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第15話 VSウルボア戦(後編)

「お前の獲物はこっちだよ!!」

投げた小石は木にもめり込む強さのはずなのに厚い毛皮のせいか足止めにもならない。


近距離で先の尖ったものを打ち込まないと倒せないか。


「ミアちゃん!スキルが取れたら今から水を撒く場所の土を溶かして沼にして!!」


「え?!ぬ、沼?!わ、わかった!!」

 僕はすぐさま水魔法を唱えた

【スパウォーター!】

突如としてお風呂の水をひっくり返した様な量の水が地面に広がる。


「え、何!?魔法?!すごい水の量!!」


LUK50になった時に【水属性】が進化して【水の加護】になった。

その時覚えた魔法がウォーターLv1の強化版スパウォーターLv1だ!!


「ピスタ!!これをどうするんだ!?」

「先を尖らせて僕のなんとか持てるサイズの木の杭をたくさん作って!!先端をなるだけ鋭く!!」


「わかった!もう少し頑張れ!!」


僕はゼェゼェ言いながら紙回避を重ねていた。LUKのおかげで助かっていたのかもしれない。


何度も回避したのち、兄ちゃんが叫ぶ、

「おまたせ!!ピスタこっちだ!!!」


またウルボアがオーラを放ち突進して来た!沼の方向に誘導しなきゃ!!

最後の力を振り絞り沼を目指す。それに負けじと僕に追従するウルボアはもはや転がる岩だった。


そして沼の前まで来た瞬間、横に飛び先程までいた地面にありったけの魔法を放つ

【スパウォーター!】

危険を察知し止まろうとしたが、即席の泥水で足を滑らせ沼に直行するウルボア。

「「よっしゃ!!」」

しっかり落ちる迄見ていたがまだやる事がある!!


僕は木の杭を手渡しされて暴れる泥だらけのウルボアの頭に至近距離で投げ出した!


「えんとおーーーおりゃーー!!!」


何本も頭に刺さってウルボアの動きが鈍って来た。もう安心だ。

ミアちゃんが、

「アレって遠投って言うの?」と兄ちゃんに聞いていたがとうとう動かなくなりフッと消えたかと思うと巨大な肉の塊と、黄色がかった3本の大牙がドロップされた。


「「た、たすかったー!!!!」」


僕ら兄弟が倒れて笑い出したから、ミアちゃんも真似して

「やったね!!」と寝転んで空を見上げる。

兄ちゃんは

「こんなステータスで!ウルボアに勝てた!!」と喜んだ後すぐに

「えっ。ええええ!!!!」と何かに驚いていた。


「どうしたの!兄ちゃん!」


「ステータスが!!」


「んん?」二人して首をかしげながら自分のステータスを見ると画面右上の表示がいつもと違ったものだった。


強化ポイント  1

スキルポイント 1



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