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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第三章 相対性正対論
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第十話part4

「こっちでも少し調べてみるよ」


 そんな風に野々野君はいってきた。それからチャイムが聞こえたから私たちは急いで教室に戻った。それからは放課後まで私たちが話す機会はなくて……その間もなにか野々野君がやってたのか? といえば、チラチラ見てる限り、そんなのはわかんなかった。

 調べるとか言ってたけど、いったいどうやって? と思ったけど、そこは彼を信じるしかない。


 放課後、私たちは一回それぞれで教室を出て、それから人気のない校舎の外、花壇とかあるところで合流した。


「今日は部活は?」

「今日は休み。大会終わったから、今はゆっくりする時期だって」

「それはそうか」


 私の説明に野々野君は納得してくれた。全国にいった学校の人たちはこれから大変というか? 本番があるだろうが、私たちの年内の大会は終わったのだ。

 あとはもう学校行事に専念する時間だ。具体的には期末テストとかね。いやになることである。いやまだ時間はあるけど……それにクリスマスとかさ……そういうイベントだって近くなってくる次期だ。

 まあ私の場合は……もう、振られたから関係ないけど……今はみんな文化祭やらクリスマスやら……それにむかって青春に明け暮れてるわけだけど私がいると、なんかちょっと雰囲気というか? なんか「そういう話まずいよね?」――的な空気を感じる。

 もちろんそれは気を使ってくれてるってことだ。悪いことじゃない。でも気を使われるのって気を使われる覚悟がないと、なんか申し訳ないじゃん。

 私は別に気を使われたいわけじゃない。普通に……いつも通りにしててほしいのだ。でもね……やっぱりさ――


「今年のクリスマスは絶対に彼氏とすごすんだ! あっ」


 ――とかね。そういう空気になる。だからまあ今は私がいない方が友達にもいいだろう。部活もなく友達とも放課後一緒にいなくていいってのは珍しくはある。

 だから今日という日はなかなかに珍しい。タイミングが良かった。久々の野々野君との二人きりの時間だ。


「調べてみたんだけどさ……聞いてる?」

「え? もももちろん」


 私はちょっと野々野君の顔を見つめてしまってた。だってこんな近くにいるのは久しぶりだし……それにいつもは彼を見ないように意識してた。

 だってそうしないとふと……気を抜いた時に彼を探してしまうからだ。そんな様子を見せてると、友達が心配してしまう。だから気にしてないよーってことをアピールしてるわけだ。

 でもだからこそ……こうやって意識的に見てると、ただの数日しか話してないはずなのに、なんかとても久しぶり気がしてさ……


「そ、それで何かわかったの?」


 私はごまかすために話を促した。

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