P.4-3 ギルド初仕事なんだけど……
ヤバい、続き書けない。
今回、長めです。
10月26日
補足
異世界も、現実世界と同じ日付。
ただし、時差がある。
俺は、ギルドに入った。
現実世界風に言うなら、会員登録をした、という感じだろうか。
これから、初の仕事だ! なんて思っていたが、受付のお姉さんが、
「武器を装備してください!」
なんて言うから、ギルドの貸し出し武器を借りた。
おいおい、マジでTSU○AYAなんじゃね?
まぁ、そんなことは置いておいて、俺の借りた武器の話をしよう。
俺の借りた武器は、刀身約40センチ、柄も加えて20センチくらいの短剣。
が、二刀=双剣。
そんな訳で、双剣を借りた。
よし、準備完了!
ようやく、仕事を受けられる。
だってさ、俺今、現実世界での服のまんまだから、この世界に馴染むように、新しい服が欲しい。
そのためにまず、金を稼ぐ。
なんか良い仕事ねぇかな~。
そんな気持ちで俺は、仕事の依頼書? が貼ってある掲示板を見ていた。
そんなとき、眼に留まったのが、
『ツインヘッドドラゴンの討伐 危険度A』
この依頼。
そして、その依頼書の下には、
『報酬 100000sd+ツインヘッドドラゴンのドロップ品、«双竜剣 エルヒュドラ»』
と、ある。
マジで?
まさかの双剣がドロップ品?
これ運命だろ! ディスティニー!
すぐさま、受付に持っていき、依頼を受けようとした。
しかし、受付のお姉さんが、
「ツインヘッドドラゴンの討伐には、確か今日、エルドラド王国軍の人が行ったと思いますよ?」
「いや、そんな奴らより、早く討伐しますから!」
俺は、土下座して、死んでも自己責任ということで、依頼を受けられた。
*
というわけで、俺は今、エルヒュドラがいる洞窟の前までやって来た。
まだ、エルドラド王国軍は来ていないようだ。
エルドラドって。理想郷かっての。
ギルドの受付のお姉さんが、ここからだと歩いて半日程度かかる、と言われたが、俺はそれを1時間弱で走破した。
まぁ、俺の持つ、チートスキルのおかげとだ。
今回使ったのは、限界突破だ。
ただでさえ高いステータスをマックスまで上げる、というものだ。
それによって、俺の敏捷力は、999999999まで上がった。その状態で走ると、速い。
スゲー速い。
人間の速さじゃない。
まぁ、その話は終わりにしよう。
さあ、さっそく討伐始めますか。
て、そんなとき、
「そこのあなた、一体誰ですか?」
鳴り響く金属音。
ギギギ、という音が出てもおかしくない動きで、声の持ち主がいる方向に向く。
そこには、輝く紅い髪、その髪に対して蒼い瞳を持つ、美少女が立っていた。
それだけでない。
その後ろには、大勢の人がいた。
その体には、純白の鎧を身に付けている。
軍の連中だ……!
まさか追い付かれるとは……。
「え~と、ギルドの者ですが、なにか?」
いったん、しらを切る。
しかし、軍の話し掛けてきた美少女(美少女ってほどの年齢じゃなさそうだけど)は、追撃してきた。
「ふ~ん、ギルド、ね。あなた、聞いてない? 今日、私達がツインヘッドドラゴンを倒しにくるの」
あっ、やっぱりバレてるのね。
まぁ、好き好んでツインヘッドドラゴンとやらの巣の前にいないよね。
しかし、ここは知らなかった風を装うしかない。
「いえ、知りませんでしたよ?」
こいつらをどうにかしないと……討伐できないな。
「嘘、ですよね?」
ギクッ!
「まず、1人でツインヘッドドラゴンを倒しにくるのもおかしいし、」
ギクッ!
「ギルドの依頼は、誰が依頼を受けたかわかるはずなのに、昨日までなかったから」
ギクッ!
この人、キツいところ突いてくるなぁ~。
まぁ、ギルドの仕組み知らないし。
「まぁいいでしょ、そんなこと。俺、先行くので、俺が帰ってくるまで洞窟に入らないでくださいね~」
俺は、軍の奴らに背を向け、洞窟に歩いていく。
ガッ
ガッ?
その音は、さっきから話していた、紅い髪の美少女が、俺の肩を掴む音。
「なんですか~?」
俺は、肩を掴んだ真意を問いてみた。
まぁ、わかってるけど。
どーせ、こう言うんだろうな……
「1人で行く気!?」
ほら。
予想通り。
「もちろん。というか、俺の近くに仲間の姿見えます?」
見えませんよね~、こう続けた。
しかし、まだ納得してないのか、食い下がってくる。
「しかし、ツインヘッドドラゴンを1人で討伐できるはずが……」
「ない、ってか。いや、いけると思うよ? 俺、強いですから」
自信満々にそう告げたが、内心では、語尾に、多分、と付けたい。
実際、まだ実戦経験ないからね。
「そこまで言うなら、見せてください、あなたの実力。勝負です。エルドラド王国軍、副団長、この私、」
あぁ、この流れね。デシャぶるわ。
「エレナ=リアドレンが相手をします!」
あぁ、拒否権ない奴ね。
仕方ねぇ。
「仕方ねぇ、やってやるぜ。俺が勝ったら、先に巣に入るのは俺だ」
こうして、ツインヘッドドラゴンの前に、実戦が行われるのだった。
早く帰りたい……。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
明日も更新できるよう、頑張ります。




