第45話 Lのコンパス
ブブト様が剣を肩に構えドアを開けるとトンガリ帽子の6人組がドアの方にゾロゾロと集まって来たようだ。
そのうちの1人の男性はブブト様へ話をしだした。
「こんばんは。私は福音教オムグ支部より参りました。突然ですが、福音教、第五章 第一節
【Lのコンパスが示す者に注意せよ。】
とあります。
あなた達の中にその注意人物がいると判断しましたので、特定させてもらいます。」
「いきなりだな。何だそのLのコンパスってのは?それよか勝手すぎないか?おれたちゃ野営をしてるただの冒険者だぜ。」
「ほぅ。ただの冒険様がこの様な強固な野営地を築いているのは不自然ではありませんかな?」
「ま、返す言葉無いんだけどさ。で見つけてどうするんだ?」
ブブト様が話を長引かせてくれている間に後ろからこっそり見ていた僕は、ミアちゃんに小さな声で話しかける。
「なんかあのコンパスたぶん僕を指してるんだよね。」
「そうなの?!なんで?!」首を傾げるミアちゃん。
「だってLのコンパスってLUKの事じゃない?」
「へーなるほど!」
「LUKが高い奴が要注意人物だって事を知ってる誰かがいるんじゃ無いかな?」
やばいぞ、そんな高LUKを特定する魔道具があるなら是非ほしい!
「ピスタ君みたいにLUKを高くされると都合が悪い人が作った魔道具って事?じゃあ、、、とかしちゃう?ピスタ君を。」
「おぅ、、、その発想は無かった。でも溶かすなら出来たら魔道具の方でおねがいします。」
「冗談だよ!」
「・・・。じゃあこうしよう!ゴニョゴニョ。」
「オッケー!」
「エンドゥさん!エンドゥさん!ちょっと僕隠れるんでいないことにしてください!!」
「えっ!あ、はい。かしこまりました。」
エンドゥさんアドリブ頼むよ!
ブブト様は
「Lのコンパスってのは何だ?とりあえず、中に依頼主の貴族様がいらっしゃるんだ、話をしてくるから少しまて。」
「ええ、こちらも揉め事は嫌いでして。よろしくお願いします。」
とトンガリ1号。
ドアを閉めてブブト様とさっき起きてきたラジルさんが話出す。
「今、福音教の人らが外で待ってまして、ラジルさん、エンドゥさん、Lのコンパスって知ってますか?」
「いえ。」
「いいえ、私も。」
「そうですか、どうも人探しをしてる様ですが、お二人もご存知の通り福音教は最大宗派で国への貢献度も高い。これと言った対立相手もいないのであまり敵に回さない方が・・・。入ってもらっても構いませんかね?」
「そうですね。とりあえず入ってもらいましょう。」
そんな会話をしてる間にミアちゃんが地面に溶かすをかけて子供一人分入れる窪みを作ってくれた。
当然土が溶けて泥状態。
僕はそこにアブソーブをかけて今度は水分が無くなりサラサラの砂が底の方に溜まっていた。
すぐに僕はそこに隠れて横向きのアースウォールで蓋をする!とりあえず地面に隠れたぞ!あとはミアちゃん頼みます!
どこどこと入ってくる人たちの声は何とか聞こえる様だ。サラサラの砂が海辺の砂の様で気持ちいいぜ。
「こちらのラジル様が俺たちの依頼主だ。王都への道のりを護衛している。」
「どうもこんばんは福音教の者です。ファラの恩恵に預かりコチラの方角に探し物があると上の者から伺ったもので、少しお調べさせてください。」
「ええ。構いませんが、そのコンパスが示すのは何なのですか?」
とラジルお嬢様。
「いや、お恥ずかしい話ですが、何か分からずでして。
私達もこのコンパスが反応した事に驚いております。何にも反応しない魔道具かと思っておりましたら、先程本当に反応したので。」
先程って事は何kmも離れたら反応してくれないって感じかな?そしてコンパスが指し示すのはLUKが高い人。と言うことすらも秘匿されてるのかな?




