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第22話 カシュウ

兄 カシュウの話

重症だった。


腹がバッサリと切れ滴る血、気を抜いたら内臓が飛び出そうだった。

膝をつき腹を抑える。


ピスタの治癒があればなぁ、そんな気持ちにさせる痛みを他所に更に重症なミアが同じ様に腹を切られ、差し出した腕は骨が剥き出しで血だらけになっていた。


「ピスタ、、ミアち ゃん   の手あて、を。」


へへっ。ちょっと、カッコつけちゃったかな。

あー目の前が暗くなる、あぁ、もう。

命のともしびが消えかかってるんだな。

父さんと母さんは大丈夫かな、


死んでたら俺がピスタの面倒見なきゃならないけど、



むずかしそうだな。コイツに勝てっこない。



あーそうだ、


あと

一つ。



あと一つだけ。



神様。



もう少し俺を動かして




ください。


「スデーダス、グハッ!!」血が出てくる。

そんな事よりも!!





【瀕死】

そうだよな

だから!!だからそこ!



使う時がきたんだ。



俺の持ってるありったけの力をピスタに。


絶対死ぬなよ。ピスタ。


「きいてくれ、ポイント交換を、する時が来た。

すぐ、、ピスタが、、、使ってくれ。」


上手く言葉が出てくれた。



困った顔するなよ。



「ピスタ 行くぞ!!!」

ズタボロの肺に無理やり空気を入れる。


「DP交換!!

俺の全てを!!ドロップに!!」




その瞬間

キレイな藍色がかったの光で目の前が埋め尽くされた。


よく見るとその奥にいつもの畑が見える。うちの畑だ。


ピスタを追いかけて元気にじゃれあってる自分がいる。


父さんと母さんは汗を拭きながら笑ってこっちを見てくれてる。


いい家族だったな。









「ピスタ・・・大好きだぜ!」






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