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神のペット  作者: 森羅 白夜
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第九話:飢餓の痛み

二百キロメートル先、未知の原始雨林の奥深くでは、酷烈な白昼の真っ只中であった。


40%に近い酸素濃度の触媒の下、この機械文明に決して染められたことのない森林は、まさに名実ともに緑の地獄であった。高さ百メートルに及ぶ巨型の鱗木と変種ベイスギが天を遮り、水桶ほど太い気生根が半空から垂れ下り、無数の森然たる巨蟒が絡み合って網を成したようであった。林間には一年中晴れることのない淡黄色の瘴気が漂い、それは高濃度の腐植質と巨大菌類の胞子が混ざり合った産物であった。


アホは枯死した巨杉の樹洞の中に身を丸め、巨大な軀は制御できずに激しく震えていた。


彼が雷暴の中で神経リングを断ち切ってから、すでに四日が過ぎていた。


このときの彼は、ネオ・オリ城の大通りを巡行していたときの体裁のよさはとうになかった。カシが丁寧に縫い上げたあの深灰色の羊毛マントは、すでに棘に引き裂かれてぼろ布となり、泥と血の痂だらけの古銅色の背中に引っかかっていた。うなじの、鉄木に無理やり抉り開けられた傷口は血こそ止まっていたが、かつてめくれ上がった皮肉と骨髄まで達する引き裂かれるような痛みのために、今もなお触れることができなかった。


しかし、外傷よりも恐ろしいのは、体内で起きていた二重の嵐であった。

第一の嵐は「禁断症状」であった。


整整十年の間、アホが毎日摂取する甘ペーストには高濃度の脳下垂体鈍化酵素と三型神経鎮静ペプチドが含まれていた。この外因性の化学的枷が四日間絶たれた後、強引に抑制され続けてきた彼の脳の前頭葉は、極度に酸素の濃い血液に洗われながら、ほとんど狂暴なほどの代償性発育を開始した!


「う……うう……」


アホは両手で自分の大きな頭を死に物狂いで抱え、爪が乱れた黒い巻き毛の奥深くに食い込んだ。彼は頭蓋の中で何千何万もの焼けた鉄のアリが狂ったように齧っているように感じ、無数の見知らぬ鋭い感覚の断片――葉の腐る酸っぱい臭い、自分の傷口が化膿する生甘い匂い、遠くの巨獣の咆哮の低周波の振動――は、もはや薬物にぼやかされ濾過されることなく、鋭い氷の錐のように生々しく彼の意識の奥へ突き刺さった。


第二の嵐は飢餓であった。


胃袋は絞り乾かされた破れた皮袋のように腹腔の中で雷鳴のような痙攣と絞痛を繰り返した。五メートル二の巨大な肉体は、摂氏三十七度の体温を維持するために毎日膨大なカロリーを消費しなければならなかった。


極度の空腹感に駆り立てられ、家畜ペットの条件反射が優位に立った。


アホはどうにか樹洞から這い出し、巨大な青斑シダの生い茂る泥地に跪いた。


彼は頭を上げ、誰もいない鬱蒼たる樹冠に向けて、乾いてひび割れた唇を開き、喉の奥からかつて裏庭で餌を求めていたときの声を発した。


「ふう……ほぉ……ふうほぉ……」


彼の声は嗄れて弱々しかった。彼は習慣的に自分の分厚く粗い右の手のひらを広げ、胸の前に平らに掲げ、濁った茶色の目でぼんやりと四方を見回し、あの白い微小な姿が手のひらに踏み乗るのを待ち、あのバニラ味の甘ペーストで満たされた四十リットルの金属の大桶が天から降ってくるのを待った。


一分が過ぎた。十分が過ぎた。


清らかな真鍮の鈴の音もなく、聞き慣れた合成音声もなかった。金属の鋭い歯を持つ、体長半メートルを超える巨大なヤスデが腐葉の下から這い出し、彼の広げた手のひらを這い越え、粗い掌紋の上に冷たく生臭い粘液を一筋残しただけだった。


アホの腕はついに支えきれず、泥水の中へ重々しく叩きつけられた。


餌の盆はない。この認識は重い槌の一撃のように、彼の脳裏に残っていた最後の温室の幻を打ち砕いた。


胃の焼けるような感覚に迫られ、彼は頭を下げ、本物の野獣のように泥地の中で手当たり次第に掻きむしった。彼は一掴みの翠緑のシダの葉を口に詰め込んで大口に咀嚼したが、次の瞬間、極度の苦みと刺激的な植物アルカロイドが彼を激しく嘔吐させ、吐き出したのは酸っぱい黄緑色の胆汁だけだった。


ちょうど彼が泥水の中で苦しげに空嘔吐を繰り返していた、そのとき、頭上から鈍く規則的な空を切る音が掠めた。


アホは無意識に身を縮め、密な枝葉の隙間を通して上を見上げた。


林冠から斜めに突き出し、十数メートル隆起した玄武岩の台の上に、体長十六メートルほどの奇異な生物がとぐろを巻いていた。それには哺乳類の毛はなく、全身は青銅を鋳造したような暗緑色の菱形の鱗で覆われ、背脊には放熱と磁場感知のための骨質の背びれが一列に生え、強健な後肢はティラノサウルスのように太く、前肢は五本のしなやかで細長い、鋭い鉤爪を持つ指骨へと進化していた。


これは当年、機械の先祖が炭素・酸素循環のバランスを取るために復活させた古代爬虫類の末裔であったが、数十万年にわたる高酸素と高放射線の触媒の下、その体格は恐竜級に膨れ上がっただけでなく、分厚い骨板に覆われた頭蓋は異常なほど巨大だった。


アホを最も心悸させたのは、この巨大な鱗獣の目であった。


その縦瞳は琥珀色で、その中には普通の野獣の狂乱と嗜血はなく、むしろ身の毛もよだつほど冷静で見定めるような色が漂っていた。それは前脚でサッカーボールほどの大きさの堅い鉄木の実を掴み、ある古い力学の技を真似て、実を岩の台の縁から正確に投げ落とし、十数メートルの落差を利用して下の花崗岩の尖った角に叩きつけた!


「パキッ!」


鉄のように堅い実の殻は音を立てて砕け、中から脂の豊かな乳白色の実の核が露わになった。


鱗獣は岩の台の下の急斜面を落ち着いて滑り降り、四肢が地面に触れたときわずかに沈み込み、大半の衝撃を逃がし、分厚い肉球はほとんど音を立てなかった。それは細長い前脚で実の核を拾って口に放り込み、続いて頭を回し、琥珀色の縦瞳で静かに樹洞の中のアホを一瞥した。


それは傷口の生臭い匂いを放つこの弱った巨人を攻撃することはなく、ただ鼻孔から硫黄の匂いのする熱気を二筋噴き出し、喉から極めてリズムのある、あたかも何らかの原始的な音節のような低いゴロゴロという音を発し、続いて一跳びで密林の奥へ跳び込み、姿を消した。


アホはぼんやりと打ち砕かれた実の殻の残骸を見つめ、それから実の肉の汁に染まったあの花崗岩の尖った石を見た。


激しく再構築されつつある彼の脳の奥深くで、本来まったく無関係だった二本の神経シナプスが、飢餓と模倣本能の触媒の下で激しくぶつかり合い、長夜を切り裂く電火花を迸らせた!


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