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第60話 イダテン

「危なかった。」

「っと!さっきスキルオーブ無かった!?あっ!見つけた!!」

泥の中に手を突っ込んでドロップ品を回収するミアちゃん。逞しいね。

「ふーー、やっと倒せたけど舐めてたね。」


「うん、怖かった。あ、強化ポイントとスキルポイントが1ずつ表示されてる!レベルが上がったって事?」


「そうだと思う。」

「ちなみにこのスキルオーブ【イダテン】って書いてるけど、どんなスキルだろ?後はこの立派な角とお肉だよ。クリーン!」


「イダテンか。イダテン!?たぶんそれが欲しかったんだよ!!」

キレイにして袋に入れようとしてるミアちゃんを他所に僕は興奮した。

「ごめんミアちゃん、イダテン使って見てよ。」と言ったら

「いいの?黄色だから高いんじゃ無い?どんなスキルなんだろ?」

と聞き返された。


「予想通りなら、僕も欲しい。もう1匹ウルラビット狩りたいなぁー。」


「えー結構大変じゃ無い?よし!スキル取りました!イダテン!」

「まぁイダテンの効果を見てからだね。」


「えっとぉ、魔力を消費してSPDを上げる。だって!」

「どのぐらい早くなるの?」


「Lv.1で+100。+100?!ええーーー??!!」

「スピードがプラス100も?!ちょっと直線走って見てよミアちゃん。」


「オッケー!!よっしいくぞぉー!!」

すると僕が瞬きする間に20m程先でバタンと倒れた。



「ピスタくーん鼻血出たぁー。」


「ミアちゃんヒールヒール!!」

「あ、覚えたんだったね!ヒール。」

とぼとぼとこちらに帰ってくるミアちゃんは鼻血の後を残しながら、

「急に止まったら倒れた。なんで?」と聞いて来たので

「慣性の、えっと違うな、勢いが乗りすぎてたから、ゆっくり止まる様に早めに加速を落とさないといけないよ。」と説明してあげて10分もするとミアちゃんはSPD100と言う圧倒的ステータスを自分のものにしていた。


「もう1匹狩って!肉を街におろしてハーピー行こう!!」


「オッケー!!角は重いからDP交換する?」

「そうだね!荷物問題はこれからの課題だけど、角はでかいし邪魔になるからミアちゃんがDP交換してて!」


「オッケーありがとう!」


その後森の奥にてミアちゃんのおびき寄せ作戦で別のウルラビットと遭遇し無更に2匹分の素材を得て僕もスキル【イダテン】を得た。


「速さは力だね。」

行きの1/10の時間で街に到着。

コケッコの最後と言う名前の食堂でウルラビットの肉を預けて、ハーピーの平原に走る事30分。


「やばいもう着いたよ。」

「イダテンすごい。あ、あそこなんか群がって無い?」


「ほんとだ。地上にいるのは珍しいなぁ。」

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