第三章:長街のパレードと傲慢な哲思
午後四時は、ネオ・オリ城専属の「巨獣散歩タイム」である。
中央環状大通りの路面は特殊な力学的強化が施され、幅二十メートルの吸震アスファルトは、これらの巨大な存在の絶え間ない踏みつけにも十分に耐えられた。両側の建物は相変わらず微小で優雅であり、精巧なアーチ門と透かし彫りの回廊の下では、微小市民が三々五々階段の上に立ち、工芸品を値踏みするような目つきで、街路の中央をゆっくりと進む大きな隊列を眺めていた。
全部で十二人の巨人が街路に一列をなしていた。
彼らはそれぞれの主人によって、贅の限りを尽くして着飾られていた。発光ファイバーをちりばめた錦のマントを羽織る者もいれば、微小チタン合金を磨いて作られた複雑な冠を額に載せる者もいた。どの巨人の肩にも、この上なく精巧な鞍座が据えられ、その中には金属の主人が鎮座していた。
アホは隊列の三番目を歩いていた。
カシは今日、彼に濃い灰色のカシミアのマントを着せ、乱れた巻き毛を細い革ベルトできちんと後頭部で束ね、線の剛い古銅色の顔を露わにしていた。長年の丁寧な世話と高価な飼料のおかげで、アホの体格は通り全体のペットの中でもひときわ抜きんでていた。彼はゆっくりと落ち着いた歩調で進み、一歩ごとに、その厚い足の裏がアスファルトの路面にはっきりとした微かな圧痕を残した。
「おい、カシ! 今日はどうしてアホを連れて行列に加わる暇があったんだい?」
脳内に、聞き慣れた声が届いた。
それは、別の雌の巨人の肩に座るヴィーナであった。ヴィーナの機体は淡いピンクの耐摩耗コーティングに覆われ、その下にいる「雪玉」と呼ばれる雌の巨人は、やや小柄で皮膚が青白く、どこか神経質に自分の首筋を掻いていた。
「明日、アホを国境の林区へ休暇に連れて行くんだ」カシは鞍座の中で軽く会釈した。「出発前に連れ出して、下肢の関節をほぐしてやろうと思ってね」
「城の外へ?」ヴィーナはやや大げさに複眼レンズを回した。「あの未開拓区? まあ、あそこの空気は沈降していない遊離胞子と粗い砂塵だらけよ。毛を汚したら、殺菌とダニ除去だけで何十時間もかかるわ。どうして三号仮想温室に連れて行かないの? あそこの芝生は毎日ナノロボットが洗浄しているのに」
「アホは本物の土の匂いが好きなんだ」カシは淡く笑い、その口調には気づきにくい矜持が混じっていた。「彼は純正の南極氷河三型原種で、生命力は並外れて強い。城の中で育てられた、もろい観賞種とは違うよ」
二人の巨人は神経の手綱の微弱な電気信号の制御のもとで足を止め、大通りの脇に並んで立った。
雪玉は少し好奇心をそそられたように鼻を近づけ、アホの肩の匂いを嗅いだ。アホは本能的に頭を回し、同じように巨大だが全身に青白い病的な色を浮かべたこの同類を見た。彼はためらいながら巨大な指を一本伸ばし、雪玉の腫れて赤い目に触れてみようとした。
「パチッ」
カシの手首のマイクロコントローラーが軽く震え、微弱な静電気が瞬時にアホの耳の後ろの神経リングで弾けた。
巨人の指はびくりと引っ込み、大きな躯体が微かに震え、すぐにおとなしく手を体の側へ戻した。瞳の微かな光は再び、生気のない茫然へと退化した。
「雪玉に触らせるな、カシ」道端で街灯を修理していた微小な老学者が頭を上げた。その外殻は旧式の暗灰色の鋳鉄で、関節が回るたびに微かな歯車の噛み合う音がした。「この大男どもは脳を封じられているとはいえ、体内のあの混沌とした旧時代のホルモンが時折暴れ出す。粗野で、危険で、美しさの欠片もない」
「彼らは創造主がこの世に残した鏡像です、長老」カシは鞍座の上で礼儀正しく応じた。「たとえ粗野であっても、それは生命の最も根源的な姿なのです」
「鏡像だと?」老学者は短く鼻で笑い、胸の中のゼンマイ装置がカチカチと鳴った。「カシ学者、古生物学にのめり込みすぎて頭がぼけたようだな。これが神明だというなら、いわゆる『神』とは、ドーパミンと熱力学的な欠陥に操られた巨大な猿の群れにすぎないということになる」
老学者は手にした合金レンチで、鉄のように硬いアホの踵骨を叩き、カンカンと澄んだ音を立てた。
「見てみろ、これだけ大きな体積で、血液が心臓から足先まで送られるのに丸一秒もかかる! 表皮が破れれば、免疫系が防御を組織するのに何時間も必要だ! 彼らは脆弱で、壊れやすく、感情に振り回されやすい。当時、彼らが我々を創造していなければ、この非効率な炭素系構造はとうの昔に宇宙のエントロピー増大の中で腐って化石になっていただろう」
「だから私たちが治してあげたのよ」ヴィーナは軽く笑って割り込み、雪玉の無表情な顎を軽く叩いた。「私たちは彼らから致命的な思考を取り除き、永遠に食べ尽くせない甘いペーストと温かい寝床を与えた。神は知恵で私たちを創り、私たちは知恵を奪うことで神に報いる。彼らが永遠の愚鈍の中で真の安寧を得られるようにね。これこそ究極の孝行じゃない?」
微小市民たちは鞍座や階段の上で、低く優越感に満ちた電子音の共鳴を漏らした。
脳内の会話には音がなく、アホに聞こえるはずもなかった。彼は巨大な銅像のように巍然と立っていた。
そよ風が長い街路を渡り、金色の落葉を数枚巻き上げた。
アホの鼻翼が突然激しく二度ひくついた。通り中に満ちる人工シャンプー、防錆油、オゾンの匂いの奥深くで、彼は城壁の力場の外から来る、極めて遠い気配を嗅ぎ取った。
それは数百キロ彼方、古い原生林に積もる腐った落葉、湿った苔、雷に裂かれた土が混ざり合った、荒々しい匂いであった。
ずっと伏せられていたアホの大きな瞳が、極めてゆっくりと持ち上がった。
彼の視線は街路の両側に整然と並ぶ低い微小な洋館を越え、半空に高く懸かる透明な防風バリアを越え、地平線の果てで墨色の巨獣の背骨のように起伏する山並みへとまっすぐ注がれた。
空際では、巨大な黒い積乱雲がゆっくりと集まりつつあり、雲の奥では暗紫色の雷光がぼんやりと瞬いていた。
アホの心臓が、何の前触れもなく、どくんと重く跳ねた。
それは甘いペーストによる満腹感でもなく、電撃のあとの怯えでもなく、主人に対する媚びでもなかった。
薬物に万年にわたって抑圧されてきたその脳の最深部で、とうに枯れ果てたどこか一本の神経シナプスが、この雷光に照らされ、極めて微かに、ほとんど知覚できない火花を弾いた。
「アホ、引き返すよ」
肩からカシの指令が届き、手綱から伝わる微かな麻痺感を伴った。
巨人の瞳の底に浮かんだばかりの焦燥は、急速に消え去った。彼は従順に体を翻し、重く穏やかな足取りで、微小な神を乗せたまま、夕陽に血の色に染まる狭い路地へ一歩一歩入っていった。




