弁証法的?「スピ系批判」批判
初出:令和8年7月20日
最近、人相占い師、けんけん氏のユーチューブ動画をいくつか見た。
最初に観たのはタロット占いを批判した動画だが、てっきり「タロット占いはインチキだが自分がやってる人相占いは当たる」という特定占いジャンルをディスる内容かと思いきや、人相占いには言及してない。また他の動画では占いや霊感商法はすべてインチキだと主張している。
「占いはインチキなものが多いが、自分は数少ない本物の占い師なので、有償で運命鑑定してほしい方は自分に依頼すべし」といった同業コンペティター叩きならわかるが、そうではなくすべての占いを否定しているようなのだ。
人相占い師が「すべての占いはインチキだ」と主張するのは、さながら「泥棒は犯罪行為であり、倫理的にもよくない」と銀行強盗犯が説教するようなもので、言っていることがどんなに正論でも「おまえが言うな」というのが私たちの率直な感想だろう。
そもそもけんけん師はなぜ仮面をかぶり、素顔をさらさないのか。
人相学で占うとけんけん氏の素顔には詐欺師の相が出ているのではないか。そんなふうに邪推したこともある。
1.インチキでないオカルトを考察
上記のようにけんけん氏を批判した一方で、「占いや霊感商法にはまり過ぎると散財するからよくない」というけんけん氏の主張は一理あると思う。
しかしながらマスコミが「オカルトはインチキだ」というメッセージを過剰に流すと、かえって何か裏があるのではと考えてしまうのが小生のような陰謀論マニアの習性だ。
実は支配者階層は本物の霊能力者や占い師を囲っているが、それを一般大衆から隠している。支配者階層がマスコミを通じて大衆に知らせるのは、偽物の霊能力者や二流以下の占い師だったり、そもそもオカルトは全部インチキだというプロパガンダではないか。そんなふうに邪推してみる。
1976年、英国スコットランドヤード(ロンドン警察)に雇われた透視能力者ジェラルド・クロワゼットが来日した。
当時、行方不明だった少女をクロワゼットが透視したところ、川に水死体があると指摘。警察が捜索すると確かに少女の遺体が発見された。
ちょうどそのころ小学生だった小生は朝日新聞夕刊一面トップにこのニュースが載ったことを覚えている。これで超能力が存在することが、今後は社会的に認められるのではないか。小生はそう思った。
するとなぜかクロワゼットは緊急帰国させられた。
マスコミはスプーン曲げのユリゲラーは話題にするが、なぜかクロワゼットのことは無視した。日本人の多くは超能力者というとユリゲラーを思い浮かべ、クロワゼットを思い浮かべる人は少数派だった。
子供心にクロワゼットは本物の超能力者だったから、あえて政府はその存在を隠したのではないかと想像したものだ。
占星術師、マドモアゼル愛氏の動画で知ったのだが、世の中にはあえてマスコミに露出しない一流の占い師がいるという。おそらく政治家や財界人など、その国のエリートがクライアントで、一般大衆にはその存在を隠しているようだ。
また愛氏はブルガリア大使館を通じて、同国お抱えの女性超能力者と対談したことがあるという。彼女はブルガリアでは公務員扱いの超能力者なのだろうか。
昔読んだ秋山眞人の書籍によると、第二次世界大戦のメインキャラクター、すなわちヒトラー、チャーチル、ルーズベルト、スターリンがいずれも占星術師を雇っていたという。名前は失念したが、同書ではそれぞれ占い師の名前も記載してある。
もちろん彼らには政治、経済、軍事のいずれも分野でも一国の最高のブレインがついており、占い師の意見は気休めや参考程度で、政治に影響を与えたのはブレインたちの意見の方だろう。
だがそれにしろ、国家元首クラスの政治家が占い師を雇っていること自体に、支配者階層とオカルトの密接な関係をうかがい知ることができる。
また秋山氏の動画で知ったのだが、新興宗教団体のいくつかはもともと超能力者を保護する目的で時の権力者が財を集めて作ったものだという。ところが嘆かわしいことに、新興宗教はビジネスになると気づいた輩が超能力者を担いで新興宗教団体を作り、金儲けに奔走しているとのこと。このため秋山氏は昨今の新興宗教団体には失望しているようだ。
2.陰謀論とスピ系の共通項
いずれにしても、マスコミは占い師というと細木数子のようなインチキ占い師を大衆にあてがい、大衆の方ではインチキ占い師を信仰する霊感商法被害者層と、少し知能があるためにインチキを見破るアンチオカルト層に二分されている。
その一方で地上波テレビの経営陣など、支配者階層は本物の占い師のクライアントになり、今後とも自分たちの既得権を守って大衆を支配し続けるノウハウを占ってもらっているのではないか。
陰謀論者というと真っ先に神真都Q会を思い浮かべる多くの大衆と同様、マスコミから”偽物”霊能者を紹介され、”本物”霊能者を知ることなく、支配者階層にまんまと騙される続ける。陰謀論もオカルトもわれわれが容易にアクセスできるのはマスコミから提示された”偽物”の方かもしれない。
偽物の占い師や霊感商法には注意すべきだろう。だがそのことをもってすべてのオカルトがインチキだと信じないことを強く主張したい。
(つづく)




