変な気持ち
私が記憶喪失になってから、尋人君と毎日会うようになった。
今日も会う約束をしている。
待ち合わせの場所・カフェテラスに今私はいる。
・・・遅いなぁ。
待ち合わせから15分経っている。
・・・どうしたんだろ。
「なぁ姉ちゃん」
へ?
私は思わず振り返る。
すると変な男性が私の前に立っていた。
「な・・・なんですか?」
「なーにしてんの?」
「人・・・待ってるんです」
すると急に私の腕を掴む男性。
「なっ・・・」
「いーじゃん。どうせ彼氏でしょ?」
「ち、違います!」
尋人君はただの友達だよっ!
私が男性の手を振り払おうとしても力が強くて無理だ。
「暇だろ?いこーぜ」
「ひ、暇じゃないです!」
「いーじゃん☆」
私を椅子から立たせようとする男性。
「は・・・っ、離して下さい!」
私が叫んだ瞬間。
「何やってんだ!」
尋人君の声が聞こえた。
尋人君は小走りで近づいてきた。
「なんだテメー」
男性は尋人を睨む。
「こいつはおれの連れだ」
「なっ!?」
「俺が怒る前に立ち去れ」
ギロッと男性を尋人君が睨む。
男性は舌打ちをし、店から出て行った。
尋人君はふうっとため息をし、私の正面に座った。
「ひ・・・尋人君・・・?」
「ん?」
「私を・・・助けてくれたの?」
「ああ」
あっさりと答える尋人君。
「どう・・・して?」
おそるおそる聞いてみる。
「なんでって・・・」
尋人君は少し考え、顔を赤くしだした。
「お前を守りたかったんだよッ!」
守・・・る。
私は顔を真っ赤にした。
胸も高鳴る。
「あ・・・ありがと・・・」
私と尋人君は真っ赤。
カフェテラスで少し話した。
そして今日は用事があるので、帰ることにした。
帰り、尋人君が私の家まで送ってくれることになった。
「今日はありがと」
「いーよ」
ニコッと笑う尋人君。
ドキッとしてしまう。
私は手を振り、家に入った。
そしてそのまま部屋に入った。
私はベッドに横になった。
私・・・どうして尋人君にドキドキするんだろ・・・。




