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笑う死体・4

笑う死体編はこれで終わりです

(全てが順調に進んでいたんだけどね、やっぱり葬剣師は勘がいいわね。本当に目障り)

奴らの放ったウィルスのせいで、こっちのネットワークの大部分がダウンしている。

情報も抜かれたようだ。


(芋蔓?全く気の利いた名前じゃないの)

おかげでネットの活動が出来ず、どうしても表に出る回数が増えて来た。

(まぁ、新しい身体になったから楽しいけどね)


吊るし人・オソロ国のネットワークが不安定になって居る。

現在は侵食を防ぐ為に軍の部門だけはネットワークを切り離し、独自のシステムとして居るがいまいちうまく作動していない。

侵食されていると見たほうが良いであろう。

(全くこんな時に侵略戦争されたらイチコロだわね)


一番ダメージがあるのは麻薬の製造と、アンチエイジングの技術だ。

今回、七見が受けた身体交換があと何年かは出来そうも無い。

決定的な心臓部をやられてしまった。


オソロ国は国内にネットワークを張り巡らしているが、こうなると毛細管現象のように隅々までやられてしまう。

今回は末端から侵入されて、恐ろしい速さで一気に広がってしまった。


最終実験体の七見達の経過を見てから、手術を受ける予定だった政府のお偉いさんは焦って居る。

再開出来るまでに、自分の寿命が来てしまう可能性が高いのだ。

命はあっても今の身体が手術に耐えられる体力が無ければ終わりなのだ。

(まぁ、ざまあみろって感じかしら)


この一件が良いきっかけになった。

やはりオソロ国も我々を奴隷程度にしか見ていないのがよく分かった。


もうここで総攻撃に切り替える事にする。

我々、積年の恨みを扉守一族・御剣一族に支払ってもらうのだ。

(”吊るし人”だと?全くふざけた名で呼びやがって、日本国内を追われて行った同胞達がどれだけ苦労したか・・・それにしても木霊が欲しいわね。うちにはその前の私の十拳剣・蝙蝠(こうもり)のアメノハハキリ・白の布都御魂剣の3本だけだからね。木霊の1型と2型ね。最終型の落涙太刀(らくるいのたち)は完成しているのかしら?)

探りを入れてみようかしら。


それと散々我々を利用したオソロ国は完全に潰しときましょうかしらね。

もう我々も能力者は3人だけになってしまったしね・・・


************


重傷者3人で怪我人は29人。

3人の中には直美さんが入っている。

警察の発表はオソロ国に敵対する国によるテロ。


「この若い女が七見弦元室長と言う事ですが・・・」

モニターに写真を写す。

「別人ね」

「これがオソロ国のアンチエイジングなのでしょうね。一連のポーション・エリクサー・ヘヴンゲートの件はこの技術に繋がるんだと思います」


「成功すればオソロ国は世界でも物凄い力を持つようになるな」

「そうですね、気に入らない国にはアンチエイジングの施術をしない!っと脅せるしね」


「七見はやはり吊るし人だったのね」

「それについては公安に問い合わせたところ報告がありました」

「はい?公安は知ってたの?」

「薄々ですが、怪しい行動をとっていたらしいですね」

「公安の秘密主義は全くふざけてるわね!」


結が怒っているので俺が質問を引き継ぐ。

「吊るし人はどう言う組織体系なんですか?」

「引っ張り出した情報によるとトップに七見、社長と呼ばれてます。その下に性別国籍不明の蝙蝠と呼ばれる副社長。その下に白部長。この3人の能力が高くその下からはほぼ普通の人ですね。現在確認されているのは15人です」

「実質的にトップの3人の運営か」

「そうですね、まぁ、代々木公園の一件があったのでしばらく大人しくしてるかも知れませんね」

「そうだと良いですが、そうはいかないでしょうね」

「一生大人しくしてろ!」

結はまだ怒っていた。






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