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第81話 秘密を教えよう。

ヒマワリさんの放つ2乗分の魔法によってゴーレムはあっさりと倒れた。


残念ながら僕が倒したわけではないのでドロップは緑色のビー玉だった。

「ツララがあの数で打てたらやばいね。」


「なかなか凶悪だねヒマワリさん。私もツララ欲しいけど検索に引っかかってこないのはなぁぜなぁぜ?」

ミアちゃん検索の事は僕らの秘密だぜ。


そしてレベルが爆上がりしてMPの基礎値が増えたのかヒマワリさんは数回魔法を撃てるほど逞しくなっていた。


そんなこんなで進める様になったダンジョン3層は似た様なゴーレムが何体もいたけどせいぜいスパゴーレム止まりで僕とミアちゃんとグラスで

水で濡らす→凍らせる→ 壊すを繰り返して勝ち進んでいく。


「あれまた景色が変わった。敵も見当たらないしちょっと休憩する?」


「そうだな。ピスタ君とミアちゃんのおかげで誕生日以外の強化ポイントとスキルポイントが割り振られないまま3ポイントずつある。何を取ろうか?」


ヒマワリさんも

「私は20ポイントずつ、、、凄い。


誕生日4年分増えてる。

どんな割り振りにするべきかな?スキルは料理に全ポイント振ろうかな??」


僕とミアちゃんが珍しく真剣に顔を見合わせてアイコンタクトすると同時に頷き合った。

「わかってるよミアちゃん。この2人は信用しよう。」


「えっ?いや、え?何の話?お腹すいたって言おうとしたんだけど。」


おい!


グラスが不思議そうな顔でコチラを見る。


「2人とも、聞いてくれるかい?」

ミアちゃんと違って空気を読んだ2人はコチラをみて返事をする。

「さっきから僕ら敵のドロップを拾ってるよね?」


「ああ、確かに、にしては、何も持ってないな?」


とグラスが言い、間髪入れずヒマワリさんが質問する。

「ほんとだ!どこかに置いてきたの?」


ふふふ、驚け、

「僕らはこのドロップを経験値に変えてる。他言無用でお願いできるかな?」

「!!!」「えっ?どう言う事?」

返事を待つ僕。


「ええ。」「わかった。」


「2人を信じるよ。極秘にしてるんだけどステータスを開いてみて?」


2人がステータスを口にする。


「上の部分に長い四角があるはずだ。そこを押しておへその方を見て!」


「うわ、なんだこれ?」

「え?いつもあるの??気付かなかった。」

「とりあえずそれでctrlとFって所を同時に押して。」


「おした。」

「おせたよ!」


「上の四角にフライパンみたいなマークが出たよね?そのままおへその所で『ドロップポイント』と入力してみて。」


2人で手取り足取り教えながら理由を説明して最後に聞いてみる。


「2人にはこの【DP交換】をとって欲しい。


あくまで自己責任だけど。」と言うと。


「わかった。」

「むしろ取る以外の選択肢が無いな。」と言われた。


「しかし何でこんな見にくい所に『きーぼーど』があったり、ケンサクがこっそり出来るのか?気にはなるな。」


グラスは何かを疑う様な目をして考え込んでいた。




そう、そこなんだよな。

誰かの悪意を感じる配置。


その誰か?こそが僕らを追いかけてきている張本人である事など、その時の僕らには想像がつかなかったんだ。

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