第3話「学校では普通の女の子――秘密の放課後レッスン」
二代目シークレットガールズとして、少しずつ成長を始めた五人。
そして今回、五人にもついにシークレットガールズとして活動するための新しい名前が与えられました。
高野栞――SHI☆。
森川美空――MIKU♪。
山本結菜――YUNA◇。
荒木美羽――MII♡。
柴崎莉央奈――LiZ☆。
学校では普通の中学生として過ごし、放課後になればステージネームで呼び合いながら秘密のレッスンへ。
しかし、毎日のように放課後の予定が入る五人を見て、クラスメイトたちも少しずつ違和感を抱き始めています。
さらに莉央奈の幼馴染・陽向と琴音、結菜の恋人・颯真、美空の恋人・悠斗にも、秘密を話すことはできません。
そしてLiZ☆という名前を与えられた莉央奈は、二十五年前のLIZ☆にますます興味を持ち始めて――。
娘たちが初代へ近づくほど、母親たちは自分たちの過去を隠すのが難しくなっていきます。
学校とアイドル。
本名とステージネーム。
二つの顔を持つ五人の青春が、さらに動き始める第3話です。
二代目シークレットガールズとして、本格的なレッスンを始めた五人。
高野栞。
森川美空。
山本結菜。
荒木美羽。
柴崎莉央奈。
そして、この日。
五人は新社長から再び芸能事務所へ呼ばれていた。
「今日は君たちに、大事なものを決めてもらう」
「大事なもの?」
莉央奈が首を傾げる。
新社長の後ろには、コーチである崇道康熙も立っていた。
壁のモニターに映し出されたのは――二十五年前のシークレットガールズ。
EYE。
MORM。
YAH。
BEE。
LIZ☆。
「初代シークレットガールズには、本名とは別にステージ上で使用する名前があった」
美空が画面を見る。
「EYEとかMORMとか?」
「ああ」
「じゃあ……」
美羽が自分を指さした。
「私たちにも?」
新社長が頷いた。
「今日から君たち五人にも、シークレットガールズとして活動するときの名前を持ってもらう」
「本名を隠すため?」
結菜が尋ねた。
康熙が答える。
「それも理由の一つだ。学校で正体を隠し続ける以上、芸能活動で本名を使うわけにはいかない」
栞がモニターを見つめる。
「じゃあ学校では今まで通りの私たちで……」
「ステージでは別の名前」
莉央奈が続ける。
「そういうことだ」
新社長が五枚のカードを机へ置いた。
「君たちの個性や名前の響きを考えて候補を作った。もちろん、最後に決めるのは君たち自身だ」
五人がカードを見る。
最初に栞が一枚を取った。
そこに書かれていたのは――。
SHI☆
「SHI☆……」
栞が読み上げる。
「高野栞の『Shi』をベースにした名前だ」
「最後に星がある」
美空が笑う。
「かわいい!」
栞も少し照れながらカードを見る。
「……私、これ好きかも」
「では決まりだな」
新社長が頷く。
高野栞――SHI☆。
次に美空。
カードには――。
MIKU♪
「MIKU♪!」
美空の表情が一気に明るくなる。
「そのまま美空の響きを残してる!」
「明るいお前には音符が似合うんじゃないか?」
康熙が言った。
「康熙コーチ、分かってる!」
「学校でその呼び方をするなよ」
「分かってます!」
森川美空――MIKU♪。
結菜がカードを取る。
YUNA◇
「YUNA……」
「結菜の名前から少し変えたものだ」
新社長が説明する。
「落ち着いていて五人をまとめられる君には、シンプルな名前が合うと思った」
結菜はカードを見つめる。
「YUNA◇……いいかも」
美空が横から覗き込む。
「結菜っぽい!」
「そう?」
「うん!」
山本結菜――YUNA◇。
美羽のカード。
MII♡
「MII♡?」
「美羽の『Mi』から取った」
「ハート付いてる!」
莉央奈が笑う。
「美羽に合ってるじゃん」
「ちょっと恥ずかしいけど……」
美羽はカードを胸元に持っていく。
「でも、かわいい」
荒木美羽――MII♡。
最後に莉央奈。
「私だけ残った」
カードを裏返す。
そこに書かれていた名前は――。
LiZ☆
「……え?」
莉央奈の動きが止まった。
美空たちも驚く。
「LiZ☆?」
莉央奈はモニターを見る。
そこには初代メンバーの一人――LIZ☆。
「初代にもLIZ☆って人いるじゃん!」
「まったく同じではない」
新社長が答える。
「初代は大文字表記のLIZ☆。君は――」
モニターに二つの名前が並ぶ。
LIZ☆
そして、
LiZ☆
小文字の「i」が入った、新しい表記。
莉央奈は不思議そうに見つめた。
「でも、なんで私だけ初代とこんなに似てるの?」
その質問に、新社長と康熙が一瞬だけ視線を合わせた。
本当の理由。
莉央奈の母親――柴崎リオこそが、初代LIZ☆だから。
もちろん、それを話すことはできない。
「初代への敬意を込めた名前だ」
新社長が答えた。
「君の名前にも『リ』の響きがある。それに、この名前が一番似合うと思った」
「……そうなんだ」
莉央奈はもう一度カードを見る。
LiZ☆。
なぜだろう。
初めて見たはずなのに――。
妙にしっくりくる。
「私、これにする」
莉央奈が笑った。
「本当に?」
美羽が尋ねる。
「うん」
莉央奈はカードを胸の前に掲げる。
「今日から私、LiZ☆!」
こうして――。
二代目シークレットガールズ五人のステージネームが決まった。
SHI☆――高野栞。
MIKU♪――森川美空。
YUNA◇――山本結菜。
MII♡――荒木美羽。
LiZ☆――柴崎莉央奈。
五人はまだ知らない。
その名前の向こう側に、二十五年前の母親たちの青春があることを。
◇◇◇
翌朝。
学校。
「おはよう、莉央奈!」
「おはよう、琴音」
いつも通りの朝だった。
教室に入れば、柴崎莉央奈はただの中学生。
LiZ☆ではない。
「おはよう」
陽向が莉央奈を見る。
「おはよう」
「今日も放課後、用事?」
「……うん」
「また?」
「また」
陽向の眉が動いた。
ここ数日、莉央奈は放課後になると決まって学校から早く帰ってしまう。
以前なら陽向、琴音、莉央奈の三人で帰ることも珍しくなかった。
「最近多くない?」
琴音も尋ねる。
「ちょっとね」
「何してるの?」
「それは……」
莉央奈は言葉に詰まった。
言えない。
自分が二代目シークレットガールズのLiZ☆としてレッスンしているなんて。
「家の用事」
陽向が莉央奈を見る。
「またそれ?」
「本当だって」
「お前、家の用事って言えば全部誤魔化せると思ってない?」
「思ってない!」
「じゃあ何?」
「だから家の用事!」
琴音が苦笑する。
「陽向、その辺にしておきなよ」
「でも絶対何か隠してる」
莉央奈の胸がドキッとする。
「隠してない!」
「声でかい」
「陽向が変なこと言うからでしょ!」
二人のやり取りを琴音が笑って見ている。
いつも通りの三人。
それなのに莉央奈だけが、二人には話せない大きな秘密を持ってしまった。
◇◇◇
「結菜」
水瀬颯真が声を掛けた。
「おはよう」
「おはよう、颯真」
「今日こそ一緒に帰れる?」
結菜の表情が曇った。
「ごめん……今日も」
「そっか」
颯真は笑ってくれた。
「最近忙しいな」
「うん」
「何か始めた?」
「え?」
「部活とか習い事とか」
「……そんな感じ」
嘘ではない。
だが本当でもない。
「落ち着いたら教えて」
「うん」
結菜は心の中で呟く。
――ごめんね、颯真。
あなたの彼女は今日も放課後、YUNA◇になる。
でも――それだけは言えない。
◇◇◇
一方、美空も同じだった。
「今日も駄目?」
悠斗が尋ねる。
「ごめん!」
「三日連続」
「数えないでよ」
「だって彼女と全然帰れないんだけど」
「本当にごめんって!」
美空が手を合わせる。
悠斗は笑った。
「冗談だよ」
「え?」
「美空が何か頑張ってるならいい」
「悠斗……」
「ただし」
「なに?」
「落ち着いたらデート」
「うん!」
美空は笑顔で頷く。
だが心の中では複雑だった。
――私がMIKU♪だって知ったら、どんな顔するんだろう。
◇◇◇
一時間目。
歴史。
「では、昨日の続きを始める」
崇道康熙が教壇に立つ。
五人にとって、ここにいる康熙は「歴史教師」。
放課後の厳しいコーチではない。
「森川」
「はい!」
美空が勢いよく立ち上がる。
「この人物が行った政策は?」
「えっと……」
美空が固まる。
「……ダンス……」
康熙の眉が動いた。
教室が静かになる。
「今、何と言った?」
「な、なんでもありません!」
結菜が隣で顔を伏せる。
莉央奈は笑いを堪えている。
「森川」
「はい」
「教科書百二十四ページを読め」
「はい……」
美空が座る。
小声で結菜が言った。
「危ないよ」
「昨日の振り付け考えてた……」
「授業中は忘れなさい」
「無理だよぉ」
康熙は聞こえていたが、何も言わなかった。
学校では普通の教師。
それがルールだからだ。
◇◇◇
歴史の授業終了。
康熙が教室を出ようとした時。
「崇道先生」
宍戸美和がやってきた。
「次、この教室ですよね?」
「はい」
「お疲れさまです」
「ありがとうございます」
ごく普通の会話。
美和が教室へ入り、康熙が出ていく。
早川翔太が友達に小声で言った。
「崇道先生と宍戸先生って、なんか正反対だよな」
「何が?」
「崇道先生は落ち着いてて、宍戸先生は明るい」
西野彩花も笑う。
「確かに」
「意外とお似合いだったりして」
「ないない」
生徒たちが笑う。
美和は聞こえていたが、何も言わない。
二人が本当に婚約しているなど――。
この時点で一般の生徒たちは誰一人として知らなかった。
◇◇◇
放課後。
五人は一斉には学校を出ない。
最初に栞。
十分後に美羽。
さらに時間を空けて結菜。
美空。
最後が莉央奈。
「莉央奈」
校門へ向かおうとした莉央奈を陽向が呼び止めた。
「何?」
「今日も一人?」
「うん」
「俺も途中まで行く」
「駄目!」
思わず強く言ってしまった。
陽向が驚く。
「……なんで?」
「えっと……」
莉央奈は焦る。
芸能事務所まで付いてこられたら終わりだ。
「本当に一人で行かなきゃいけないの」
「莉央奈」
琴音も心配そうに近づく。
「変なことに巻き込まれてないよね?」
「違う!」
莉央奈は即答した。
「危ないことじゃないから」
「本当?」
「本当」
二人を見る。
「今は話せない。でも……心配しないで」
陽向はしばらく莉央奈を見つめる。
「分かった」
「陽向……」
「ただし、困ったことがあったら言えよ」
琴音も頷く。
「私にもね」
莉央奈は笑った。
「うん」
そして二人に背を向ける。
胸が痛かった。
大切な幼馴染だからこそ――。
秘密にするのが苦しかった。
◇◇◇
芸能事務所。
「遅いぞ、LiZ☆」
レッスン室へ入った瞬間、康熙が言った。
莉央奈が立ち止まる。
「……あ」
一瞬、自分が呼ばれたことに気づかなかった。
「私か!」
美空が笑う。
「まだ慣れてないんだ」
「MIKU♪だって慣れてないでしょ」
「私はもう完璧!」
康熙が手を叩く。
「そこまで」
五人が並ぶ。
康熙は一人ずつを見る。
「ここからは本名で呼ばない」
五人の表情が変わる。
「SHI☆」
「はい」
「MIKU♪」
「はい!」
「YUNA◇」
「はい」
「MII♡」
「はい!」
「LiZ☆」
「はい!」
「いいか」
康熙が五人を見る。
「学校の自分と、ここにいる自分を切り替えろ」
鏡の前に五人が並ぶ。
「学校を出た瞬間から、君たちは二代目シークレットガールズだ」
音楽が流れた。
「位置について」
五人が構える。
「五、六、七、八!」
ダンスが始まる。
以前より揃っている。
SHI☆が周囲を見ながら動く。
MIKU♪が持ち前の明るさで踊る。
YUNA◇が五人のバランスを取る。
MII♡が必死に振り付けを追う。
そしてLiZ☆が中央でターンする。
「ストップ」
音楽が止まった。
「LiZ☆」
「はい」
「今のターン、もう一度」
「私?」
「ああ」
莉央奈が位置につく。
ターン。
康熙がじっと見る。
「……もう一回」
ターン。
「もう一回」
「何回やるの!?」
「できるまでだ」
「厳しい!」
再びターン。
少しずつ形が整っていく。
「今のだ」
「え?」
「忘れるな」
LiZ☆は自分の姿を鏡で見る。
「……できた」
自然と笑顔になる。
「できた!」
四人も拍手する。
「やったじゃん!」
MIKU♪が抱きつく。
「ちょ、美空――」
言いかけて止まる。
「MIKU♪!」
「そうだった!」
五人が笑った。
康熙も小さく笑う。
少しずつ。
本当に少しずつ。
五人は「シークレットガールズ」になり始めていた。
◇◇◇
レッスン後。
五人は床に座っていた。
「ねえ」
MII♡が壁の初代シークレットガールズの写真を見る。
「私たちもいつか、こんなふうになるのかな」
MIKU♪も写真を見る。
「人気者?」
「うん」
YUNA◇が言う。
「まだデビューすらしてないよ」
「夢くらい見てもいいじゃん!」
SHI☆が静かに写真を見る。
そしてLiZ☆は――。
やはり初代LIZ☆を見つめていた。
「……LiZ☆」
YUNA◇が呼ぶ。
「何?」
「また見てる」
「え?」
「初代のLIZ☆」
「あ……」
莉央奈は少し照れた。
「なんか気になるんだよね」
「同じような名前だから?」
「それもあるけど……」
写真へ近づく。
「本当に、誰かに似てる」
その言葉を、入口にいた康熙が聞いていた。
しかし何も言わない。
LiZ☆はまだ気づいていない。
写真の少女が――。
毎朝、自分を起こしてくれる母親であることに。
◇◇◇
その夜。
柴崎家。
「ただいまー」
「おかえり」
リオがキッチンから顔を出す。
「遅かったね」
「ちょっと用事」
「そう」
莉央奈は母親を見る。
じーっ。
「……何?」
「お母さん」
「なに?」
「昔の写真見せて」
リオの表情が固まった。
「え?」
「中学生くらいの」
「どうして急に?」
「なんとなく」
「今日はもう遅いから今度ね」
「あるんでしょ?」
「あるけど」
「見たい!」
「また今度!」
リオは慌ててキッチンへ戻った。
莉央奈は首を傾げる。
「……怪しい」
リオは背中を向けたまま苦笑する。
――危ない、危ない。
昔の写真の中には、当然LIZ☆時代のものもある。
今見せるわけにはいかない。
◇◇◇
同じ頃。
森川家。
「お母さん!」
「なに?」
「MIKUって名前どう思う?」
未紀の動きが止まった。
「……急に何?」
「なんとなく!」
山本家。
「お母さんって昔、ダンスしたことある?」
「えっ!?」
麻子が思わず大きな声を出した。
荒木家。
「お母さん、BEEってアイドル知ってる?」
「ぶっ!」
まやが飲んでいたお茶でむせた。
高野家。
「お母さん」
「なに?」
「EYEって人、知ってる?」
愛が数秒固まった。
「……昔のアイドルでしょ?」
「やっぱり知ってるんだ」
「有名だったからね」
娘たちは何も知らない。
ただ偶然、初代シークレットガールズに興味を持ち始めただけ。
しかし母親たちにとっては――。
心臓に悪すぎる質問だった。
◇◇◇
翌日。
昼休み。
「最近さ」
早川翔太が言った。
「高野、森川、山本、荒木、柴崎って放課後すぐいなくならない?」
五人の動きが止まった。
西野彩花が頷く。
「確かに」
桐生直樹も言う。
「しかもほぼ同じ時期から」
「何かやってる?」
翔太が尋ねる。
「な、何も!」
MIKU♪――ではなく、学校では森川美空が即答した。
「声でかい」
莉央奈が小声で言う。
「怪しい」
翔太が笑う。
結菜が冷静に答えた。
「たまたまだよ」
「本当に?」
「本当」
桐生は五人を静かに見ていた。
何かある。
だが証拠はない。
その時。
教室の前を康熙が通った。
五人と一瞬だけ目が合う。
康熙は何事もなかったように通り過ぎる。
五人も反応しない。
学校では――。
高野栞。
森川美空。
山本結菜。
荒木美羽。
柴崎莉央奈。
どこにでもいる普通の中学生。
だが放課後になれば――。
SHI☆。
MIKU♪。
YUNA◇。
MII♡。
LiZ☆。
二代目シークレットガールズ。
五人の二重生活は、まだ始まったばかり。
そしてクラスメイトたちも、少しずつ五人の変化に気づき始めていた。
母親たちが二十五年前に守り抜いた秘密。
今度は娘たちが――。
同じように、その「シークレット」を守る番だった。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
第3話では、二代目シークレットガールズ五人のステージネームが決まりました。
SHI☆、MIKU♪、YUNA◇、MII♡、LiZ☆。
学校を出れば本名ではなく、この五つの名前で呼び合うことになります。
特に注目したいのが、柴崎莉央奈の「LiZ☆」。
二十五年前の初代メンバー・LIZ☆と非常によく似た名前を受け継ぐことになりました。
しかし莉央奈はまだ知りません。
自分が気になって仕方のない初代LIZ☆こそ、毎日同じ家で暮らしている母・柴崎リオ本人だということを――。
そして他の四人も同じです。
SHI☆となった栞。
MIKU♪となった美空。
YUNA◇となった結菜。
MII♡となった美羽。
五人が初代シークレットガールズについて調べたり、母親へ何気ない質問をしたりするたび、二十五年前の秘密へ少しずつ近づいています。
一方、学校でも変化が起こり始めました。
「五人とも最近、放課後すぐにいなくなる」
クラスメイトたちが、五人の行動を不思議に思い始めています。
特に莉央奈を幼い頃から知っている陽向と琴音には、いつまでも「家の用事」だけで隠し通せるとは限りません。
恋人に秘密を抱える結菜と美空も同じ。
二代目シークレットガールズになるということは、歌やダンスを覚えるだけではなく、大切な人たちに秘密を持ち続けなければならないということでもあります。
それは二十五年前、母親たちも経験した道。
娘たちは知らないまま、少しずつ母親たちと同じ青春を歩き始めています。
次回、第4話。
「初めてのステージ――二代目、デビュー!」
SHI☆、MIKU♪、YUNA◇、MII♡、LiZ☆。
ついに五人が、二代目シークレットガールズとして初めて観客の前へ――。
そして客席には、誰にも正体を明かすことなく娘たちを見守るEYE、MORM、YAH、BEE、LIZ☆――初代シークレットガールズの五人の姿も。
二十五年前にステージに立っていた母親たちは、自分たちと同じ場所へ踏み出した娘たちを見て、何を思うのでしょうか。
母から娘へ――。
シークレットガールズの新しいステージが、いよいよ始まります。




