・


 聴きなれた、やかましい「ユーロビート系」のBGМが、ガンガン流れていて、


 暗がりのあちらこちらのテーブルでは、


 これまた、いつものように、


 どこから集まってきたんだかわかんねぇクソ野郎どもが、


 嬢とキスやハグをしたり、


 「サービス」を受けたりしていた。


 ・・・店内には、


 「ニオイ消し」のための業務用香水の独特のにおいが充満していて、


 そこに客や嬢が吸うタバコの煙がまじって・・・


 一種異様な、


 あまり長時間はいたくもねぇ空間が広がっておった。


 ・・・はじめにフリーでぼくの席に着いたのは、


 いかにも「ヤンキーあがり」って雰囲気の、


 あの工藤静香さんを思いっきり「ワル」にしたような、


 スゲー女。


 ぼくの隣に座るなり、いきなりタバコを、にがい顔でふかし始め・・・


 「あぁ、最初に言っとくけどさぁ・・・あたし、きょう『生理』なんだ。だから、おマンコ触んないでほしいね。」


 「はい? あ・・・ああ、わかったよ。どうせぼくも、お宅のなんか、ハナっから触る気もないし。」


 「お・・・時間だ。じゃあ、ごゆっくり。」


 ・・・サービスもキスもハグもなく、


 不愉快で不毛なセリフとタバコの嫌なにおいを残し、


 女はそそくさと次のテーブルに移っていった。


 (おーやだ。)


 (せっかく矢板から車飛ばしてきたのに・・・ちがう店に行ってみっか。どうせ、二人目もロクでもねぇ女が来るんだべ?)


 (めぐみちゃんとはエラいちがいだなや、いまの女。)


 (はて・・・そろそろ「おいとま」すっか。今日は『大ハズレ』っちゅうことでよ・・・。)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ