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さぬき恋物語  作者: くろくまくん
第四章 合同誕生日パーティー

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23/39

おーくん先生、教えてください

小豆島しょうどしま旅行の一日目は、ジャンボフェリーに乗り、


エンジェルロードを二人で歩き、


そして、別荘でバーベキューをして、ゆっくり過ごした。


旅行二日目も楽しめたらいいね。



◯登場人物

凰太おうた

39歳

ゲーマー。兵庫県神戸市に住む。


沙絵さえ、さーちゃん

42歳

香川県に住む。元は神戸市に住んでいたらしい。

バツイチで、中三の娘がひとりいる。

 小豆島しょうどしま旅行二日目。


 朝起きたら、ベッドの隣にさーちゃんは居なくて。リビングの方で電話で話している声が聞こえた。


「うん、うん。今日の夜には帰るけん、学校気をつけて行くんやで。うん、うん。いってらっしゃい」


 チサちゃんと話してるみたい。一泊二日の旅行中はチサちゃん一人でお留守番だから、寂しい思いをさせてしまっている。お土産みやげたくさん買って帰ってあげないとな。


 さーちゃんが寝室に戻ってきた。


「あっ、おーくん起きてたん? 起こしちゃったならごめんね……」


「ううん、さっき起きたとこやで。まだ朝早いし少しゆっくりしよ?」


「うんっ、ゆっくりする」


 そういえば、俺とさーちゃんの中でネタではないんだけど、会った時とか、電話の話の中で、必ずするやり取りがある。


 先に言っておこう、ノロケ注意だ。


「おーくん、おーくん。朝ごはんは何食べる? 目玉焼きにする? 味噌汁?」


「うーん……どうしよっかな……さーちゃん焼き食べるわ!」


「私のこと焼かんといて〜!」


 と、言う流れでイチャイチャする。もうええわ! とツッコんでくれても構わない。それがお決まりのやり取りになっている、さーちゃん料理シリーズである。冷静に考えると怖いんだが。ほんとに焼いたらダメだよ。ほかには「さーちゃん鍋、さーちゃん煮、さーちゃん丼」などがある。「何食べたい?」への返しとして、使われる返答だ。



◇ ◇ ◇



 というわけで、朝から盛大せいだいにいちゃついたあと、朝ごはんを食べて、今日の夕方に帰りのフェリーに乗るまでに行く場所のおさらいをしておく。


「午前中にオリーブ公園に行くやろ? で、そのあと醤油しょうゆくらを見に行って。んで、最後に二十四にじゅうしひとみ映画村で少しゆっくりして、帰りの港に行く。これでいいかな?」


「うん、おーくんに任せる。ホウキで飛べるかな〜?」


 オリーブ公園では、ジブリの「魔女の宅急便」をテーマにした撮影スポットがあるらしく、俺も小さい頃に見たジブリしか覚えてないが、主人公のキキがいたパン屋さんがあるとかないとか。


 もう一つはさーちゃんが、介護の利用者さんから教わっていた、ホウキで空を飛べるというやつ。


 魔法のホウキ(もちろん普通のホウキである)をレンタルできて、丘の上にギリシャ風のお洒落な風車ふうしゃがあるところで、実際にホウキで飛んでいるみたいに撮影ができる、というものだった。


 実際、これはやってみてわかったんだが、めちゃくちゃ難しい! というか飛べない! いや、厳密げんみつに言うと撮影される側の体力と、撮影する方の撮り方と、あとはタイミングなのかな。俺があと二十歳若かったら飛べていたかもしれない。これは人によると思うので、小豆島に訪れる方は是非チャレンジしてほしい。


 でも、それよりも何よりも。


 さーちゃんと二人で色々なところに行ったり、一緒にご飯を食べたり。笑い合ったり、出来ていることが嬉しかったし、幸せだった。


 オリーブ公園を出たあとは、醤油の蔵に行って、醤油アイスというのを食べた。うん、まぁ想像していた味だった。


 最後に立ち寄った二十四の瞳映画村。


 実は俺は全然、映画の内容知らなくて。実際に小豆島を舞台にあった、戦争時代の先生と生徒を描いた物語なんだよな。映画を知らないのに行ってしまい申し訳ない。でも、思いのほか楽しめた。


 その二十四の瞳の映画撮影に実際に使われた木造校舎やロケセットがそのまま残されており、自由に出入りできるようになっている。


 それと良かったのは、エンジェルロードに比べてとても人が少なかった。せっかく訪れても人が多すぎて萎えてしまうこともありそうだから、それは良かった。


 木造校舎を見に行った時も、誰も居なくてほぼ貸し切り状態だったので。


沙絵さえくん、そこの椅子に座りなさい」


 俺は出席簿しゅっせきぼを手に、教壇きょうだんに立つ。


「この問題を問いてみなさい。わかるかな沙絵くん」


「先生、私わかりません」


「仕方ないなぁ……こっちに来たまえ。先生が教えてあげよう。ほらおいで」


「えっ、先生。私そんなこと……あっ」


 完全に違う作品やないかーーい! 二十四の瞳の作者に怒られるわ。


 とまぁ、いていたので、こんな寸劇すんげきも出来たり。どこでそんなストーリー見たんだよ、という感じだよな。二人ともなんとなくアドリブで出来るのがなんだか楽しかった。


挿絵(By みてみん)


 色々と映画村を楽しんだあと、乗り遅れたらダメだとフェリー乗り場に早めに行くことにした。そこから少し雲行きが怪しくなる。


「おーくん見て。なんか空が暗くなってきたよ」


 天気予報ではそこまで言ってなかったはずなのに、天気が急変。更にそのあと土砂降どしゃぶりになった。


「フェリー大丈夫かな……?」


「来るのはくるやろ。高松に着くのが少し遅くはなるかもしらんなぁ……」


 実際、天候のせいでフェリーは大幅に到着が遅れ、その間、俺とさーちゃんは発着場はっちゃくじょうでずっと待っていた。こんな天気で観光もできないもんね。


 でも、待っている間ももちろん不安はあったけど、色々お話したり、動画を見て一緒に歌ったり、そんなハプニングも、二人なら平気だった。途中チサちゃんには遅くなることを連絡した。


 ひとつ俺も気がかりなことはあったんだよな……それは後ほど話すことにしよう。


 まぁなんにせよ、帰りは少し天候のハプニングはあったものの、観光中の雨でなくて良かったと思った。エンジェルロードとか、オリーブ公園とか、外を見ている時にこの土砂降りの雨だったらと思うと、ゾッとする。


 俺とさーちゃんの、小豆島旅行はそろそろ終わろうとしていた。


なんかやかんやと二日目も観光を楽しみ、


帰りのフェリーでハプニングはあったものの、一泊二日の小豆島旅行もあっという間に終わる。


凰太が気にしていたこととはなんだろうか?

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― 新着の感想 ―
さーちゃん焼きは笑えました(笑) イチャイチャプレイするのも楽しいですよね。 年を取っても子供がいてもラブラブなのはホッコリしますね。 (≧▽≦)
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