第54話 仲間からの攻撃
王様との話は内密にと釘を刺されて終えたんだけど、絶賛ミアちゃんに睨まれている。
「ピスタ君さぁ。まずは冒険者ランクを上げて、スキルもたくさん取ってハーピーの唐揚げを毎日食べる生活するって言ってたよね!」
「いや、最後のは言ってない気が。」
「言ったよね!?」最後まで言わせてよ。食い気味にYESとハイしか選択肢が無い質問をしてくるミアちゃん。
「あー、言いました。はい。」
「で王様の言う事聞くの?」とここでラジルさんが助け舟を出してくれる。
「ミアちゃん、ゴメンね私の責任だと思うの、2人を巻き込んだ事、許してとはもう言えないけど、いつでもこの家で過ごしてもらって良いから協力して欲しいの。」
庭のテーブルで説得されている僕らは少し無言になる。考えてくれと言われて保留にしちゃったんだよね。
そこへエンドゥさんがお茶とお菓子を持って来てくれたようだ。
「まぁまぁ、考えるお時間もありますし、紅茶でも召し上がってください。ミア様、クッキーなどはいかがですかな?」
「エンドゥさんそんなに僕ら子供に気を使わないで下さいよ。」
「ハハハ、それは本当に10歳の子供から出るセリフでしょうかね?ピスタ様はどこか達観した部分がございますので子供に見えないのですよ、それに今お二人はお嬢様のお客様です。無碍になどできません故、ご容赦下さい。」
そんなに子供っぽく無いかな?前世で何歳だったんだろうね僕って。
「え、くっきーって何?」
「焼いたお菓子でございます。」
「あぁーミアちゃん!いただきますぐらいしてよ。」
「いただいてますモグモグ。」過去形だと!?
「あら?アルフ神聖国も福音教と同じく『いただきます』と言う言葉でお食事を始めるのですか?」
「え?どういう事ですか?」
「福音教は食事前のお祈りなどはしないのですが、イタダキマス で食事を開始し、ゴチソウサマ で終えるのが一般的ですね。」
なんだか僕の前世の国の様な感じだな。
「そんな事ないよね?モグモグ。ピスタ君だけだと思う。モグモグ。これおいしい!!くっきー毎日もらえるなら王様の依頼受けてあげようかな?」
ミアちゃんらしいや。
「じゃあ受けようかな!僕らのメリットはなんたって成功の宝具ファラの利用権利だもん!!ラッキーじゃない?」
「それは大きいけど私一回の大きな幸せより、毎日のこういう幸せの方が好きなんだよね。」
「いい事言うねミアちゃんでも、・・・・・太るよ。」
「ウルウォー」「魔法はやめて~~~~~!!」




