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第76話 対ヌーラ戦

食事を終えて、ダンジョンへの道のりを確認し、荷物をまとめて早いうちにルイスの街を出た。


「こんな事なら【イダテン】をもう一つ準備しとくべきだったかなー。」

そう僕が言うとグラスは

「いや、軽いから背負って問題なく走れるぞ。ヒマワリは何歳なんだ?」

と言って犬におんぶされたサルを見る。


「15歳よ!と言うか今どう言う状況か説明してー!!!!」


そう人間の姿の僕が先頭を走り、キジの姿のミアちゃんが後ろ、サルの姿のヒマワリさんを背負って二足歩行で颯爽と走る犬がグラス王だ。


もう気狂いの集まりだね。チーム名はミアちゃんによってこう名付けられた。

「チームイモタロウ」

きっと僕がそのイモタロウなんだろう。


そうこうしてるうちに雪が積もるような景色になり凍え山ダンジョンに近づく。

すると石柱が並ぶダンジョン入り口の影から毛むくじゃらで全身白のゴリラがコチラに気付いて大きな岩 石を投げてきた。

「アースウォール!!」

「気をつけろ!あいつがヌーラだ!!」

アレがヌーラ!

「うそ!何体もいるって聞いてないんですけど!!!ウルウォー」ミアちゃんがたくさん出てきたヌーラを見てビビってる。見えるだけで5体、そこでグラスがミアちゃんの魔法を遮る!


「水魔法はよせ!」


アースウォールで凌ぐか!

「大丈夫!あれぐらいの岩ならヨユーで、」

「ピスタ君!!腕が光ってる!!スキルがくるよ!!」

「オッケー!アースウォール!!



あれ?来ないぞ!?」


「みてあれ!!」ヒマワリさんが指を刺したその先、さっき防いだ岩よりも何倍もの大きさの岩を持ち上げてコチラに投げられた!

「やっべーな。ウィンドカッター!」

岩を縦方向に切る風の斬撃はウル系だけにかなりの力があったのか真ん中でボロっと二つに分かれる。

「アースウォール!」

なんとかギリギリ塞がれた岩は方向を変えて僕らの左右を通り過ぎ左右に分かれて山肌を削るように落石していく。こえー!!


何かいい方法はないか?

「グワーーーァ!」今度はみんなしてヌーラが叫び出した。

「口が次は光ってるよ!」


「アレは何しようとしてるんだ?」

慌ててグラスの方を見ると

「【アブソーブ】系じゃないか?!ヌーラは氷の魔法を使うと思われていたがラジルがピスタ君の温度を下げる魔法をみて闇魔法に考えを改めた!ピスタ君、光魔法は使えるのか?」

「えっ?ああセイグリットとか?」


「セイグリット!?。。。もし使えるのであれば試して欲しい。」


「はい。でも結構遅いですよ。とりあえずセイグリットファイア!!」


足元の石畳をゆっくりと伝うように伸びていく炎の波がジワジワとヌーラに近づいていく。

さっきの詠唱のせいか空から冷たい雪が降り出してきた。

「霰?いや?!ツララだ!!!」

近くに刺さる氷の棘が僕らを襲う!

「逃げろ逃げろ!!!」


ヌーラの魔法やべえじゃん!逃げるようにその場から離れて石畳を見ると到達した炎が体を包み悶え苦しむヌーラ達がいた。

「セイグリットファイア強すぎるよ。」

「ラジルさんの予想が当たったね。」

そんな事を言っているとグラスがヌーラの元に駆け出した。


「トドメを!」

「だめ!!ピスタ君にさせて!!」

あっそうか!ドロップ率アップ!!

「まって!僕が!」

走り寄る敵は炎に包まれ地べたで苦しみ倒れている、チャンス!!

「ウィンドカッター!!」

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