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第62話 ポップ

「落ち着きましたか?」


「あぁ、ありがとう。ウルハーピーは?さ、去ったのか?」


ウルハーピー??あれウル系だったんだ!

「?あ、うん。」

倒したんだけど脅威が去ったと言えば去ったな。


「私が来た時にはもう2人は亡くなってた。ごめんね。」と落ち込むミアちゃん。


「すまなかった、こんな子供達に助けられて。ポーションだな。いくら払えばいい?」


「しょうがない事だからお金はいらないですよ。もも肉の依頼で来たんですか?」


「・・・。いや、俺は、その2人が目当ての鉱石をくれるって言うから連れてこられただけの人間で、多分俺を囮にしてハーピーを狩ろうとしてたんだな。」


うーん被害者か?判断しづらいなぁ、変な人だったら置いて帰ろう。


「元々のお仲間じゃなかったんですね。えと、僕はピスタ。こっちはミアちゃんって言うんだけど、お兄さんのお名前は?」

名前だけ聞いて帰ろう。


「ポップだ。2人は何でここに?」


「あっ、ドロップ回収忘れてた!ありがとうポップさん!ちょっと拾って来まーす!」


口をあけてミアちゃんを目で追っていたポップさんに

「あーゆー子です。気にしないで。」と言ってあげた。


「ハーピーの肉をとってくるギルドの依頼で。あ、今日中に報告したいんで僕らここで帰ります、しつれ」


「ちょちょちょちょっと待て!遺体をさ、」

え?遺体を持って帰るのやだよ、


「燃やしてあげてくれないか?アンデット化するとまずいし。」


「あ、アンデット化するから遺体って焼いてたんですね?」


「初めて聞いたみたいな言い方だな。」

しまった常識だったか?


「あ、いや、じゃあ焼きましょうか。スパファイア。」


「ピスタ君、今スパファイアって言わなかったか?強い魔術師なんだな!」

もくもくと煙の上がる石壁の中で遺体がだんだんと炭になっていく。



「どうすっかな、ミスリルが貰える約束だったのに。まぁ命あっての事か。」

ミスリルかぁ、そりゃ魔道具にも使われる金属だから貴重だよなぁ、


でもイダテンで走ったらすぐだから出来たらここで別れたいなぁと思ってたら遠くからミアちゃんが

「ピースーターくーん!なに焼いてるのーー?もうお肉食べてないー??」と聞いて来た。

ちょっと恥ずかしくなる。


「見てみてーこんなにあったよー!」とミアちゃん。


「上手い話には裏があるんですね。では僕らは立て込んでるので、」


壁の向こう側に出るとミアちゃんが運んできた肉がたくさん並べられていた。

後ろからついて来たポップさんは目の前に並べられたハーピー肉の山を見て

「マジでハーピー肉をとりに来た冒険者だったんだな。にしても多く無いか?」

と驚きを通り越して呆れているポップさん。


「確かに多いですね、袋に入るだけ持って帰ります。ん?どうしたのミアちゃん。」


「ピスタ君、ちょっと話が、」

「うんうん、何?」

ミアちゃんが小さな声で、

「お肉しか取ってないからあの人に羽拾いを手伝って欲しいのと、あのハーピー、じゃなかったウルハーピー、オレンジ色のスキルオーブが2つも出ました。」

「!!まじ?!オレンジは黄色よりランク下だって言ってたっけ?で、何のスキル?」


「それがね、同じじゃなくって【飛ぶ突撃】と【飛ぶ斬撃】だったの。」


「おー!良いねーー!ミアちゃんどっち欲しい?」


「ピスタ君が先に選んでいーよ。」

「じゃあ僕は飛ぶ斬撃で!」

「やっぱりねーなら私は突撃ね。どんなのだろう。」




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