表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
11/33

P.4-4 俺の強さ、わかったかな?

 頑張ってます。

 次も、明日更新したいです。

 

 10月26日

 この日、いろいろありすぎろ。


 そんなわけで、俺は今、ギルドで受けた依頼、ツインヘッドドラゴンの討伐。

 そのツインヘッドドラゴンの巣の前に立ち尽くしている。

 いや、なんの意味もなく立ち尽くしているわけじゃないぞ?

 それは、俺を睨み付けている、目の前の人物に理由がある。

 目の前の人物、その人物とは、エルドラド王国軍副団長、エレナ=リアドレンだ。

 こいつ、いや、こいつら、エルドラド王国軍の奴らとツインヘッドドラゴンの討伐で、いざこざが起きて、勝負することになっちまった。

 まぁ、このエレナ様が頭が硬いせいだけども。

 というわけで、戦闘開始ですかね。


「武器も魔法もありです。私は、手加減しますけど、あなたは、手加減なしでもいいですよ?」


 このやろう。

 俺を完全に下だと思ってやがる。

 俺が本気出したら、マジでここら一帯、焼け野原だぞ!


「じゃ、30秒以内に終わらせますよ」

「やってみてくださいね?」


 俺とエレナの間にいる軍の兵士が、右手を高く上げる。

 そして、高く上げた右手を下げた。

 戦闘開始だぜ!


  *


 話は、1時間前に(さかのぼ)

 俺の敏捷力で行けば、半日かかる道など、1時間もかからず走れるだろう。

 実際、1時間弱で走破した。

 しかし、俺は、さらに速く走れただろう。

 そう確信する理由がある。

 それは、俺が走りながら、魔法解説書を読んでいたからだ。

 魔法解説書とは、(受付のお姉さん談)魔法の発動に必要な、スペリングの文と、発動するための合図が書いてあるものだ。

 ここからは、ギルドでの、お姉さんとの会話だ。


「魔法っていうのは、スペリングに必要な文が、長ければ、長いほど、威力や特殊性に優れているものなの」


 現在、魔法についての簡単な授業を受けています。


「それで、魔法の一番、弱くて、簡単な魔法やるわよ。私は、2属性しかないから、あとのは、自分で頑張って」


 無責任だなぁ。


「じゃあ、火属性から」


『弱き炎 フレア!』


 お姉さんの手のすぐそばに小さな魔法陣が浮かび上がる。

 その魔法陣から、ライターの火を少し大きくした程度の炎が上がる。


「こんな感じに、簡単な魔法は、ほとんど役に立たないわ」


 このとき、『弱き炎』が、スペリング文で、発動合図が、『フレア』なのだろう。


「ありがとうございます。それさえわかれば十分です」


 俺は、すぐさま立ち上がり、依頼に行こうとする。

 しかし、


「最後に、ギルドで貸し出ししてる、魔法解説書持ってて。役に立つと思う」

「ありがとうございます」


 短く礼を言い、解説書を受け取る。

 その魔法解説書を読みながら、走ってきたため、遅くなったのだと思っている。

 良い子は絶対に真似しないでね。

 最近、歩きスマホが横行してると思わない?

 あれ、ちょームカつくんですけど。

 その話は、いいとして、俺は、魔法解説書のおかげで、魔法が使えるようになった。


  *


 話は、現在に戻り、戦闘開始だ。

 俺の戦略は3つ。


1.剣王の証明(ソード・マスター)使って、剣技で倒す。

2.スキル使いまくって、実力差をわからせる。

3.俺の考えた、必殺技で倒す。


 ……3以外ないな。

 2とか、最低な野郎じゃねぇか。

 さて、俺の必殺技見せてやろう。

 え? 見なくていい、だって?

 そう言うなよ。


 俺は、開始と同時に、敏捷力を生かし、距離を詰める。

 しかし、直接攻撃をするつもりはない。

 俺は、魔法解説書のなかで、一つの術を見つけた。

 それがこれ。


(いかづち)の針 麻痺なる力を備え 数の力で 敵を射ぬけ パラライズスピア!』


 そう唱えると、かざした手の前に、黄色く光る魔法陣が浮かぶ。

 その魔法陣から、電気を迸らせる、小さな針が数十本現れる。

 その矢は、俺の手のかざす方向、つまり、エレナへ向かう。

 しかし、そこで終わらない。


継続斉唱(コンテスペリング)!』


 継続斉唱(コンテスペリング)とは、魔法を斉唱=スペリングした状態を保つことが出来る、高等技術。

 これをすると、例えば、発動時間が2秒の火属性魔法を使うとする。その状態で、継続斉唱を使うと、その火属性魔法が、発動した状態が維持出来る。

 簡単に言えば、炎が放出され続ける、というわけだ。

 今回の場合、パラライズスピアの麻痺針が、永続的に出るわけだ。


「なっ……」


 さらに言えば、雷属性魔法の優れた点は、発動するまでの時間の短さと、その速度。さらに、雷属性だけにある、貫通力がある。

 たとえ、鎧を着ていようが、貫通するだろう。

 俺はそのまま、エレナの周りを一周。

 そして、もとの位置に戻ったときには、彼女の鎧には、無数の針。


「終わりだ。この必殺技、名を、蜂の竜巻(ハーネット・タイフーン)としよう」


 厨二病発言、キタァァァァ!

 自分で言うのもなんだけど。

 エレナは、全身にパラライズスピアを食らい、動けなくなっている。


「これで、いいだろ?」


 俺は、ニヤリと口を歪ませ、言った。

 その場にいた者は、黙りこくったままだ。


「沈黙は、無言の肯定だな」


 俺は晴れて、ツインヘッドドラゴンを討伐出来ることになった。


 最後まで読んでいただきありがとうございます。

 次回、遂に対決! ツインヘッドドラゴン

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ