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第20話 僕らの家族

「ピュリファイ!!!キュア!!」


僕は傷口をピュリファイで消毒して肉を寄せ付けキュアを唱える。


必死だった。兄ちゃんの腕が治ってくれなきゃ!

ただそれだけだった。

何度もキュアを重ねて兄ちゃんの顔色も良くなって泣きながら肩を担いでその場を離れようとした時、僕らの周りにはたくさんの村人が周りに集まっていた。


ずっと見ていたであろう白の黒5号が

「どうしてその魔法が使えるんだ?誰かにきいたのか?!おい答えろ!お前のスキル取得方法を言え!」


僕は睨みながら

「独学だ。」

と答える。



そこは神父が

「この得体の知れないピスタこそ、祈りを邪魔する者で、今回の元凶だ。みんな、こやつを吊し上げろ!」


すると白の黒5号は

「この村は失敗だな。」と呟いた。


神父はとうとうイカれてしまった

「皆!よく聞け!ピスタも悪だがコイツは司教の殻を被る偽物だった!!今すぐ、」


白の黒5号は何やら唱え出し右手に水を纏っている、そしてそれはだんだん大きくなり右手を振り切ったんだ。


「ウォーターカッター!」

一枚の水刃が神父目掛けて飛ぶ中、走ってきた人影が神父を守るかの様に突き飛ばす!


「!!お父さん!!」

首から血飛沫を飛ばし倒れるその人に走り寄るのはミアちゃんだった。


「お父さん!!お父さん!!」


神父は

「あぁ身代わりか。」とボソリと呟く。


続けて声を高らかに

「見たか!村人達!!コイツは司教のフリをして村人を殺しまわっている!悪人だった!!皆で押さえつけろ!!」


僕はミアちゃんのお父さんに近寄りキュアを唱えたが

全く反応しない。既にミアちゃんお父さんは生き絶えていた。


「そんな。」

「ウソ。・・・・さない。」


そこへ僕らの両親とミアちゃんのお母さんもやってきて僕らを守るために立ちはだかる!


「カシュウ、ピスタ逃げろ。どこか遠くへ!!!逃げるんだ!!!」

父さんが頭を押さえながら叫ぶ。母さんは笑顔で頷き白の黒5号を睨んだ。


「ミア、あなたも!早く!!」

ミアちゃんのお母さんは亡骸を抱えて泣きながらミアちゃんを突き飛ばし僕らと一緒に逃げてと叫んだ。


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