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第88話 いたんだ、転生者

「勇者は憎むべき相手って事?!」

フレイが嫌いな共通点をきっかけにすっかり気を許したナーガさんに僕は問いかける。


「ああ。勇者は世界の害でしか無い。

恐らくそのフレイも何か読み方を変えると20になるのでは無いか?


初めに会った時の勇者の名はシュウヤ そして前回の勇者の名がヒトクといったか、

どこかの言葉で19をあらわす。勇者は我を騙したその時から少なくとも20回目の転生を繰り返して生きておる。」


「まじっ!?転生?!!」

グラスは

「てんせい?・・・新たに生まれ変わる事をそう言うのか?

だが元勇者と言われても納得のできる強大な力・・・それはスキルをも引き継げるものなのか?」と聞き返した。


「いや、転生は別の人間になるはずじゃ。なにか方法があるのだろう。

自分ひとりが優位に立てるよう事実を知る事の出来ないようにしておる。何百年もかけて大事な事は情報統制されているのじゃな?


いいかよく聞け、七宝具を全て集めることによって1つだけ願いを聞いてもらう事が出来る。

我々はそれを【ワールドオーダー】と呼んでいた。そして

それによって初代勇者はいくつもの願いを実現させたようだ。」


「まるで聞いたことのない話ばかりだ。」


僕は七宝具を集めるとこんそーるぼっくすってのと話ができて世界のいろんな事を知れた。

って福音教会の本で書いてあったのを思い出したけどありゃ本当なんだ!

しかも願いを叶えられるのか?そんな記述、福音の書に書いてなかったけど。


「あ、ヒマワリさん出て来た!」僕が気づくと彼女は勢いよく手を振って出て来て、

「すごーい!!ずーーーっと昔のおばあちゃんに会ったよ!我が家の失われた秘伝のレシピ聞いちゃった!!カレーっていう料理!」と喜んでいた。

カワイイねヒマワリさん。5歳年上だけど彼女にしちゃうぞ!


「ではグラス、お前の番だ。」


「はい。あの、ナーガ様、あとで私も転生について聞いてもよろしいでしょうか?」


「うむ。後ほどな。」


まだ聞きたいことがあったのだろうグラスはそれすらも上回る宝具プレータの欲求に抗えず、静かに部屋にむって足を進めていき、見えなくなった。


「いやーいたんだ!転生者って。

あ、これって敵意なくナーガさんに会ったら漏れなくみんな宝具を使わせてくれるの?」と僕が聞くと


「うむ?ピスタ達はみな宝具を使いたくて来たのでは無かったのか?」とあちらが困惑してしまっている。


「や、なんかごめんね、ナーガさんの優しさにかまけてさせてもらってるけど、グラスが宝具プレータを使いたいって言って始まったんだよ。

他の3人はグリコのオマケみたいな感じ。グリコってなんだっけ?

そーいや部屋に入れる順番に意味あるの?」


「あぁ、欲の小さいものから順番だ。」


「えっ!ミアちゃん食欲凄いけど。あいたっ!」

寝転がっていたミアちゃんに睨まれ小石を投げられた!と言うか僕が1番欲深いのね。


順番待ちの僕はナーガさんから質問を受けた

「ピスタはその年でなかなかに強いの。かなり魔物を倒したのでは無いか?」

「それもあるけどDP交換ってスキルを探し出して色んな素材からポイントを取得したからそれが無い人とはちょっと違うステ振りしててね。えへへ。」

強いって言われてつい照れちゃった。


「DP交換を探し出す??すぐに授かるあのスキルの事であろう?。」

「え?DP交換ってどっかで貰えてたの?」


「まさか我だけでなく世界中の人間から【DP交換】を奪ったのか?あやつ、許せん。」


「ナーガさんとシュウヤだっけ?勇者との間に何かあったの??」

と問いかける。


「あれは・・・、我が勇者パーティと共に魔界の蓋を締め切った直後の話だ。」


「ちょっと待って!短文なのに情報量ヤバすぎ!!」

勇者パーティ?!魔界?蓋?!


「ピスタはおもしろいのぉ、まことに10歳なのか?」

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