人を舐め腐っている鳩 in小学校
はい、どうもこんにちは、お久しぶりですね。
ナレーションを担当する汝田 雫玲王(29)でございます。
最近2人目の息子が非戸無芽久佐里小学校に入学ということでね、翻訳機片手に入学式に参加した次第でございます。
え?なぜ翻訳機を持ってきたかって?
「くるっぽー!」
『はっはっはっ!貴様らは所詮飛べぬ猿!俺の足元で慈悲を求めるがいい!』
と叫びながら体育館内上空を飛び回るあの鳩が来ると思ったからです。
いやぁ、こんなこともあるもんですね、いやはや息子が固まってますよ、あっはっは。
それにしても今年は暑いですね、なんでも今日は春だというのに酷暑日だとか、気が狂ってるんですかね。
この暑さに体育館内特有のクソデカ扇風機がブオンブオン音を鳴らして命を削りながら回ってますよ。
「くるっぽー!」
『恐れおののけ!俺を讃えろ!俺を崇めろ!そして俺にあの甘い欠片を寄越すのだ!』
あいつは、あの餌やりじいさんに与えられたザラメ付きのパンくずがそんなに気に入っていたのか…
今度、公園であったらあげてやろうかな。
「くるっ!くるっぽー!」
『お?その光はなんだ?あれか?あの青い服装のやつらが夜に持ってる筒から出るやつか?あんな物が俺に効くわけがないだろう!』
あ、体育館内特有のクソデカライトがあいつに向けられた。
「くるっ!?」
『なっ、なんだその光…は…』
あ、落ちた。
すごい垂直かつ綺麗に落ちていくな、どんどん勢いついてるな…ありゃ死んだか?
「くるっ!」
『ふんぬ!』
あ、持ち直した、ギリギリで飛んで勢い殺してる。
あ、だけど落下はしたな。
……どこに落ちた?
「キャーーッ♡」
すると女性の叫び声、嬉しそうだな、が体育館内を響かせる。
あ、あの鳩野郎…新任の女性教師と小さな女の子の両膝に落下したんだ!
そうだった、あいつはあの公園、いや世界中探しても他にいないほどの美貌の持ち主だった!
そんなイケ鳩でなければあそこで起きるのは【拒絶】というたった二文字!俺なんかがやろうものなら一発で豚箱行き!
なんてうらやま…ゲフンゲフン、けしからんやつなんだ!
おや?あれは…
鳩野郎に近づく人影が1つ、小さいため小学生かと思われる。
目を凝らしてよく見てみよう…あ!あいつは!
前に公園の長い五年の歴史の中で唯一あの鳩野郎を捕まえた、小学生ではないか!
やれ少年!やってしまえ!あの鳩野郎に鉄槌を与えてやれ!
「くー!」
『貴様は!あの時の!ガキ!』
あ、飛んだ、少年から離れた。
「くー!」
『このまま低空飛行で貴様とドッグファイトと行こうじゃないか!』
ドッグファイトって単語知ってるんだ。以外だな
俺よりも知能低そうなのに。
だって、ねぇ?
「くるっぽー!」
『ははは!この速度の羽ばたきに貴様は追いつけまいよ!』
あいつ、体育館内特有のクソデカ扇風機に吹かれている風で動けてないんだから。
「く、くるっぽー!?」
『な、何ーぃッ!?動いてないだと!?そんなバカなッ!』
あ、普通に少年に捕まった。
「くるっぽー!」
『離せ!離すがよい!貴様にはこの俺を離す権利を与えてやろう!』
どこまでも上から目線だな、鳩野郎。
「へっへーん、俺は今耳栓してるからお前がどれだけ叫んでもなんてことねぇしぃー」
お、少年のほうが一枚上手だったか。
「くるっぽー!くるっぽー!」
『そうだ!離す義務に追加して、俺がここに巣を作ってやろう!貴様ら猿どもは大喜びだろう!』
「なに言ってるか聞こえねぇー」
はっはっはっ!無様!無様この上ないなぁ!鳩野郎!
あとお前の提案を喜ぶ大人はいない!
お前は詰んでいるのさ!
さっさと公園に帰り…ん?
おかしいな、鳩野郎が公園を出ることなんて滅多にというか今までなかっただろうに。
「くるっぽー!」
『いや、考え直せ、コレは俺専用の乗り物なのだと、これはこの高貴なる俺が下賤で矮小な貴様ら猿どもを足に使う…いいな!それ!このまま暇つぶしに来たココも出ることとしよう』
暇つぶしか、確かにあの公園ある程度広いけど、5年くらいあればもう飽きが来るだろうし。
今日平日だし、今の時間帯なんて美女達どころかあの餌やりじいさんも来てないだろうからな。
暇だろうな、俺はお前のナレーターしてるだけで給料発生してるから、明日からお前のとこに顔出しに行くよ。
そんなことを思っていたら少年に運び出された鳩野郎は高く飛び立ち己の巣穴に戻っていった。
案外ショックだったのかそれから数日は
「くるっぽー…」
『なんであんな小僧なんかに』
とよく呟いていた。
ネタ不足なので、ネタがまとまったら投稿する完全不定期でやっていこうと思います




