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第91話 プレータ攻防戦

「いっけーーー!!!ツララ!!!」

福音教会最高司祭フレイと取り巻き2人の間に壁を作る!

ナーガさんを助ける為のヒマワリさんの魔法の横槍。

瞬く間にたくさんの大きなツララが地面に突き刺さる!


「お主達!隠れておれば助かったやもしれんのになぜじゃ?!」ナーガさんは驚いた声を上げる。


そんなことはお構いなしに僕らは息を合わせて氷の壁を作成!

「ウルウォーター!!」


「アブソーブ!」


波の如くできた氷の壁とツララの数々

その氷の向こうで声が聞こえる。


「そこにいたか!グラス!!どこで覚えた魔法かわからんが、助けに入ったのがバカだったな!ナーガの弱点氷を周りに散らされてるぞ!あははは!!!」


僕が静かにナーガさんに近づき魔法を唱える

「セイグリットファイア!」


「!!!」驚くほどの光がナーガさんに集まる。


「何の光だ!!」

氷の向こう側で見えないフレイは驚きの声をあげた。


「暖かい。光属性の者への加護、セイグリットファイアか。おぉ、体にチカラが!!」

みるみる傷が癒えたナーガさんは僕らを見て嬉しそうに笑う。


「お主には驚かされるが、まずは感謝じゃな。!くるぞ!!」

そう話すナーガさんは身体を動かして僕らの防御壁になってくれる。


直後ドゴーンと爆発のような音が響く。氷の壁を割って出て来たフレイは

「せっかく生かしてやったのに。いや、死なないんだったな。


おぃ!グラス、出て来い!お前がLのコンパスの破壊者とともに逃げているのはわかっている。お前だろ?そこにいる動物達!」

と話す。


グラスはグラスで好きなことを話す。

「フレイ、お前がヒトクと言う奴だったのか?」


「あ?ヒトク?あー、前世の名か。なんでそんな事聞いてくるんだ?というかお前ら揃いも揃って口の聞き方がわかってねーな、ウィンドカッター!!」


「ウィンドカッター!!」僕は同じ技で相殺する。

「何っ!!?風魔法まで!!そーかそーか!お前ら敵対するつもりなんだな?よほどプレータを俺から奪いたいようだな?」


「は?」どういう事だ?

ナーガはそこでこう言う

「プレータはもともとお主1人のものでは無い!」


「違う!俺だけが世界からもぎ取ったんだ!」


プレータを死守することが元勇者のシュウヤをのさばらせない方法の一つなのか?

じゃあこれは


「プレータ攻防戦って事だな!」


「ナーガよ!忘れたか?幾度となく石となり、長きに渡って味わう屈辱を!!まずはいつも通り石になってもらう!」

そう言うとお付きの片割れに指示を出した。

「おい、ディスポ!メデューサの瞳をまずはそのガキに使え!そうだな、コストは半分でいい、残りはナーガだ!」


ディスポと呼ばれたとんがりフードの人物は

「えっ、ハッ!」と言いながら目玉の絵柄の手のひらサイズのボールを取り出すと

「強化ポイント半分とスキルポイント半分を石化のエネルギーへ。」

と口にした。すると直後そのボールが光り出して僕に向けられる。


石化される?条件は?あの目玉を見ないようにするべきか?いや!でも何か他の攻撃を仕掛けてくるかもしれない!


そう思った瞬間にディスポと呼ばれた男の顔を無意識に見ていた。マズイ、視線の間に目玉を運んで来ようとする手捌き!


また目を逸らしてイダテンで距離を取る。

チラリとナーガさん方を見ると、尻尾と斧がぶつかり合って激しい音が鳴り響いている。

もう一人の体格のいい男取り巻きのとナーガさん二人は既に戦の最中だった。

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