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さぬき恋物語  作者: くろくまくん
第二章 オンラインゲームから現実へ

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淡路島から徳島、そして香川へ

無事パンケーキ屋さんに着き、


念願の、幸せのパンケーキをいただく。


二人のデートはまだまだこれからだ。



◯登場人物

凰太おうた

39歳

ゲーマー。兵庫県神戸市に住む。


さーちゃん、サエ

42歳 バツイチ子持ち。

香川県に住む。元は神戸市に住んでいたらしい。

「いただきまーす!」


 俺とさーちゃんは、それぞれのパンケーキをいただいた。彼女は注文したものからもわかるように割と定番商品が好きなようだ。あまり新商品というか、変わった商品は頼む勇気がでないらしい。でも、可愛らしいものは好きだそうだ。なんか女子だな〜。


「わっ! 酸っぱい!!」


 さーちゃんが頼んだ、名前なんだっけスカッシュは、中に色々な柑橘類かんきつるいがカットして入ってて見た目はすごくオシャレだったが、少し酸っぱかったようだ。俺の頼んだジンジャーエールは普通に美味しかった。


「あ、さーちゃん、酸っぱいの苦手なら俺のと交換する?俺どっちでも飲めるから」


「う〜……交換してもらってもいい? ごめんね〜、酸っぱいの全然ダメじゃないんやけど、これは酸っぱ過ぎて。わっ、このジンジャーエール美味しい!」


 俺は彼女の飲み物を交換して、パンケーキも半分ずつ分けあった。あぁ、俺ってなんか普通にデートしてる〜! めちゃくちゃ幸せだ……何度もいう、神様ありがとう!



◇ ◇ ◇



「ごちそうさま! 凄く美味しかったね〜、ホント来てよかったね」


「俺、こんなオシャレなパンケーキ屋さん来たの初めてやわ。あ、あっちの方に行ってみる?」


「うん、行ってみる」


 高台みたいなところに設置してあったブランコは、なんだかいだらそのまま飛んで行ってしまいそうで、少し危なげだった。まぁ落ちることはないんだろうけど。


 そして、海沿いの方にあった、幸せの階段は、海沿いから海のほうへ伸びていってて、その何段かある先に白い金属のドア枠が付けられていた。おそらくここに立って撮影とかをするということだろう。


「私、これは怖くて登れない……おーくん登ってみる? 私、写真撮ってあげる」


 ブランコもそうだったが、さーちゃんはこういう高いところとか、危ないところは苦手みたいだ。まぁ落ちたり、コケたりしたら危ないもんな。そりゃそうだ。


 俺は小さい時から割と公園とか、外遊びとかは好きだったから、割とこういう遊具みたいなのは平気である。中高生とか、大人になってからはすっかり外にも出歩かなくなって、すっかり体はなまっていたけど。


「よしっ、幸せの階段に登ってみるか〜!」


 俺は手すりのない、金属で出来た階段を、ゆっくりと一段ずつ登っていき、一番上にある白い枠のところに立った。綺麗なエメラルドブルーの海が見渡すことができて、めちゃくちゃ気持ちいい。


「おーくん、そのまま海のほう向いてみて〜」


「わかった〜」


 何枚か、さーちゃんが写真を撮ってくれた。


「ばっちりだよ〜」


 俺はゆっくりと幸せの階段を降りた。


「一緒に写真は撮ったりしなくていいの?」


「うん……一緒はちょっと恥ずかしい」


 そうか……まぁ無理して撮ることもないよね。俺はそれよりもさーちゃんが楽しんでくれてるのが嬉しかった。


「さーちゃん、このあとどうする? どこか行きたいところある?」


「んーと、ゆっくりドライブしよ?」


「お、ドライブいいね〜。このまま淡路島あわじしまの海沿いを走って行ってみよか?」


「うん、任せる」


 淡路島の道路は割と単純で、海沿いの道が島の両端に続いており、あとは真ん中の山の道。そして、高速道路は淡路島のほぼ真ん中を突っ切っている感じだった。せっかくなので、幸せのパンケーキのお店からの道なりで、海沿いの道を走ることにした。


 お昼を過ぎて、太陽がのぼると、まぁまぁ暑くなってきた。


「暑いやんね〜」


 さーちゃんは履いていたふにゃふにゃのスカート(マーメイドスカートというらしい)を太ももあたりまでたくしあげて、暑さを紛らわせていた。


「ちょ、ちょっと。さーちゃん足見えてるで…」


 俺は目のやり場に困った。運転しながらだから、もちろん直視はしてないんだけど。


「え、だってちょっと暑いんやもん……」


 さーちゃんは割と大胆な性格らしい。


「このまま、徳島とくしまの方に行って、外は暑いしカラオケとかでも行く?」


「あっ、うんうん、そうしよう。外暑いもんね~」


 俺は途中で高速に乗り、そのまま大鳴門橋おおなるときょうを渡って、徳島に上陸した。


 それから徳島のほうで高速を降り、街なかのカラオケボックスで少し涼んだ。さーちゃんはめちゃくちゃ歌が上手かった。


 聞くと、若い頃に夜の仕事をしていたらしく、歌はまぁまぁ得意だそうだ。夜の仕事……か。さーちゃんは今でも充分可愛い顔をしてるけども、若い頃なんて、もっとモテたんだろうな……


 夕方になってさーちゃんが俺に言う。


「一度家に帰って、子供にごはんだけ作ってあげないと。おーくんその間、車で待っといてもらっていい? ごめんね」


「あ、うんうん大丈夫やで。明日俺は休みやけど、さーちゃんは仕事?」


「実は……私も休み!」


 それはよかった。無理させて明日の仕事がしんどくなったら嫌だもんな。俺は彼女の案内のもと、徳島からまた高速に乗り、しばらく走った。


「私の家、香川の志度しどっていうとこにあるんよ。こんなところまで来たことないでしょ?」


 正直、全然道はわからなかった。割と単純な一本道の高速だったからわかりやすかったが、一人だったら迷ってしまいそうだ。


 さーちゃんの家は、志度のインターの近くの、小さな団地だった。


「ごめんね、ちょっと子供のご飯作ったり、ちょっと家のことして来てもいい? その後、夜のデートしよ」


 え。夜のデート。


 俺は急にドキドキしてきた。夜のデート、夜のデート。


「あっ、うん。大丈夫! 車で待っとくわ」

 

パンケーキを食べたあと、


成り行きで徳島の鳴門の方へ行き、


そのまた成り行きでサエの自宅へ寄ることになった。


二人とも次の日は休み。


そして、夜のデート!! え、何するの? 何するの?

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