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マッド幽霊リベンジ  作者: 神田一二


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第三話

新章開幕!!

リカムは途方もなく西側を歩いていた。

なぜかというと西のポルトガルでは敵軍の六芒星の一人’ラクレス’が侵攻して傀儡政権を作ったという情報があったからだ。


(あっ、そういえば言っていなかったが六芒星とは西ヨーロッパを侵略、侵攻する大将の名前みたいなものだ。ここは、いつかテストに出るかもだから覚えていたほうがいいと思う。)


「まじで、きついんだけど・・・死んだんだけど体は普通の人間なのかよ」


30時間ぶっ続けで歩いているのでさすがに体力バケモンのリカムも死にそうになっていた。


「少し休憩・・・」

リカムは木陰で休憩を要した。

目を瞑り自然の音を聞くが爆撃の音、兵士、民間人の悲鳴でそんな濁りのない音は聞こえなかった。


リカムは少し休憩したのちまた、歩き出した。



夜になり荒廃したまるで砂漠みたいなもの進んでいた。

そして、荒廃した砂漠にある小さい場末のバーに入ってみた。


入ってみると疲れ渇きを求めた兵士、軍人たちが癒やされていた。


「おっと、誰だい?みない顔だね?」

おばさんみたいな人がリカムに挨拶をする。


「あっ、どうも・・・」

リカムはヨソヨソしい挨拶をする。


「どこから来たの?どうしてこの街に?」

おばさんは怒涛にリカムに向かって質問攻めする。

「え・・・あ」


「そ・・そうですね。フランスから来てここには六芒星ラクレスの傀儡政権を見に・・・」

リカムはそう言うとおばさんは少し苦い顔をする。


「あぁ、ラクレスの・・・アンタ、東方の使者?」

「いえ、私は西軍の義勇兵をしてる。リカムです。」

「ヘェ〜今は女も義勇兵になるのかい」


おばさんは少し苦く笑っていた。

「そうなんだね。で、何を所望かい?」

おばさんは優しく訊ねる。

「私は、ホットコーヒーとサンドイッチ、そして、傀儡の情報を・・・」

「はいよ。」

叔母さんはそう一言だけ言いキッチンに入って調理を始めた。


周りを見渡してみると困憊していた兵士たちの姿がいたたまれない。

すると、兵士の一人がリカムに話しかけてきた。


「お嬢ちゃん、ラクレスに会いに行くのかい?」

「はい、そうですが・・・」

「そうか、あいつは顔を見せない誰からも容姿を見せない。それは、奴の親しい部下や同僚でもだ。」

「そ、そうなんですね・・えへへ」

リカムはこういう時の気まずい雰囲気になれていないので苦し紛れに笑顔になる。

「ほら、喋らないで寝ときなさい!!」

兵士はおばさんにお盆で叩かれた。

「す、すまねぇ。分かった 寝るよ。」


兵士は渋々おばさんの言う事を聞き目を瞑って寝た。


「ごめんね。この人、女好きで色んなことを言うのよ。バカよね。男って・・」

おばさんは笑っていた。

リカムもおばさんに合わせて笑ていた。

「はい、ホットコーヒー、サンドイッチ。そして、傀儡情報・・・」

おばさんは周りをキョロキョロ見てとある紙を渡す。


「なぁ、なんでリカムはそんな情報を聞きたいんだ?」

おばさんはリカムに聞いてきた。

「前途でも言っていた通り視察ですが・・・」

リカムはおばさんの耳元でこう囁く。

「実は、その傀儡政権をぶっ壊そうかなって・・」

おばさんは急に大笑いをした。

リカムは耳元でそれをやられたので

「ああああああ」と力なき声を出して耳を塞いだ。


「ご、ごめんね。すごく可笑しくって笑っちゃってわ。ハハハハ」

おばさんは笑いを堪えるが魔女みたいな声が店内に響いていた。

「ていうか・・リカムなんで、そんな事耳元で言うの?」

「いや、貴女がキョロキョロしていたのでもしかして敵のスパイがいる気がしてたんですがもしかして違いましたか?」


「あぁ~確かにキョロキョロしていたけど今日はスパイらしき人はいなかったし大丈夫よ。それよりも本当なの それ?」

おばさんは笑いながら聞いてきた。

少し赤っ恥を書いたリカムは頬を赤くしながら話を始める。


「えぇ、本当です。私はそういうことをするのも義勇兵としての役目。」

「へぇ~そうなんだ。まぁ、ありがたいよ。傀儡政権になって早半年、税金は高くなるし思想、言論は統制される。彼らは民主的と謳っていたのに今やファシズムいや、独裁国家になってしまったよ。」


おばさんはそう嘆いていた。

「そうなんですね。そういえば、ここを占領した。六芒星のラクレスの様子はどうですか?私は新聞やラジオでしか聞いてこなかったので・・」

「あら、若いのにそんな事をするのね。偉いわね。」

おばさんは関心している様子で話を続ける

「そうね。初めてここに来た時はさっきのバカ兵士が話していたと思うけど本当に周りには甲冑がつけられていて本当に素顔なんて見れなかったただ一つ言えることはお腹がだいぶ膨れていた事。なんかいいもんばかり食ってるのかしら?」

おばさんは疑問に思っていた。


「おおお!!!あの甲冑俺知ってるぜ!!あれは、悪魔からもらった甲冑で東方の魔女が作ったヤバイものすごくヤバい奴で髪の天界道具っていうやつでも敵わないって自慢げにアイツらは、はなし・・・」


「うるさいわ!寝とけ!!ボケナスアンポンタン!!」

おばさんは兵士に向けてお盆を投げてお盆は見事に兵士にクリーンヒットして兵士はまた眠り?に着く。

「ごめんねぇ。リカム・・・話の続きを・・・」


今の兵士・・・悪魔とか天界道具とか言ってたよな。もしもこれが本当だったら・・・私が鎌を振り回しても・・・


「どうしたの?リカム?」

おばさんの声でリカムは通常世界に戻ってきた。


「そういえば、ラクレスはどこにいるのですか?私は知りたいです。」

「いやよ。あんたまだ、十歳前後でしょ。そんな子に教えちゃいけません。戦争の事は大人たちに任せるのが一番よ。」

おばさんは笑っていたがリカムは笑っていなかった。

そして、リカムは大きく机を叩く

「私はこの戦争を本当に終わらせたいんです。確かに私は十三歳という青い野郎ですよ。でも、大人でも止められない戦争を止めたい思いはあるんです。どうか教えてくださいラクレスの居場所を!!」


リカムは強く言い過ぎたと思い急いで座り込んだ。

やっちゃった・・・と思い顔をあげるとおばさんは笑っていた。

「ハハッハハ!分かったわよ!!こんな、子供初めて見た!!お前ら今日は久しぶりのビールだ!!」

おばさんがそう言うと兵士たちは一斉に起き上がり

「「「わああああああああああああああああああい!!」」」

叫び散らかし荒れ狂いビールを嗜んでいた。


「おめぇ!スゲーよ!おばさんを動かすなんて」

「お前さん!!頑張れよ!!この戦争を終結させてくれ!」

兵士たちはリカムの所に集まりリカムを捲し上げていた。

リカムはものすごい優越感に浸っていた。



夜がもっと更け皆が寝静まる午前二時。

リカムはラクレスの所に来ていた。

「よし、頭巾をかぶって侵入と」

頭巾をかぶり透明化したリカムはラクレスの寝室を目指し歩いて行った。

ラクレスの護衛?

そんなのリカムには関係ない頭巾をかぶることで透明化になるから全然バレない。


滑稽な護衛を見て笑ったリカム。

だがしかし護衛はリカムの顔を見る

リカムは驚いた。


う・・嘘だろ。声は聞こえるのかい!!

リカムは急いで逃げた。



どうやら撒けた様だ。

そして、リカムはラクレスの寝室に着いた。

開けて見るとベッドでは甲冑を着る小太りな人が鼾を掻きながら寝ていた。


寝ていても甲冑を着るのかよ。とリカムは内心驚いていたがそんなの構わなかった。


リカムは大鎌を出してラクレスの首に向けて刃を向けた。


鈍い音がしたが鼾を掻く音がまだ聞こえる。

もう一回と刃を向けるが鼾の音が聞こえた。


何でと思っていると部屋に向かってる音がしたのでリカムは急いで逃げだした。

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