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34/35

※バスの中に入ります。

第34話です。

※物語を更新します。

サブクエスト チワワと喋ろう。


―――――


「それじゃあねー。鳥羽くん〜じゃあね。」

「またね、鳥羽くん。」

「う、うん。またねー。」


向かいのバスに乗りこむ2人。


「......」

少しだけ口が開いて、閉じる。


「......僕も乗ろう。」


目の前のバスに体を向ける。

(.....まだそんなに乗ってないんだ。)


ひんやりとした空気が肌を撫でる。

「ええっと...僕はどこに座れば....」

「へぇー。そうなのか。」

「そうそう!」


康太の足が止まる。


「あははは、如月くんって意外と面白いね。」


「意外で悪かったな。」

「ごめんごめん。そう言うわけじゃなくて.....何?」


視線が突き刺さる。


「あ、その.....」

「......鳥羽だっけ?なんか用??」

「いや....そのえっと......」


康太の口から息ばかりが出てくる。


「......???まぁ、いっか。あ、てか如月の隣空いてる?俺もうちょっと如月と話したいんだけど?」


唇がキュッと閉まる。


「......」

「あれ??てか、もしかして、鳥羽がここの席座ろうとしてた?」

「え、えっと.....」

うまく言葉が続かない。


「ふっ。」

「その辺にしてやれよ。」


頬杖を付いて、窓の外を見る蒼。


「あ、あお....」

「ただそこにいるだけだろ。」


心臓がギュッと掴まれる。


「.......あ。なるほどね。」

「.....」

「ねぇねぇ、如月くんってさ.....」

「......」


見てない。


――――でも、胸がまだ痛い。


足が、動いてくれない。


「......はぁ。あの...」


「あの!」


見てる。でも、見れない。


「な、なんだよ。急に大きな声出してさ。」

「......」

「てか、まだなんか用?俺、如月くんとさ――」


「蒼くんの隣、僕の席なんですよ。」


蒼の瞳孔が大きく開く。


「.......いや、俺が」

「えっと、その。蒼くんと約束したんで。」


(....だから、今日のバスの席は俺の隣な?)


蒼の口角が少し上がる。


「は、はぁ?....いや、空気読め。俺が......」

「おい。お前、なんでそこにいるんだよ。」


蒼は隣の席の方をじっと睨む。


「......え?いやいや、さっき了承してくれたじゃん....如月くん....」

「....俺が、いつ、了承をしたって?」

「いや、さっきそこにあいつが居るだけって....」


「お前が、そこにただ居るだけ、だろ?」


――笑っている


「.......」


蒼の隣の席から熱だけが残る。


「.....」

「......あ、あの。」


言葉が続かない。


「その......」

「俺の隣、予約してんだろ?」


心臓がまたギュッと掴まれる。


「座れよ。」

「.....うん。」


康太はまだ生暖かい座席に腰を下ろす。


「「.....」」


周りが騒がしくなってくる。

「あ、あの」

「......」


目は、合わない。


―――――


※バスの席に座っております。

読んでいただきありがとうございます。

次回もお楽しみに。



※物語が生成されました。



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