第六話
リカムは久しぶりにフランスにやって来た。
「あの双子たちの事件から来てなかったけどマハリを倒さないと戦争は早く終わらないからな」
リカムはそう思い歩いていた。
花の都と聞いていたがもうその景色は無く血の生臭い赤黒い色の色が一色になっていた。
「本当に変わってしまったな。ここも・・・昨日空襲でもあったのかな?」
リカムはそう思いながら歩いているとトラック?
何やら建物で何かがあっているようだ。
リカムは中に入ってみる。
するとその中には・・・
「おい、お前はこの本を運んでくれ!!」
「分かりました。この辞書はどうしますか?」
「そんなものは焼却処分だ!!」
なにやら建物内では本の整理をしているようだ。
「おい!!そこのお前!」
髭面の男性がリカムに向かって指を指しながら叫ぶ。
「は!はい!?わ、私ですか!」
リカムはそう言う
「あぁ、そうだ。そこの女の子!君だ!」
髭面の男性はリカムにそう言い、続けてこう言う
「まぁ、何か後で本を見せてやるから。さっさと手伝え!」
「は、はい・・・」
リカムは仕方なく手伝う事にした。
△
「本当にごめんね」
若い男性作業員はリカムに謝る。
「いえ、大丈夫ですよ。手伝わされるのは慣れっこなんで。」
リカムはそう言った。
「そう、でも本当にごめんね。うちの親方、人間関係バグっているからさ。」
「ハハハハ、そうですね。」
リカムは笑っていると
「おい、お前らペチャクチャ喋るんじゃなくてもっと体を動かせ!いつ空襲が来てもおかしく何だから早く終わらせろ!!」
髭面の男性はそう言って二人に渇を入れる。
「「は、はい・・・」」
2人は静かに作業に戻った。
「そういえば、これは何をしているんですか?」
リカムは若い男性作業員に聞く
「あぁ、これはでうね。この図書館の本たちを空襲から守るために本を安全な戦地ではないイールド校まで運ぶんです。」
「そうなんですね。イールド校ってあの、島の・・」
「はい、そうです。この本を南の港まで運んでそこから西軍の船舶艦に乗ってイールド校まで行くんです。」
若い男性作業員はそう言った。
「へぇ~そうなんですね。」
リカムは本を持ち上げて段ボールに本をしまっていた。
「ここにはいろんな本がある。貴重な本もあって神様が作ったっていう本もここにはあるんだよ。」
若い男性作業員は興奮気味に話していた。
「まぁ、その辺にしときましょう。また、親方さんに怒られますよ。」
「いや、これは怒られたっていい。むしろこれを話さないと・・・」
リカムは無視をして作業をした。
「もう、君も少しは興・・・」
「おい!!!しゃべるなって言っただろう!!」
若い男性作業員は恐る恐る後ろを振り向くそこにいたのはものすごい剣幕の親方
「ヒっ!!これは違うんです!!親方!!」
「うるせぇ!!さっさと仕事をしろ!!」
頭を殴る音凄い鈍い音がした。
「う~~~~~」
泣いている男性作業員その頭には大きなたん瘤があった。
リカムは少し笑いそうになったが男性作業員の威厳のために我慢した。
「ったく、泣くんじゃねぇ。男が・・・」
髭面の親方は煙草を吸いにどこかに行った。
リカムは静かに作業を進めていた。
△
そうして、だいたいの事が終わるとリカムは外に出て段ボールたちをトラックに詰めた。
「ふ~これで一応は終わったかな。」
一仕事が終わり図書館の正門、外の階段で休憩していると親方が来た。
「お疲れさん、お前さん。ほれ」
親方はリカムにリンゴジュースを渡す。
「あ、ありがとうございます。」
「いや、こっちも悪かったよ。みんなから距離感がバグっているって言われてでも、自分でも改善できないからまぁ、軍隊でも行けなくこんな仕事をしてるんだけど・・・」
親方は苦く笑っていた。
「別に私的にはいいですけどね。」
「?」
「私はそう言う人がいていいと思いますよ。楽しいと思いますしそれを除け者にする奴は自分の友達を取られたくない自分勝手な奴でしょう。」
リカムは笑ってそう言った。
「ハハハハ、お嬢ちゃん面白いね。そんなお嬢ちゃんにこれをあげる」
リカムは親方さんに何か凄い辞書?みたいなものを持たされた。
「な、何ですか?これは?」
「それはね、確か六世紀に創られた聖書の模造本」
親方はそう言った。
「模造本なんてたくさんあるじゃないですか?どうして、古い聖書なんて・・・」
リカムはそう言っていたが親方はこう言う
「この本は六世紀前中期に創られ人類最悪な年の536年とも合致する。そして、この聖書は他の聖書とは違う。この聖書は本当の神様が作っている伝説がある。その証拠に古代ケルト文字で書かれているのに誰にでも読める字、魔法や創世紀他の聖書と違いもっと事細かに書かれている凄い物なんだ。」
親方はそう言った。
リカムは呆気にとられた。
「じゃあ、俺は本を片付けてくるからここで読んどけ!!」
親方はそう言って建物の中に入って行った。
△
まぁ一応もらった物だしまぁ読んでみるか・・・
読める気の失せる分厚さだったが適当にページをパラパラと見てみた。
すると、どうだろう。
本当に読める。これ、本当に古代ケルト文字かと思わせるほど読める。
そして、この聖書には天界道具についても書かれていた。
「えっと、なになに大鎌は斬るだけではなく魔法もできるようになっています。是非ともお試しください。」
リカムは驚いた。
「へぇ~そうなんだ。この大鎌そんな事も出来たんだ。」
リカムは大鎌を出して見つめる。
他にも聖書の内容を読んでみる。
そこには天界での天使の生活などが書かれていた。
「へぇ~天使って恋愛するんだな。ってえ!!!」
リカムは驚いた。
まぁ、何故ならそこに書かれていたのはギリシア神話の雷を司りそして、全知全能の神ゼウスだったのだ。
「ちょ、ちょっと待て!!なんでゼウスの名前がここにあるんだ。
ゼウスは神の頂点だろ?どうして、天使としての名前が・・・」
意味が分からず無我夢中に読んでいくリカムすると、ある文言が書かれていた。
「この世界の運命はもう決まっている。その運命はどうすることもできないお前らの巨光で誇大な妄想でもその運命は変えられないだろう。」と・・・・
あまりにもおかしすぎたので面白くなって読み続ける。
すると、次は植物の絵が出て来て何やらこの地球のものではないような気がした。
章の内容はこの世界以外の世界。
つまり異世界の事について書かれていた。
「えっとなになに、この世界以外にもコスモ(小宇宙)はたくさんある。その話をしよう。この世界には三十七の知的生命がいる。そして、非知的生物が無数にいる。ではほかの世界ではいったいどうだろうか・・・ある世界には一つ目の木の知的生命体がありある世界には白虎が叫び散らかし知的生命体がいない世界がある。そんなコスモ(小宇宙)が12個ある。今、これを書いている段階での数なので今後もっと増えると思う。」と書かれていた。
凄く色んなものが書かれていたので頭がパンクしそうになったリカム。
少し寝ようとリカムは目を瞑った。
△
「さぁ、親方、最後の本の荷物ですよ」
「あぁ、そうだな。早く持ち上げるぞ!!せーのっと」
トラックに最後の段ボールを詰める男性作業員と髭面の親方
「そういえば、あの子。ずっと寝ていますね。」
「まぁ、そうだな。」
「あぁ、この本はトラックに」
若い男性作業員はリカムの持っている聖書をトラックの荷台に入れる。
「じゃ~嬢ちゃんを起こして行こうか」
「はいそうですね!」
そう2人は言ってリカムを起こそうとした・・・




