第4話2
リカムは目を覚ました。
何か嫌ですごく悔しい夢だった。
△
リカムはずっと空を見ながら茫然としていた。
そして、何かを思い出していた。
えっと、私は何をするんだっけ?
確かこの時期の情勢は・・・
リカムは脳をフル回転させる。
そして思い出した。あの重要な出来事を・・・
この時期にイギリス王室の王子が自分の軍隊の視察のために来ていてそこで殺されたんだよな・・・
「!!!」
リカムは飛び起きた。
えっえっ、嘘でしょう。もうそんな時期というか・・ここの時代マジで色んなことがありすぎ!!
時代の遅さと出来事のスピードが異常過ぎて、頭がおかしくなったかと思ったリカムだが冷静さを取り戻しその思い出を思い出す。
確か、私がその王子暗殺事件が起きたのはスペイン!!ゲロニカ・・・
リカムはスペインのゲロニカに向かった。
△
スペイン ゲロニカここは第二次世界大戦で激戦区になった街その残酷な様子を聞いたパブロ・ピカソは絵に表しそれがかの有名な「ゲロニカ」である。
「・・・というのがゲルニカという街である。」
観光案内ガイド本を読みながら歩くリカム
「だけど、今はまた過去を繰り返してるんだな。」
ゲルニカはまた、第二次世界大戦の惨殺された白黒の光景になっていた。
死体の匂いが強く残り多くのメディアなんて近づかない。
リカムが歩いていると何かを踏んだみたいだ。
足を離すと地面が爆発した。
地雷だった。
たいていの人はこれで片足になるのだなとリカムは思った。
リカムは幽霊なので足はなくならないしダメージも受けない。
リカムはどんどん地雷を踏んでいったが何もダメージもなかった。
ただ、服が燃えたのでリカムは急いで古着屋に入った。
まさか、こんな激戦地区でまだお店をやっている所があるんだな。
リカムは驚きながらも急いで服を買って試着室で着た。
「あぁ、危なかった。これじゃあ、私がド変態の女さんになる所だった。」
リカムが笑っていると試着室の中から子供の泣いている声がした。
リカムは驚いて振り返る。
すると、男の子が泣いていた。
リカムは泣いていている男の子に尋ねる。
「ねぇ、どうして泣いているの?お姉さんが話聞こうか?」
「僕、迷子になったんだ。お父さんと親衛さんを探して」
男の子は見事に典型的なお坊ちゃまの装いだった。
だから、親衛がいるのは分かる。
「分かったよ。探してやるよ。」
「いいの!!」
リカムは男の子の願いを叶えようと承諾した。
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「お父さ~ん!!いるんだったら返事をして!!」
「少年のお父さんどこですか?親衛隊の人もどこにいるんですか?」
リカムと男の子は必死になってお父さんを探したが見つからない。
「ねぇ、本当にここら辺にお父さんと親衛隊がいるんだよな!」
リカムは男の子に聞くが男の子は・・・
「ん~、どうだったけ?ちょっといま、考えてているから黙っていて!!」
男の子はそう言い考え始める。
「あぁ~ちょっと私は休憩してくるから正解が見つかったら私の所に来てな。」
リカムはそう言って木の木陰に避難して水を飲む。
まったく、私の体力も落ちたもんだ。昔は3時間ぶっ通しで歩いても足が痛くならなくなったのに今じゃもう激痛でいたい。まぁ、20年間も天界の牢獄にいたからそりゃあ、きついか・・・あっ、眠い・・・
△
「お姉さん!!お姉さん!!起きてください!!」
男の子の大きな声でリカムは目を覚ました。
「お姉さん!!分かりましたよ!!」
「おう、分かったか…」
リカムはゆっくり起き上がって寝ぼけたように言う。
「はい、でもその前に腹が減りました。もう、お昼ですしご飯を食べましょう!!」
「あっ、はい」
リカムと男の子はお昼を食べるためにご飯屋を探した。
が、しかしリカムは飯屋なんてあるわけないわと思っていたがなんかあった。
「えええええええええええ!!あるのかよ!!」
リカムは驚いていた。
「ねぇ、早く入りましょう!!」
驚くリカムを横に男の子はリカムの洋服を引っ張りご飯屋さんに連れて行った。
△
ご飯屋は質素そのものでパンとスープ、ウインナー、お坊ちゃまの男の子が食べるには想定合わないものだが男の子は文句もなく名家仕込みの食事マナーで食べ進める。
「すごく、美味しいです。」
「そう、私には普通の食事だが少年、君の口には本当にあってるのかい?」
リカムは気になって聞いてみる。
「はい、確かに僕は名が知られている名家ですがこの戦争のせいでいい物なんて食べられていません。むしろ庶民寄りになって今はこっちの方がおいしいと感じるようになりました。」
「じゃあ、もう、ずっとこんな質素な食事を?」
「いえ、外国の方をお呼びする際のパーティーの時はロブスターや珍味などを食べるのですが私の口には合わないんですよね。外国の方やお父さんらは美味しいというのですが私の口はまだまだ子供なのであんまり食いたくないんですよね。」
男の子はそんな愚痴を口にした。
リカムは私よりも上品で品性があって凄いなと男の子を称賛した。
「ここは、私が払うよ。子供に払わせるわけにはいかないから」
リカムはそう言うと少年はこう言う
「いえいえ、私が払いますよ。」
すると、男の子はブラックカードを出してきた。
リカムは驚いて・・
「なんで持ってるの!!」
「いえ、私の家は全員持っているので」
「えぇ~!!!ヤバすぎ。」
あまりにも凄かったのでリカムは何も言えなかった。
「では、私が払いますね。」
男の子はブラックカードをちらつかせて言う。
リカムはブラックカードの勢いに負けて
「お、お願いします」
お辞儀をして頼んだ。
△
食事が終わりまた、お父さんと親衛隊探しが始まったがしかし、何時間になってもだれもいない。
まぁ、そうだよな。誰も激戦区の所に来るとは思わないしそれでも男の子は諦めなかった。
リカムはまた、疲れて木の木陰で休憩しているときも男の子はお父さんを探していた。
が、しかし見つからなかった。
そして、夜が来た。
「なぁ、少年。今日はもうやめておこう。」
リカムは男の子はだだ、捏ねると思っていたが少年は冷静な対処をした。
「はい、そうですね。分かりました」
リカムは驚いたが名家出身だからかと思った。
△
泊まれるところを探していると後ろから殺気を侍らせる者が・・・
リカムは後ろを振り向くと馬に乗る軍隊がいた。
男の子を草むらに隠れさせリカムは叫んだ。
「お前たちは誰だ!!さっさと出てこい!」
「あらら、気づいちゃった。」
騎馬の部隊は反対側の草むらから出て来た。
「お前たちは誰だ!!名を名乗れ!!」
「私は東ヨーロッパ軍六芒星の一人ナーリー。なぁ、さっきいた。少年はどこに消えた?」
「どうして少年の事を聞く?」
「いやな、私たちはあの子を捕まえたいんだよ。君も知っているだろう少年を?」
「はて知らないな。」
「え!!」
ナーリーは驚いていたが直ぐに冷静になる。
「あの子はイギリス王室の王子の子供だぞ」
リカムは全てが繋がったそして大鎌を構える。
「そうなんだ。で、私がやると言ったらお前たちはどうする?」
「そうだね。子供を人質にして王子を殺す。まぁ、でも全員殺すけどね・・・」
「だろうな!!」
リカムはナーリーの乗ってる馬の足を切る。
ナーリーは落馬して地面を転ぶリカムはナーリーにまたがり大鎌を振りかざす。
「じゃあな!!」
鈍い音と騎馬軍隊の叫び声が響いた。
「何だ!!」
「親衛隊!!」
男の子は草むらから出て来た。
リカムは安全を確信してその場を去る。
「お姉さん、ありがとう」
「良いってことよ。じゃあな!!」
リカムは男の子から去って行った。
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