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エンジェリック・ギフト・6

「清浄なるに地に導きたまえ・・・浄土(じょうど)!」

直美さんが塩と水で部屋に結界を作ってくれている。

これで外には被害は及ばない。

(さてと・・・)


一尺ほどの白木の棒を出す。

安倍先生のデータから作った、木霊(こだま)という能力増幅装置のプロトタイプらしい。 

2本完成したので俺と語見さんがテストすることになった。

どう見ても切れっぱしにしか見えない・・・

(これで祓えるのか?)

理論的には今まで使っていた扇より1.5倍は強いらしいが・・・


「雄介くん開けるわよ!」

「はい!よろしくお願いします!」


パン!


ジャッ


(速い!何だ!)

結界で助かったがめちゃ速い物が襲って来た。

「まずいわね、わけ分かんないぐらい速いわ!」

直美さんが外に出た。

「ちょっと待ってて!」


(マジか!)

とにかく止まらず動く。

ツナギが切れて行く。

切り傷も多い。

(細長い物だな?それにしても2つは厄介だ!めちゃ痛えし!)


「そっち持って!」

直美さんがカーテンを持って来た。

カーテンを利用して水と塩で結界を作っている。

“物”は結界を嫌がっているようで襲って来るのをやめている。


カン!


カーテンの下から足を攻撃している。

「あっ!」

「雄介くん見えたでしよ!」

「はい!」


ワンバウンドする時スピードが落ちるのだ。


カッ、カン!

ワンバンのタイミングでカーテンを後ろに引くと、“物”が絡まった。


「今よ!」

木霊を振り上げる。


「入る穢れを断て!“(だん)”」

2つのモノの動きが止まる。


「内なる穢れをすてよ!“(しゃ)”」

2つのモノがうっすら光りうねる。


「執着を離れよ!“()”」

パシッ!


カラッ・・・


薄い光が消えてゆく…

直美さんの足元には2本のペンがあった。

木製のボールペンと万年筆のようだ。


手に取ってみると2本ともヒビが入っていた。

ハンドメイドらしい。

丁寧な作りだ。


ペンを鞄に入れる。

早く終わったので食事をとってホテルに帰る事にした。

直美さんは何でも良いと目の前の中華屋を指差したが、そこは某国の観光客専用なので日本人は断られる。

強引に頼めばOKしてくれるが、迷惑が掛かっても文句を言わないでくれと。言われる。

そんなところでは食べられ無い。


某国の人間達を観光の要にして居る場所には、こういう場所がある。

最近はホテルもタクシー(白タク)もレストランも経営者がその国の者になっていて、実質的には日本に金が落ちない事になって居る。


ヨーロッパからの人や日本人の方がよっぽど地元に金を落とすのだが・・・

自分の国のルールを持ち込むのでマナーの面でもトラブルを起こす。


道端で大小の用を足す。道に座り込んで写真を撮る。ゴミはその場に捨てる。並ばない。思い通りにならないと癇癪を起こし殴りかかる・・・

結構最悪だ。

最近は旅行先をK国にシフトしたらしいので安心だ。このままK国と仲良くして欲しい。


今日の宿泊地の河口湖のホテルに向かいながら、

大橋の先にある昔からツーリングや釣りの時に寄る定食屋に入る。

ここに場所が変わる前から利用している。


直美さんは富士山みたいな天丼に喜んでいる。

俺も久しぶりだったので堪能させてもらった。

むかごも売って居たので買って帰る事にする。


すぐ近くのホテルを予約している。

ここのホテルは某国アジア人旅行者が居ないのを確認済みだ。

河口湖のホテルオーナーも某国人が多くなっているので注意だ。

全く日本の不動産が共産圏の人間に買いまくられている。

これは国の乗っ取り工作だ。


早く法律を変えなければならないのだが、現状では某国らの息のかかった国会議員が邪魔をしている。

日本国から議員として何千万もサラリーをもらっているにもかかわらず、仕事もせず裏切って居るので早く居なくなって欲しいものだ。


チェックインして直美さんと別れた。

今日は祓があったので疲れた。

直美さんもへとへとだ。

風呂に入ってとっとと寝る事にする。


******


朝起きてひとっぷろ浴びたら朝食だ。

10代の頃は朝から鯵の開きとかありえない!っと思ったが最近なかなか好きになってきた。

日本人のDNAだろうか?


鯵の開き厚焼きたまご・生卵・のり・味噌汁。

「しみる・・・」

「何!じじくさいわね!バカなの?」

「ひどすぎです!おはようございます」


直美さんも食べ始める。

「あぁ、しみるわねぇ・・・」

おかわりして生卵を混ぜる。

直美さんから生卵をもらったのでダブルにする。

(日本人で良かった!)


食事を終えチェックアウトし昨日の家に向かう。


******


机に2本のペンを置く。

「これです」

「これは・・・大学入学の際に私が贈ったものです」

姉の早苗さんが手に取る。

付喪神(つくもかみ)みたいな感じですか?」

「その場合は物が意思を持ちますが、こっちは念に乗っ取られる感じですかね」

「どんな念だっんでしょう?」


「羞恥・後悔そして強い嫉妬と拒絶です」

直美さんが答えた。

「羞恥・後悔はわかるのですが、嫉妬と拒絶は・・・」


「あれじゃない?婚約の件」

お母さんが気がつか早苗さんに言う。

「あっ、でも流れたし?」


「何かあったのですか?」

「お見合いで会った人と付き合って婚約寸前まで行ったのですが、付き合ってらうちに不誠実さがちょっと見えて、3ヶ月前にお話しをお断りしました」


「それが何か?」

「健一はお姉ちゃん子だったんですよ」

「はぁ?」

「相手に会ってたみたいで“アイツはロクな奴じゃ無い!”っと言っていました」

「その方に会いにわざわざ来たんですか?それはお姉さん思いですね」

「いえ、高品さんは、あっ、その方高品明夫さんて言うんですけど、東京に住んでいます。お仕事も東京の製薬会社の研究開発していたそうです。会社は良いところに勤めていたようですが、ちょっと素行が悪いみたいで・・・」


「健一があまりにも言うので素行調査を興信所に頼んだんですよ。そうしたら色々出て来て・・・」

「なんか怪しい人とも付き合ってるみたいで・・・」


(高品明夫!)

「その高品さんですが、先日事件に巻き込まれて亡くなりました」


『えっ!』


「現在捜査中なのでもしよろしければ、その興信所の調査報告書警察に預けて頂けませんか?」

「構いません」


すぐ室長に電話をかけ手続きをしてもらう。

しばらくすると警察署から2名の私服が来た。

任意提出の形を取るので志村さんに提出書を書いてもらう。

警察には保管証を出してもらう。

証拠は我々がこのままマトリに持って行く事になった。


それとあの四十七国覇者之路のゲームだが、うちの研究屋が芋蔓(いもづる)”っと言うウィルスをぶち込んできっちり潰したそうだ。

公表していないのだが、オソロ国内のネットワーク異常が広がって居るらしい。

芋蔓の影響かどうかは不明だw


************


その2日後、青木ヶ原樹海で富士吉田車による不明者捜査が行われ、志村健一さんの遺体が発見され家族の元へ帰って行った。















エンジェリック・ギフト終わりです。

次のお話までしばらくお待ちください!


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