第49話 オムグ商業国家
やっと着きました!オムグ商業国家!
「皆さんありがとう!とても良い学びのある旅でした!」とラジルお嬢様。
立派な屋敷の前で降りて何人もの使用人に出迎えられている中、頭をしっかり下げるお嬢様にブブト様達は焦りながら
「頭なんて下げないでください!」と手と顔を振っていた。豪邸にビビったな。
そのまま僕らは歩いてエンドゥさん達とギルドへ直行。依頼達成の報告をして晴れてDランクになった。
ちなみにオムグ商業国家はガルマン帝国との物流や人の行き来を公式に認めている事もあり、ギルドのランクはどちらでも通用するらしい。
今はまだ木彫りのプレートで名前も自分で手書きする安っぽい感じだけど、Cランクからは金属だそうだ。
「ほらよ!ピスタ、ミアちゃん!今回の取り分だ!とりあえず、俺たちはこの後飯食って、一泊して明日セントの街に行く護衛依頼受けながら帰るけど、どうする?やっぱお嬢様んとこ行くか?」
「はい、ちょっと滞在を考えてまして、ミアちゃんもそれで良い?」
「今後の予定はそれで良いけど、私達ってこんなにもらって良いの?」
すぐさま渡されたお金を見て返事をする。
金貨10枚。聞いていた今回の依頼、つまりラジルお嬢様が払った5枚を、上回る金額だった。
確かにおかしいよな。
「あ、それはな、ハーピーの羽売ったらやばい額になってさ、俺たちボロ儲けなんだわ。なんでも矢に安定性と低失速って効果が付与されるらしくて。」
回復のお姉さんは
「スキルオーブ2つも譲り受けてるし。採算的にもかなりプラスなの。それぐらい受け取って当然よ。」
と言ってくれた。
「もも肉は?ハーピーの。」
「それなんだかな、」ブブト様がいつも通りの悪人顔でニヤける。
「メチャクチャ美味いらしいから直接飯屋に卸して食べようと思ってさ!一緒に食うか!?」
「行く行く!!」
仲良く笑うパーティメンバー達と僕ら。良いチームだったね。
「んじゃ夕飯時にあそこの角にある飯屋
【コケッコの最後】って店で集合だ!」
店名グロいな!
「わっかりましたー!!」
「はーい!楽しみだね!ハーピーのお肉!」
ミアちゃんはグルメにも目覚めそうだな。




