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P8-13 討伐までの道のり――終わりの鐘――

 更新しました。

 10月30日


 十字架が、グレイトフォレスティアに突き刺さる。

 それは、グレイトフォレスティアの墓標となった。

 グレイトフォレスティアを動かしていたコアは、粉々になり、黒いオーラだけがその死体を囲んでいた。

 一瞬の沈黙とそして――


「よっしゃァァァァァ!」


 歓声が巻き起こる。

 俺は、頬に付いた泥を拭い、静かに微笑む。


 生き残れたものからすれば、嬉しいだろう。

 しかし、この戦いで命を落としたものもいる。

 だから、素直に喜べない。

 仲間を失ったものは、その亡骸を探し、一人になってしまった人は、悲しく地面に膝を落とす。

 犠牲なくして大義なし。

 この言葉を悲しみに明け暮れている人には言えない。言えるわけがない。


 それでも、俺は、近寄ってきた仲間には――

 涙を浮かべず、ただ笑顔を見せた。


  *

 俺は、ギルドにて叙勲を受けた後、すぐに俺たちの屋敷まで戻った。

 そこには、3人の姿が。


「叙勲おめでとう」

「気に食わない……」

「全然見せ場がなかった……」


 いつも通りの烏合の衆。

 けど、これが一番だ。


「ただいま」


 街にある大きな鐘が、勝利の音を奏でていた。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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