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第58話 西の森へ

「あー!あの唐揚げ屋さんね!変な名前のお店だね!」


「今更だよ!!まぁ、でね、この王都付近の森にいるウサギ系の魔物でウルラビットってのがかなり強いから見かけたら逃げろと注意書きがされてたんだ。」


「うんうん。ウルラビットね、オッケー覚えた!すぐ逃げます!」


「いや、僕らはそいつを倒そうと思います。」

「えっ?なんでなんで!?あっ!!美味しいんだ!?」


「ミアちゃんグルメに目覚めたね。

そうじゃなくって!そのウルラビットはスパボアより大きくて頭に角がある凶暴な魔物で、光ったら目で追うのがやっとなぐらい早く走るらしいんだ。」


「あっ、光るって事はスキル?ウルボアの時言ってたもんね!突進系のスキルかな?って。」


「よく思い出したね!そう、今回はそいつのスキルオーブ狙いだよ。とりあえずハーピーの前にウルラビットを探しに森に行きたいんだけど良い?」


「ハーピー受けなくて良くない?まぁいいよースキルオーブは2人分ほしいなー!」


「そうだね!余るくらい取りたいなー!!」

「ではラジルさんに伝言だけして行きますかー!」


「おー!!」



その後僕らはラジルさんの家に寄って伝言を頼み、街の外に出た。久々の狩りだし気合い入れていくか!

「こっちの西の森の深くに出るらしいよ。」

とことこ歩きながらスライムを倒しつ森の奥を目指す。

森に入って約1時間、だんだんラビットが増えてスパラビット迄現れて来た。

「遠投!!はぁはぁ。」

「ふぅー、焦ったー!」

「ミアちゃん大丈夫?」

「うん。ラビットは動きが早いね、SPDにポイント振れば対応出来るのかな?」

顔に汚れが付き、汗を垂らしながらそう返事する。


大体の敵は僕の遠投で処理できたけど、数が多くなるとミアちゃんの魔法プロテクトとウルウォーターが必要になって来た。


スパラビットに関してはスキルを出すかと思われたが、俊敏な動きだけでスキルは出さずに角や肉をドロップしたので、取れる範囲で持って帰ろうとも考えてたが邪魔になるからDP交換に消えていく。


「ステータス。ミアちゃんの方はそろそろ上がった?」


「ううん、あと素材2倍ぐらい必要。」

「僕は4倍くらい。」

「えっ?かなり多く必要なんだね。それって何で?」


「いや、考えた事ないけど僕らのレベルに応じて必要なポイント数が変わってくるのかな?年齢じゃなさそうだよね。」



「そっかぁ。私の方が低いのはなんとなーくわかってたんだけど倍も違うのかぁー。」

「年齢も同じの僕らが倍ほど違うものなんて、、、兄ちゃんのステータスを引き継いだんだった。通りで。」


「・・・カシュウ君。」

その時甲高い鳴き声と共に木々が倒れる音が響いた!


「来るぞ!!ウルウォーター!!ミアちゃん!!」僕は地面にウルウォーターをかます!すぐ様ミアちゃんが

「オッケー!溶ける!」


そこにものすごい速さで突っ込んでくる巨大な角!

「来た!!コイツがウルラビットだ!!」


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