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マッド幽霊リベンジ  作者: 神田一二


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第3話2

さぁ~続くよ

「おい!!ラクレス様の寝室で何か音がしたぞ!!」

「どうせ、いつもの大きなイビキだろ?」

「いや!!鈍い音がした絶対甲冑の音だ!!多分誰かが甲冑に向かって武器を当てた音だ!!」

「どうせお前の勝手な妄想だろ・・・」

護衛兵達はそんな会話をしながらラクレスの寝室に向かった。

そして、護衛兵達は寝室に着く

「いいか、開けるぞ!!」

護衛兵の一人がそう言う

「あぁ、そうかどうせお前の妄想だろうな・・・」

護衛兵の一人は頭のおかしな護衛兵に呆れている様子だ。


そして、扉を開けると護衛兵たちは驚いた。いや、驚嘆した。

なぜなら、頭巾がずれて姿が露わになるリカムの姿が・・・


「ほら、やっぱり!!」

「ちょっと待て!!少女がなんで!!!」

色んなことが起きすぎて混乱する護衛兵達


リカムはヤベッと思い死に物狂いで窓から飛び降りた。


「あっ、コラ待て!!」

護衛兵の一人は窓に向かうがリカムの姿はもういなかった。

「くそ!!捕まえられなかった!!」

護衛兵(頭の可笑しい方)は太ももを叩いて悔しがっていた。

「どういうことだ?」

まだ、頭の混乱が収まらない護衛兵もいた。


すると・・・

「なんだ!?うるさいぞ!!」

怒っているラクレスは護衛兵達を見る。

「お前らなんで私の部屋に入っているんだ?」

ラクレスは護衛兵達に聞く

「いえ、これは・・・」

オドオドしている護衛兵

ラクレスはその姿を見て呆れた。

「もう、いいぞ。帰れ。私は寝る」

ラクレスはまた深い眠りに入った。


護衛兵たちはそそくさと帰り廊下で話し合っていた。


「なぁ、本当に言わなくていいのか?」

「いいじゃないか?私たちにラクレス様は何も言わなかった。だから、言わなくって・・・」

「そ、そうか・・・分かった。このことは俺とお前で隠しておこう。」

「おう!」

護衛兵たちは秘密を作り出した。



朝になり昨日の事で疲れているのかリカムは大きい木の下で寝ていた。

「あぁ、昨日は疲れた。本当にあの甲冑は、天界道具かもしれないな。だったらどうすればいいのだろう・・・シャワーを浴びてる時に殺す?」

「いや、嫌だ。小太りの全裸のおっさん一回見て殺すのはあまりにも嫌すぎる。そんな事だったら死んだほうがましだ。あっ、もう死んでいるわ。ハハハハ」


リカムは笑っていた。


「よし、腹減ったな。飯だ!!飯!!何かを食べよう」

リカムは勢いよく立ち上がりあの場末のバーに向かった。



場末のバーに行くと今日もまた兵士が怪我をしている負傷兵たちが休んでいた。


「おはようございます。今日もコーヒーとサンドイッチをください。」

寝ぼけながらリカムはそう言う。

「は~い リカムおはよう!」

おばさんは元気よく挨拶をする。

「あっ、おばさん。おはようございます。ふわ~」

「あれ、寝てないの?」

「はい、昨日ちょっと徹夜して(午後四時まで)」

「そうなの。でも早起きね。今午前七時よ。」

「そうですね。なんかもう起きちゃって・・・・」

「ふ~ん、そうなんだ。」

リカムとおばさんが話しているとラジオが鳴った。


【朝のラジオニュースの時間です。今日の政権トップしておられますラクレス様の夕食会があります。この夕食会は六芒星の一人だったバアル様を悼んでのものであり東各国から要聖人たちが集まり会場のアルストロメリアでは護衛の量がすさまじいようです。】


「なんか、あっちはあっちで大変ね。ハハハハ」

おばさんは笑っていたが目は全くといっていいほど笑っていなかった。

「そうですね・・・・」

リカムはその一言だけを言って黙っていた。

「あっ、コーヒーとサンドイッチ。」

「あっ、ありがとうございます。」

ベーコンと卵が挟まれたサンドイッチ。そして、ほろ苦くてあまりおいしくなかった。

「どう、美味しい?」

「はい、美味しいです。」

凄くぎこちなくなってる雰囲気になってる時


「おお!!リカムちゃん!!おはよう!!」

負傷した兵士が起きた様だ。

「あっ、どうもです。」

リカムはそれとなく挨拶をする。


「ほら、アンタリカムを困らせないの!!」

おばさんは負傷した兵士に飯をあげる。

「おう、ありがとうなぁ!!」

兵士はむしゃむしゃとご飯を食べ始めた。


「ハハハ、元気ですね。」

「まぁ、アイツはもう足が動かなくて戦線には行けないがまぁ、今ではここのムードメーカーよ。」

「へぇ~そうなんですか・・・」

「あぁ、戦争が始まってからここら辺は戦禍で何もなく私も虚無な日々を送ったんだけどあいつのおかげでどうにか明るく元気になったよ。」

おばさんは笑っていた。今度は真実の笑顔で


「ぎゃ!!」

負傷した兵士が叫んだ。

「どうしたの!?」

おばさんは聞く

「何か入れた。すごい体が熱いんだけど!!」

「ん!?」

おばさんは料理をなめてみる。

「あっごめん。調味料じゃなくて薬だった!!マジごめん」

おばさんは急いで料理を下げた。

負傷兵は少しぐったりしたが薬が少量だったためか三十分後には元気になっていた。


「いやぁ、本当にごめん」

おばさんは負傷兵に向かって謝る。

「いや、大丈夫だよ。」

負傷兵はメチャクチャ許した。

「本当にごめん・・」


「何の薬だったんですか?」

リカムは何となく聞いてみる

「あれは、私が前飲んでいた薬で低血糖の人が飲む薬で普通の人が飲むと血管が膨張し過ぎで暴発する薬なの」

「そ、そうなんですね・・・」

「もう、捨てようかしら・・・」

おばさんはそんなことを言う

すると、リカムの頭に電流が走った。


「待ってください!!私にそれをくれませんか?」

唐突に聞いたのでおばさんは驚いた様子だ。

「これが欲しいの?」

「はい!欲しいです。」

「まぁ、どうせ捨てるからどうぞ?・・・」

おばさんは何の感情も湧かず何となくリカムに渡した。


リカムは不敵な笑みを浮かべていた。



夕方となり夕食会の会場アルストロメリアでは護衛兵達がうじゃうじゃいた。


そして、着々と着く東方の要聖人達。

緊張感が成層圏まで届きそうだった。


「なぁ、こんなにいるのに俺たちは果たして必要か?」

「まぁでもいた方が良いんじゃない?」

昨日の護衛兵達は話していた。

「おい!!お前らいいか。我ら護衛兵の力を見せてこの夕食会を無事終わらせるぞ!!」

護衛兵の上司らしき人がメチャクチャ喋っていたが誰も話を聞いてなかった。



一方その頃、リカムはというと・・・

「はぁ~ダルイな。」

文句を垂れながら頭巾をかぶり会場に潜入していた。


会場は綺麗でまるでベルサイユ宮殿に憧れた人が建てた建物そのものだった。


「さてと、ラクレスがいる所はどこだ?」

闊歩闊歩と歩いていると料理人シェフだろうか?部屋に入ってる所を見た。

リカムはついて行くと奥の玉座だろうかそんなものにラクレスがいた。


リカムは闊歩闊歩と歩いていくそして、料理を見ていた。

料理は豪華絢爛だった。

リカムは静かにおばさんからもらった薬を料理にぶちまけた。


「ん?何か入った?」

ラクレスは何か違和感に気づいた。

やっべ、さすがにバレたか・・

リカムはそう思ったが

「まぁいっか食べよう」

ラクレスは普通に食べ始めた。

甲冑越しに食べ始めたのでリカムは甲冑を外せよと率直な感想が出そうになったが我慢して部屋を出た。



数十分後・・・

「あああああ!!!熱い!熱い!!体が熱い!!」

ラクレスは叫び散らかし床に這いつくばる。

周りの参加者は茫然とする。

そうしているとラクレスの動きが止まり会場全体は時が止まったように感じたが十秒後、悲鳴がけたたましくなる。


「うるさ」

リカムはそう思って頭巾を外して会場から消えて行った。

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