記憶喪失での尋人との出会い
その後私は記憶が戻らないまま退院。
隼人さんに連れられて家に戻った。
「ここがお前の家だよ?」
「ここ・・・が?」
見たことのない家・・・。
ここが私の住んでいる家なの?
「さぁ。入るぞ」
「う・・・うん」
私は隼人さんに手をひかれて家へと入って行った。
そのまま1つの部屋へと入った。
「ここは愛理の部屋だよ?」
「私の・・・部屋?」
「ああ」
ピンクのカーテンに白いベッド。
きれいに片づけられている部屋。
・・・ここが私の部屋なの?
全然覚えがない・・・。
隼人さんは何も言わずに部屋から出て行った。
♪〜ピーンポーン
チャイムがなった。
ガチャッ
それと同時に部屋のドアが開いた。
私が振り向くとそこには男の子が立っていた。
「愛理・・・」
誰・・・?
私のこと知ってる・・・。
「この前はゴメン・・・。あれ冗談じゃねーんだよ!ほんとなんだよ!!」
この前・・・?
会ったの?
「あの・・・私、記憶喪失になってしまって・・・あなたのこと・・・覚えてないんです」
「え・・・?!」
男の子は口をポカーンと開けている。
「何で・・・」
「覚えて・・・ないんです・・・」
男の子はさびしい顔をする。
「俺は・・・尋人だ」
「ひろ・・・と?」
尋人クンはこくりと頷いた。
「覚えてなくて・・・ごめんなさい」
「いいんだよ」
尋人クンは私のほうに近づいた。
そして私の髪の毛を触る。
「これから思い出せばいいんだから」
尋人クンはにこっと笑った。
私はどきっとしてしまった。
・・・どうして?
なんでドキドキするの・・・?




