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第31話 冷たい水はいかがですか?

「【水神の加護】かぁ。。。僕もう持ってるし、ミアちゃん使いなよ。」


「えっ!いいの!?」

「ありがとう!ステータス。」再びステータス画面を開きスキルを取得する。


ミアちゃんの初めて覚えたウル系のウルウォーターは僕のウルウォーターよりも数倍大きかった。強化ポイントをINTに振ってるからかな?


ドヤ顔のミアちゃんを連れとうとう海岸まで辿り着いたんだけど、ここからどこに向かえば良いんだろう。


「確かオムグって言う国があるらしいんだけど。しばらく真っ直ぐ進もうか。」


「なんか不安。」


歩く事1時間、とうとう石畳を見つけ僕らは目を見合わせる。

走り寄ってどちらの方向に行こうか迷っていると馬車に乗るおじさんがこちらに向かって来た!!やった!!


「こんにちわー!!」


「おー!!どうどう!!こんにちわー。??えっ?子供だけかい??」


「そうです!どっちに行けば良いかわからなくて。」

「おじさん、ここどこですか??」とミアちゃんも質問すると。


「んんー怪しいなぁ。盗賊とかが隠れてるんじゃないか?」

そう言い出して周囲を警戒し出す。


「ほんとですって!海の方から来たんです!」


「へ?海?船?まさかな。漂流してきたのか?!確かに何だかみすぼらしい格好だけど。そんなわけないか、海なんて沖まで出たらすぐクロコシャークの腹の中だろうし。」


あのワニ鮫、クロコシャークって言うんだ。

「強かったよね、ワニ鮫。倒した時のドロップ、これって売れたりしますか?」


「えっ!ええええーーーー!!!」


「・・・やばい、なんか僕達やらかしたぞ。」

「みたいだね。はぁ、素直にDP交換しとけば良かったわね。」


「や、だってお金が無いし、売れそうだったけど価値がよくわからなくて。。。ゴメン。呪いのアイテムだったとか?」



「こっ!これ!どこで見つけたの?買取していい?!」おじさんは目をキラキラさせて話してくる。


「あっラッキー、買い取りしてくれるって!」

「こーゆー時のLUKなの?!」と訝しげに見つめてくるミアちゃん。

ミアちゃんはまだLUKの良さを理解していないね。


「おじさんこれいくら?結構高いの?」


「そりゃもうクロコシャーク素材は何でも高いよ!!この緑色はレアリティが高い証拠じゃないか!」


「色によってレア度が変わるの?」


「へ?習ってないのかい?君たち何歳だい?そう言えば海の方って一体どこから来たんだ?」


「私たちはアルフ国を逃げてオムグを目指してやって来たの。」


「・・・。」


おじさんは固まった。

「ウソ??じゃ無いんだね?・・・。

ひとまず荷台で悪いが乗りなさい!街まで行って衛兵さん達に事情を話そう。」


「あっ僕ら吊し上げられたりする感じ?」


「いや、わからないけど、おじさんただの商人だから手に余ると言うか、まだ若いから強化・・・いやいや、そんな訳はないか。じゃあ戦争孤児なのかな?」


「まぁそんな所なんですかね?僕ら自身も何もわからなくて。ひとまず甘えて荷台で休ませてもらいます。いいよね?ミアちゃん。」


「うん!やっと休める!おじさんありがとう!!ほら!ピスタ君!お水でも出してあげて!」


「あ、そうだね。おじさんコップある?」


「え?あぁ、皮袋だけど、ウォーターなら使えるよ。」


「まぁ見ててよ。」

僕は皮袋を預かると中身の水に魔法をかける

「アブソーブ!」


「冷たい水はいかがですか?」









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