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マッド幽霊リベンジ  作者: 神田一二


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第5話2

朝になりリカムはまた歩き始めた。

リカムはパリを目指して歩いていた。

「確か、このパリ陥落が重要な転換点となっていたな。天界の牢獄で見た新聞だとここで西軍は負けて大ピンチになったんだよな。」

リカムは天界新聞の内容を思い出す。

「確かその首謀者は・・・六芒星の一人、マハリか・・・めんどうくさいな。」

リカムはそう思った。


六芒星のマハリ・・・六芒星の長で最強の魔術師で知者の一人。東ヨーロッパ軍に魔法戦術とかいう幻想攻撃を教えた一人。この幻想攻撃魔法で東ヨーロッパのすべての動物が支配された。


「まぁ、マハリの目的はだいたい分かっている。この幻想をヨーロッパ中に広めて支配したいのだろう。まったく、アホな奴だ。」

リカムはそう文句を頭に垂れて言う。


すると、反対側にリカムがいた。

「なんだ?あれは?」

リカムは驚いた反対側の道に自分がいるのだから


「私、おかしくなったのかな?」

疑問が湧き出つつも好奇心でその自分に触ろうとする。

すると、反対側のリカムはトチ狂ったかのように大鎌を出してリカムを襲い掛かろうとする。


リカムはやばいと思い急いで避けるが服が裂ける。

そして、リカムは驚いた。幽体なのになぜか血が出ている事に痛みとかは感じないがすごく気味が悪かった。

反対側の自分はしゃべらずこっちをずっと見ている。

「なぁ、お前は誰だ!!私の真似をする新手のファン」

反対側のリカムは首を横に振る。

「そうか、じゃあ私の敵かな?」

リカムがそう訊ねると反対側のリカムは嬉しそうな顔をして首を縦に振る。

「そう、じゃあ!!どっちが私か決めようぜ!!!」

リカムはそう叫んで大鎌を反対側のリカムに向けて振りかざした。

反対側のリカムも同じように大鎌を振りかざした。


△


「おう、やっている。やっている。」

サラーネは物陰から隠れてリカムの対決を観戦していた。


「やっぱり、最強の敵には的自身を当てれば勝手に自爆してくれるでしょう。ハハハハハ」

サラーネは笑っていた。

「本当にすごいよな。マハリさんの魔法陣はいろんなことができる。」

サラーネの後ろには魔法陣の紙があった。

「まさか、あんなちっぽけな紙で最強のリカムができるなんてさぁ、どんな勝負になるか楽しみだ」

サラーネは笑っていて魔法陣の紙をひらひらさせながらリカムたちの戦いを観戦していた。


△


リカムは劣勢を強いられていた。

大鎌で切りかかろうとしても相手の大鎌に当たって跳ね返されてぶっ飛ぶし後ろから切りかかっても分裂して逃げるから気持ち悪いほどイライラした。


「どうして逃げる!!私に正々堂々と戦いを挑んで来いよ!!」

リカムは唾吐き出した。

反対側のリカムは目の焦点が合ってないのか死んだ魚の最期の足掻きみたいな様子だった。

「おい!どうした。私を真似てる やろう!!私はまだ元気だぞ!!はやく、戦いの続きをしようぜ!!」

反対側のリカムはそれを聞いてリカムに襲い掛かる。


リカムは大鎌で守ってどうにか切られずに済んだ。

「まったく、もうちょっと戦いの流儀ってものを見につけた方が・・・」

反対側のリカムは怒涛の勢いでリカムに襲い掛かる。

そして・・・

「あっ!!」

リカムは少しの隙を突かれて腕を裂かれた。


「ああああああああああああああああああああああ!!!!」

リカムはこの時初めて幽体での痛みを感じた。

そして、裂けた片腕初めに転がっていく片腕を取ろうとしたリカムだったが反対側のリカムに大鎌で止められた。


「お前はなんでこんなことをする?」

リカムは聞くと反対側のリカムは何も答えない

「どうして、お前はしゃべれないのだ!!」

リカムは叫んで反対側のリカムに問いかけるが何も反応がなかった。

そして、反対側のリカムはリカムの首を切った。

綺麗な断面になったリカム

反対側のリカムは作った主のサラーネの所に向かう。


首がもげてあられもない姿になるリカム。

すると、リカムの体が光始めた。

光に導かれて片腕、頭部はリカムの五体の体に接続する。

そして、リカムの体は立ち上がった。


何があったか分からない反対側のリカムは驚きを隠せなかった。


△


リカムは意識を取り戻した。

「あれ、私何をやっていったけ?」

リカムは驚いている反対側のリカムを見て直前に何があったかを思い出す。

「そうだ!!私、なんか私に似ている奴に殺されて!!」

リカムは怒りを露わにして反対側のリカムに襲い掛かる。


反対側のリカムは驚きリカムは士気怒涛の勢いで殺しかかる。

「チクショウ!!全然、死なない!!当たらない!!」

リカムは考えていた。

全然死なない自分に似ている奴をどう倒すか・・・


すると、反対側のリカムは木に当たったがホログラムのように消える。


リカムは驚いた。

そして、これは東ヨーロッパの魔術の幻想魔法だと分かった。


リカムは大鎌を振り回すのを止めて幻想の自分に問いかける。

「お前は、ただの東ヨーロッパ軍が作った幻想のホログラムだ。まあ、だからといって私にはどう倒すか見当はついてないが・・・多分、なんか運命的にこの方法だったら行けると思う!!覚悟しろ!!」


リカムは幻想に襲い掛かる幻想はどうにか守る幻想

「そんなに守らなくてももうじき君は死ぬ!!」

リカムはそう言って大鎌を振り続ける。


そして、木に幻想が止まった時大鎌が消えるときリカムは不敵な笑みを出して本気で大鎌を振りかざす。

「じゃあね!!幻想の私!!!」


幻想のリカムは澄んだ美しい顔で綺麗に消えっていった。


「さてと、誰がこんな事をやったのかな?」


△


「ヤバヤベ!!あいつが殺された!!な、なんでマハリさんの魔法陣魔術は最強だったのになぜ、アイツは幽霊を自称しているバカな女の子供!!そ、それなのになんで殺されたんだ!!!!」

サラーネがそう叫んでいると

「やぁ、どうも。幻想の自分を生んだ張本人様」

リカムがサラーネの前に現れた


「う、うぎゃ!!!!!」

人間の声じゃない声を出すサラーネ

「どうも、張本人様。私は強かったでしょう?」

リカムは笑っていた。

「な何だ。お前は?本当に君は幽霊なのか!?」

そう叫ぶサラーネにリカムは答える

「はい、そうですとも私は元々軍人になりたかった13歳の少女です。」

「っく、うるせぇ!!せっかく六芒星になるチャンスだったのにお前の自慢話を聞かされて終わりは嫌だよ!!」

サラーネは魔法陣を楯にして何かを演唱し始める。


すると、たくさんの幻想の自分が出て来た。

「さぁ、どうだ。私を倒したければ!!この大量のお前を倒すがいい!!!」

サラーネは笑ってそう言ったがリカムは飽き飽きだった。

「わかったよ。でも、お前は一つ大きな間違いをしている。」

「な、何だ?間違いとは?」

「それはここは林で木がたくさんある所だよ!!」

リカムはそう言って大鎌を出して大鎌を振りかざす大鎌で風が吹き荒れて幻想ホログラムリカムは木にぶち当たる。

その一瞬の隙をついて木に透ける幻想のリカムをぶっ殺すリカム。

リカムの顔は笑顔になっていた。


サラーネは逃げようとしていたがリカムの大鎌はサラーネの首根っこを掴む。

「どこに行くの?さようなら!!」

リカムは大鎌を引く。

サラーネの首は呆気もなく切られて地面に首が落ちた。

「人間って本当に雑魚いねぇ!!」

リカムは大笑いをしていた。

そして、元凶であるマハリの魔法陣を大鎌で破いた。

「さてと、次に狙うのはマハリか・・・面倒な事になるが…まっ、どうにかなりますか」

破けた魔法陣の紙、サラーネの離れた血を出す身体と頭部を踏んでいきリカムはフランスのパリに向かって歩いて行った。


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