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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第三章 相対性正対論
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第十話Part2

「なにかあった?」

「え? 野々野君?」


 なんと……彼から話しかけてくれた。私もいつもは友達とよく喋ってるわけだから、彼から話しかけてくる……なんてそうそうない。いや、ここ最近はまったくなかった。でも今日は話しかけてくれた。下がってたテンションがメイクが上手くできた時のようにグーンと上がる。


「なにか今日落ち着きないから。なにか気になることでもあるのか?」


 テンションがググーンとさがる。だってこれをいってもいいものか……野々野君も「こんなのイタズラだよ」――といってくれるかな? そう言ってくれたら、私もこれを無視できるとおもう。

 でもどうにかしないと――とかなったら……いや、それなら切れた繋がりがちょっとだけ結び直される? でも巻き込むのもどうかとおもうし……でも私の力を知ってるのは野々野くんだけだし……はっきり言って自分だけではどうするのか決めかねてる。本当はスルーしたいよ。だってこんなのまともに取り合うだけ無駄だ。

 でももしも本当に私のこの超能力をわかってるとしたら……まずいのも事実なんだよね。


「えっとさ……俺がこんなことをいうのもなんだけど、友達……だろ?」


 なんかその言葉には嬉しくなる要素と悲しくなる要素が混合されてた。つまりは複雑……だ。友達とはっきり明言されたことは嬉しいような? でも友達という線引をされた事は悲しいような? だ。けど彼から声かけてくれた事はやっぱり嬉しい。

 私の自分の頭がこんがらがって来てるのを感じてる。本当にこのままなら――ボンッ――と爆発しそうだよ。


「あぁーもう!」


 私はいきなり頭を掻きむしった。その行動に野々野君はびっくりする。当然だよね。いきなり発狂しだす女子とか怖いよね。でも仕方ないだよ。私の頭はもう限界。私の頭のキャパオーバーなのだ。


「ちょっと来て!」


 ざわつく教室。私の突然の行動に皆が注目してた。でも……もうキャパオーバーして爆発した私の頭にはそんなの見えてなかった。野々野君の手をとって、廊下をズカズカと進む。

 その間も「ちょ、何?」――とかなんか聞こえるが、私は無言で進んで人気のない教室に入った。そこで「んっ」と私は手紙を差し出した。今朝下駄箱に入ってた手紙だ。

 でもなんかなかなか受け取ってくれない野々野君。どうしたのかな? と思ったらなんかこう言われた。


「いや、そういうのは……ほら……」


 とかなんとか……なんか顔も赤い。ん? と思って、はっ!? とした。だってこのシチュエーションだよ? 誰もいない教室に連れ込まれて、手紙を差し出される。これって……もしかして野々野君、ラブレターだと思ってる!?  違うから!!


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