↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
31/35

※目的地に、移動します。

第31話です。

※物語を更新します。

「そんじゃあね、あーくん、鳥羽くん。」

「うん。じゃあね。」

「迷子になるなよ。」


「....それは、あーくんでしょ?」

「ガキ扱いすんな!」


来夢の背が遠のいて行く。


「....ったく。」


蒼にチラッと視線を向けた、康太の頬が緩む。


「....何ニヤついてるんだよ。」


視線が重なる。


「え!?ニヤついてないよ!」

「いや......もう良い。」


蒼が教室の扉に静かに手を付ける。


「ふっ、まぁ、いつも間抜けな顔してるもんな。」


耳たぶに熱が帯びる。


「ひ、ひどい!」

「事実だろう?」

「そ、そんな事無いもん…...」


最後の声が、周囲の喧騒と混ざる。


「入ろうぜ?」

「う、うん。」


前を向く。


――――


「...来ないね。」


廊下側から聞こえる喧騒とは逆に、静寂としている。


「...梓先生、まだかな?」

「....ん。んぅぅ....寝てるな。」


「えぇ!?」


周囲の視線の熱が康太に刺さる。


「....あっ、なんでも無いです。」


康太の強張った肩の力が抜ける。


「....リアクションデカすぎ。」

「ご、ごめん。」

「まぁ、そこも康太の良いところだけどな。」

「えへへ。そう?」


「....やっぱり違ったかも。」

「え?」


ジロっと康太を見る。


「ちょっと、ムカつくわ。」

「え、えぇ?ご、ごめん。」


―――口角が上がる。


「てか、まじで遅刻かもなー。」

「え、流石に梓先生だからと言って、」

「いや、むしろ、梓ねぇだからこそ、だな。」

「そ、そんなに?」


黒板を遠い目で見つめる蒼。


「むしろ普通に約束守れるのが、奇跡。」


事実を述べるだけかのような蒼の声。


「よく生きてこれたね。」

「まぁ、周りに世話焼きが二人いたからな。」

「あぁぁ.... 」


康太は視線を逸らす。


「すまない。遅くなった。すぐにバス移動の方をしてくれ。」

「あ、玲ねぇだ!」

「......あお、如月。学校では伊山先生と言いなさい。」

「えぇぇ…。」


「伊山、先生。わかったな?如月?」


―――目だけが笑ってない。


「....はい。わかりました。」


康太の目線が飛ぶように蒼に向いた。


「うむ。それでは、バス移動の方を初めて行ってくれ。」


クラスの雰囲気が少し騒がしくなる。


「静かに!騒がず速やか移動するように!」


玲の口から息が漏れる。


「....行くか、康太。」

「あ、うん。」


チラッと玲を見る康太。


「鳥羽、おはよう。」


康太の肩がビクッと震える。


「....挨拶をされたら、しっかりと挨拶をしなさい。」

「お、おはようございます。」

「よろしい。」


蒼と康太を交互を見る。


「本当に、如月と仲が良いんだな。」

「あ、はい。」

「まぁな!」


玲の口からまた、息が漏れる。


「何かされたら、私の所に来なさい。」

「おい!何だよその言い方!」

「先生としてではなく、こいつの素行をよく知っている伊山玲として接しよう。」

「問題児みたいな扱いすんな!」

「お前と梓とお前の姉達は十分私から見たら問題児だ。」

「どこがだよ!」


「あははは.......」


康太の笑い声が、廊下の喧騒に溶けていく。


――――


※目的地の移動を、開始します。




読んでいただきありがとうございます。

次回もお楽しみに。


おまたせしました。

※物語が生成されました。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。