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終焉・1

・・・・・・

夜の明治神宮で七見・三見と睨み合っている。


「室長が蝙蝠さんだとは思わなかったですよ」

「そうかい?」

「大介と留李の子とそっちは丈平の子かい?」

「そうですよ」

「2人とも面影があるよ」

「その3人は会った後、死体にしちゃったけどね」

「我々2人を見て、目を見開き驚いていましたね」

「ほんとほんと、笑っちゃったわ」


「このっ!」

結が七見に殴り掛かった。

「ゔっぐっ…」

腹を蹴られうずくまる。


大石くんがうずくまっている結の襟を掴み、思い切り後ろに引いた。

光が上に抜ける。


「良く避けたわね?」

「さすが大石だな、勘がいい」

七見はナイフをもて遊んでいる。


危なかった、あのままなら首を斬られていた。

「平和な国で育った、甘っちょろいお嬢ちゃんになんて我々を殺られないよ」


「ふん!何よ羨ましいんでしょオジさんオバさん?そんな根性だから吊るし人なのよ!世界中どこ行ってもあんた達の居場所なんて無いのよ!いい?私達は、そ・う・け・ん・し!って言うの?わかる?エリートなのよ爪弾き者のあんた達とは、ち・が・う・の・よ!だから吊るされちゃうのよ!」


七見と三見の顔に怒りの表情が見える。

結の超おちょくりがかなり効いているようだ。


「ルーマニアとイタリアだっけ?私ねパスタ茹でる時に半分に折るのよ。何であんたに長いの?鍋に入らないじゃ無いの!それとね、ピザはパイナップル入れてハチミツかけるのよ。でねパスタにはケチャップかけるのが好きなのよ!イタリアよりフランスのワインの方が美味しいわよねー、やっぱワインはフランスよ!」


おちょくりの天才だ・・・

イタリア人へのタブーでおちょくりまくりだ!


七見・三見の顔が引きつりなから手に十拳剣と布都御魂剣を手に取った。

「その積年の我々の穢れを喰らわせてやるわ小娘ども!」


「ヤバっ!」

パン!

喝破(かっぱ)!」


「くらえ!黙祷(もくとう)

「六道!」


結が喝破を掛けてくれたので目で追える。

黙祷・六道と言う術を何とか避ける。


原宿側から人が走ってくる。

吊るし人の戦闘部隊だ。

公安とマトリが対応する、暗闇の中で混戦になってゆく。


「雄介!ちょっとちょっと!」

「何?」

「少し時間が欲しいの!」

「何でだ?」

「私の術は時間が掛かるから!」

「は?俺と同じかよ!」


「わかった!語見さん、糸子さんお願いします!」

「了解」

(それにしても強結界術師の直美さんが居ないのは辛いな)


「高天原に神留まります すめらがむつかむろぎ神ろみの命もちて八百万よ神たちを…」


(はぁ?おいおい結!中臣祓かよ!そりゃ長いな・・・長すぎる・・・)


「入る穢れを断て!断」

「内なる穢れをすてよ!捨」

「執着を離れよ!離」


七見・三見の羽が弾けた!

「ぐっ!」

「やるじゃ無いか小僧、でもまだこっちにはこれがあるんだよ」


2人は木霊1型のナノペーパー巻きを取り出す。

大きく振りかぶって振り下ろした。

(デカい!三見の術がヤバい!)

穢れの光が波が発生し俺たちに迫る。

(うぉ!来た!)


「みんなお待たせ!瀬織津比売!」

結の技がやっと発動した!

光の波をが止める。


「速開都比売!」

地面に光の波が吸い込まれて行く。


「気吹戸主!」

2人の幽体が地面に吸われて行く。


「速佐須良比売!」

2人の身体を浄化の光が包み出した。


「うがぁぁぁーーーーー!」

七見はのたうち回っているが三見は耐えている。

「クッ!木霊で増幅されて居るがなかなかの術じゃ無いか!ニ河白道(にがびゃくどう)!」

一本の道が現れ三見走馬の霊体が上がって来る。


隣りの七見の霊体は暴れながらも次第に消えていった。

「せっかく若返ったのに!いゃぁーーー!」

七見はその場で倒れ泡を吹き痙攣していたが、そのうち血を盛大に吹くとそのまま動かなくなった。


「お前らの親を殺った術でおくってやろう!弔鐘(ちょうしょう)

七見の木霊を取り両手の木霊で大きく太鼓を叩くようにして居る。

側から見て居ると滑稽だが。

穢れの光がだんだん増幅されている。

(おいおいあれ、めちゃデカくなってるぞ!)


大石くんと長内さんが三見の横に素早く近づき、小太刀ほどのタクティカルナイフで両手を手首から切りつけた。


「キッ!」


金属音が鳴りナイフは弾かれたが、術は止まった。

「お前半機械化してるのか?」

大石くんが三見を見つめている。

「半では無いな、8割ぐらいだよ。身体の中に木霊を埋め込んでるから全身増幅器なんだよ!羨ましいか?これで俺は過去最強の葬剣師だ!」


「ほう!じゃ見せてもらおうか、最強の葬剣師の力とやらを!」

「まだ冗談を言う余裕はあるんだな?弔鐘!」


ぐうっ!

(痛え!やばいモロくらった)

俺と結は跪く。

結は苦しそうだ。

「結!大丈夫だ!俺の後ろに来い!」


「ほう!親と同じ行為だな。お前の親父も妻を守ってたぞ。あっけ無く死んだけどな」


「うるさい!オヤジ型ロボット!」

「強がりだけは一丁前だな。じゃあな!”(ひつぎ)”!」

三見の腕から全身に回った光がだんだん大きくなって居る。身体に埋め込まれた木霊を経由し、術の威力が増幅して居るのだ。

化け物クラスの増幅の仕方だ、確かにあそこまでの術は見た事は無い。

(くっ、過去最強は嘘では無いかもな・・・)

その光が雄介を襲った










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