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ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第三章 相対性正対論
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第九話Part4

「おはよう!」


 私は普通に野々野君に挨拶をした。だってふられたからってよそよそしくしてたら、それはなんか気まずいじゃないか。てかそれでは野々野君に気を遣わせてしまうだろう。そんなのを私は望んでるわけじゃない。だって少なくとも二年に上がるまでは同じクラスなのだ。

 それなのに一週間の内五日もあう教室の中で気まずいのは嫌だろう。それに……フラれたからって関係か気まずくなるなんて……残念だ。

 ここら辺はきっといろいろな考えがあると思う。まだひきずってる様にも見えるかもしれない。でも関係性を完全にリセットなんてできない。もしかしたら……を私は願ってるわけじゃない。

接してたら、野々野君がいつか私を好きになってくれるんしゃないか? そんな風には思ってない。ただ私は友達として接してたい……それだけだ。


 必要以上には自分から野々野君に話しかけるなんてことはしない。でも……朝気づいたら「おはよう」をいうし、目があったら少しの会話をする……それくらいは、許してくれてもいいよね?



「ねえ、稲。辛くない?」


 そんなことを言ってきたのはクラスメイトの友達だった。彼女が私がなんとか野々野君との繋がりを維持しようとしてる……とみえてるそうだ。そうだよね。そう思っちゃうよね。でも一応説明はしたんだけどな。

「友達ちに戻れるかな?」ってさ。

 まあその時は皆、微妙な顔をしてた。何か言われたりもしなかった。皆厳しいっておもってたんだろう。


「辛くないよ。それに積極的に動いてるわけじゃないし。ただ気づいた時にお互いに無視しない様な……ね、そんな心掛けだよ」


 そう、無視なんて心象悪い。だから少しでも普通になれるように……私は……私だけじゃないだろう。野々野君だってなるべく普通に接しようとしてくれてる。私たちは、きっと少し戻るだけの関係性でとどめることができる。

 そうおもってた。


「まあ正解なんてないからね」


 そう言ってそれ以上は何かいうことは友達はなかった。実際私が積極的に野々野君に関わってるわけじゃないってわかったからかもしれない。フったフラれた……それはとても繊細なことで、その後のことなんて誰にもわからない。

 でもだからこそ私は、辛かったとしても……完全にリセットさせるなんてできなかった。


 けどそんな私に、一つのメッセージが届いた。古典的な昔の方法で。それは私の靴の中に仕込まれてた。靴を履いた瞬間、なにか入れられてる……とわかったんだ。それは紙だった。いたずらかと思った。でせなんか丁寧に折られて畳まれたそれはただのゴミをいれた……というわけでもなさそうだった。

 だからそれを開いてみた。

 するとその紙にはこう、書いてあった。


『俺は全部知ってる』


 −−って。

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