関節キッス
心ちゃんと仲良くなり(フリ)三人で昼食を食べることになる。
私の席に女の子が二人仲良く並んでいる、これはハーレムと言っていいんじゃないか?
何故か知らないが、そのうちの一人心ちゃんからは凄く嫌われている、今も私を蔑むような目で見ている、私は好きなのにな。
もっと蔑むような目になった気がする。
「やっぱり、いつみても奈々子ちゃんのお弁当は鮮やかで美味しそう」
「ねぇその卵焼きと私のハンバーグ交換しよう」
「良いの?私すごい得してる気がするんだけど」
「等価交換だよ、私には奈々子ちゃんの卵焼きがハンバーグと同じぐらい美味しそうに見えるの」
「それじゃあ」
卵焼きを箸で挟み、手温井の弁当箱に入れようとするが、手温井は口を小さく開け待っている。
これは!! あの伝説の、あーんをご消耗なのか?
この口、間違いない。
ついにやってしまうのか、長年夢見続けて来た、間接キッスを。
それにこの流れ、手温井さんからもあーんをしてもらえる。
神様、私をこのクラスにしてくれてありがとう、最初はこの顔に生みやがっていつか殺してやると思っていましたが、全て私が間違っていました、これからは一日一回あなたに祈りを捧げます。
私の卵焼きはどんどん手拭いさんの口に近づいていく。
近づくにつれ私は胸の行動がどんどん早くなっていくのを感じれた。
あと少しで私の卵焼きと私の唾液が手拭いさんの中に絡み合うのね。
すると横から心ちゃんが私の卵焼きにかぶりついた。
「どうして心が食べちゃうんだよ」
手温井さんは心ちゃんに卵焼きを取られ、心ちゃんを揺さぶる。
「普通に美味しいわね」
私の関節初キッスは心ちゃんに奪われた・・・ああ、生まれてきて幸せ。
それにこの箸に心ちゃんの唾液が。
何故かわからないが心ちゃんは私の箸を奪い廊下に飛び出していった。
「どうしたんだろう心ちゃん」
「さ、さあー」
唐突な行動に私たちは数秒間フリーズする。
そして一分ほどの時間が経過し心ちゃんが戻ってくる。
「急にどうしたの心ちゃん」
「箸、洗ってきただけ」
「私は気にしないよそんなことで」
「私が気にするの」
私に箸を返してくる、はぁ関節キッスはお預けか、でもいいや心ちゃんの中に私の唾液が入っただけでも、今もあの中に。
「一つ言っとくけど、私口の中の細菌が死滅するほど歯磨きもしてきたから」
「わかった」
「う、うん」
なんでそこまで、もしかして心ちゃん重度の潔癖症?




