表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日、超能力に目覚めた件  作者: 上松
第三章 相対性正対論
923/956

第八話Part1

「ねえ、付き合うってどこからそう言えるのかな?」


 私は部活の仲間にそんなことをきいてた。今は部活の後で皆がロッカールームで着替えをしてる。私も上着を脱いだままふと、そんなことを呟いてしまった。今日もいい汗をかいて、とてもスッキリとしてる私は、練習中も余計なことを考えてた。

 そう、私と野々野くんの関係である。私たちは秘密を共有してる中だ。以前よりもその距離はぐっと近くなった。既に私の力のコントロールは完璧といっていいほどで、もう別に朝の練習はなくても良いんじゃないか? とかいわれたけど、それを私は断固拒否した。

 確かにこの部活の練習もあったりするから、朝練の朝練を始めるようになって4時とか3時起きになってる。それを考えたら、もういいんじゃない? と彼が言ったのはきっと気遣いだったんだとおもう。だって私の力が暴走することはもうほとんどないといえる。

 ならば、こんな睡眠時間を削るような時間に起きるよりも、本来の朝練である部活の方に備えた方がいいと言うのは当然の主張だ。でもそれではだめだ。だって私と野々野君の繋がりはこの超能力だけだ。ようやくLINEも交換したけどさ、事務的なことしかやり取りしてない。

 他愛もない会話なんてのはないのだ。それこそ超能力のことに対してくらいだ。そんな現状があるから、ここで朝練の朝練までやめてしまったら、私たちはまたクラスメイトに逆戻りするんじゃないかって……そう思った。

 二人だけの秘密の時間……早朝も早朝だからこそ、世界にたった私たち二人だけ何じゃないか? っておもうようなさ。あの時間を私は失いたくなかった。


「ねえ皆聞いてる?」

「……あんたは……本当に元気ね……」


 私の質問に誰も答えてくれないと思ったら、皆グロッキー状態だった。そういえば、どんどんと最近は練習が激しくなってるのだ。試合が近いからね。仕方ない。冬のウインターカップ予選がもうすぐで始まるのだ。

 私は……この力を押さえつつ出るしかないかなって……思ってる。誰も傷つけないやり方を模索したけど、私がこの力を使って試合にでる以上、相手校からしたら、不条理極まりなくて、傷つけないなんて無理だ。

 じゃあどうするか? この力があれば優勝を狙えると思ってる。でも……けどそこまでは思わない。そもそも私たちの学校は弱小といっていい学校で、そしてこの地域には強豪校がいっぱいだ。ウインターカップ本戦とはいわないけど、その手前くらいまでいって、一歩及ばず華々しく負ける……それが今のプランだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ