※メッセージが既読になりました。
第19話です。
※物語を更新します。
図書室。
「あはは☆、康太。図書委員なの?」
「....」
「それとも、本が好きなだけ?」
「....」
「...康太。」
「...あ、ごめん。」
康太は本を拾う。
「えっと、本を借りに来たの?」
「ん?違うよ~。」
「じゃあ、本を読みたくて——」
「違う。」
康太の肩がビクリっと上がる。
「あはは☆朝は、忙しいよね。」
「う、うん。」
「でも、心配でお昼に連絡したんだよ?」
「...あ。」
康太の口が開いたまま、閉じない。
「...気づいてたんだ。」
「ご、ごめん。やが——」
瑠衣は本棚にもたれかかる。
「...瑠衣。」
「あはは☆」
本棚から離れる。
「怒ってないんだよ?私はね?」
「うん。」
「ただね——」
康太に近づく。
「私、心配性だから、ね?」
耳元で囁く。
「...気をつけます。」
瑠衣は一歩下がる。
「——鳥羽くん。」
康太は声の方に顔を向ける。
——―
「鳥羽くん。本の片付け、終わったかな?」
「あ、阿川さん...」
両手で本を持つ来夢。
「...お知り合い、かな?」
「あ、うん。」
来夢と瑠衣の目線が重なる。
「はじめまして、一年八組阿川 来夢です。」
「一年五組八神 瑠衣。よろしく。」
「八神さん、ね。」
「...」
康太は二人を交互に見る。
「...すみません。鳥羽くん委員会中なので。」
「あ、ごめん。私、康太を見かけて話しかけちゃった。」
「....」
「あはは☆ごめんね?康太。」
「え、あ、良いよ。」
「...お静かに良いですか?」
「...はぁ?」
瑠衣の目が鋭くなる。
「声、別に、そんな大きくないけど?」
「あ、わからないか。」
「...はぁ?」
「ごめんなさい。」
「....」
来夢の口角が上がる。
「...阿川さん、だっけ?」
「あ、覚えてくれたんだ。」
「優等生って言われない?」
「よく言われるよ。」
「だろうね。」
「でも、あなたも言われない?」
「...何?」
来夢は、笑う。
「あ、ごめんなさい。」
「...へぇ~。とんだ優等生だね。」
「ありがとう。」
「....」
康太の足が震えて、一歩下がる。
「ねぇ。」
「...」
「ねぇ!」
康太の肩を叩く。
「あなた、図書委員?」
「あ、うん。」
「私、本借りたい。」
手に持っている本を見せてくる。
「あ、ごめん。」
「良い。けど、なるはや。」
「う、うん。」
康太はその場から立ち去る。
―――
瑠衣は周りを見る。
「...あれ?康太は?」
「本の貸し出しに行っちゃったよ。」
「...あ、そ。」
瑠衣はため息を吐く。
「逃げちゃうよ、幸せ。」
来夢の口が、また笑う。
「...あはは☆」
「...何かな?」
「あなた――そんなに幸せになりたいの?」
――が、瑠衣も笑う。
二人の目線がまた重なる。
「...ふふふ。」
「あはは☆それじゃあね。」
「うん、じゃあね。」
瑠衣は図書室を出る。
―――
※親密度が上がりました。
読んでいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに。
※物語が生成されました。




