※バスの中に入ります。
第34話です。
※物語を更新します。
サブクエスト チワワと喋ろう。
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「それじゃあねー。鳥羽くん〜じゃあね。」
「またね、鳥羽くん。」
「う、うん。またねー。」
向かいのバスに乗りこむ2人。
「......」
少しだけ口が開いて、閉じる。
「......僕も乗ろう。」
目の前のバスに体を向ける。
(.....まだそんなに乗ってないんだ。)
ひんやりとした空気が肌を撫でる。
「ええっと...僕はどこに座れば....」
「へぇー。そうなのか。」
「そうそう!」
康太の足が止まる。
「あははは、如月くんって意外と面白いね。」
「意外で悪かったな。」
「ごめんごめん。そう言うわけじゃなくて.....何?」
視線が突き刺さる。
「あ、その.....」
「......鳥羽だっけ?なんか用??」
「いや....そのえっと......」
康太の口から息ばかりが出てくる。
「......???まぁ、いっか。あ、てか如月の隣空いてる?俺もうちょっと如月と話したいんだけど?」
唇がキュッと閉まる。
「......」
「あれ??てか、もしかして、鳥羽がここの席座ろうとしてた?」
「え、えっと.....」
うまく言葉が続かない。
「ふっ。」
「その辺にしてやれよ。」
頬杖を付いて、窓の外を見る蒼。
「あ、あお....」
「ただそこにいるだけだろ。」
心臓がギュッと掴まれる。
「.......あ。なるほどね。」
「.....」
「ねぇねぇ、如月くんってさ.....」
「......」
見てない。
――――でも、胸がまだ痛い。
足が、動いてくれない。
「......はぁ。あの...」
「あの!」
見てる。でも、見れない。
「な、なんだよ。急に大きな声出してさ。」
「......」
「てか、まだなんか用?俺、如月くんとさ――」
「蒼くんの隣、僕の席なんですよ。」
蒼の瞳孔が大きく開く。
「.......いや、俺が」
「えっと、その。蒼くんと約束したんで。」
(....だから、今日のバスの席は俺の隣な?)
蒼の口角が少し上がる。
「は、はぁ?....いや、空気読め。俺が......」
「おい。お前、なんでそこにいるんだよ。」
蒼は隣の席の方をじっと睨む。
「......え?いやいや、さっき了承してくれたじゃん....如月くん....」
「....俺が、いつ、了承をしたって?」
「いや、さっきそこにあいつが居るだけって....」
「お前が、そこにただ居るだけ、だろ?」
――笑っている
「.......」
蒼の隣の席から熱だけが残る。
「.....」
「......あ、あの。」
言葉が続かない。
「その......」
「俺の隣、予約してんだろ?」
心臓がまたギュッと掴まれる。
「座れよ。」
「.....うん。」
康太はまだ生暖かい座席に腰を下ろす。
「「.....」」
周りが騒がしくなってくる。
「あ、あの」
「......」
目は、合わない。
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※バスの席に座っております。
読んでいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに。
※物語が生成されました。




