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第14話 VSウルボア戦(前編)

「カシュウ君後ろ!!!!」


「おっ!よしっ!おりゃ!!!」

兄ちゃんの斧がスライムの胴体を真っ二つにした時、コアが崩れて煙となる。


「出たか?ドロップ?」

「でたでた!!」


「あっ!ピスタ君!あそこにもう1匹いるよ!なんか襲ってこないね、変なスライム。あれ?逃げ出した!」


「追いかけようぜ!!」

「いや、こっから届くよ!【遠投】!!」

僕は小さな小石を拾うと遠くのスライムに向かってスキル【遠投】でオーバーキルをしてみせた。


「後ろの木にめり込んでるよ。怖い。」

ミアちゃん、素直な感想傷つくぞ!


ミアちゃんが近寄り落ちたドロップ品を拾うといつもの無色とは違う赤色のビー玉があった。


「今まで5個とも透明だったのに、初めて赤色が出たね。」

3人して空に向かって掲げたビー玉を見つめる。


「ミアちゃん、内緒なんだけど、ステータスの検索画面でドロップ品を虫眼鏡に重ねてみてごらん。」


「え?うん。ステータス!こうかな?

え?!ええええ!?【溶かす】ってスキルを取得しますか?って出てる!」


「えー!!何それスキルもゲットできるの!?ん?!あっ!危ない!!」


真っ直ぐに突進してくるボアと言う野生の豚を見て僕らは転がりながら逃げる。


「今度はボアがお出ましか!ちょっと森に深入りしちゃったな、ピスタ任していいか?!」


「OK!連続【遠投】!!」

弾けるようにたくさんの拾った小石がボアの方向に投げられあっという間に討伐できた。

「やったね!牙をドロップしたよ!」

ニコニコしながら牙を持ち兄ちゃんとミアちゃんを見ていると、2人は顔が凍りついていた。どうしたんだ?


2人が指差す先を振り返るように見ると、

7~8倍でかい奴が構えている。

コイツはボアよりもその進化のスパボアよりもさらに強いウルボアだったはず。


そう思ってるとオーラを纏って一直線に走って来た

「やばい。なんか強そう、石なんかで勝てるかな?」


「ピスタ!!!こっちだ!」

僕たちは右に左に走りながら村の方に逃げる!しかししつこい!これじゃ村にまで追ってくるぞ!


「倒そう!!」

僕はそう宣言する。

「「えーーー!!!」」


「だって村まで潰されちゃう!」

「わかったから!作戦くれよ!」


2人ともPOWとVITに25以上強化ポイントを振ってたからきっといざとなれば

一瞬だけ力がスキルレベル分n倍化する【怪力】と

一瞬だけ防御がスキルレベル分n倍化する【鉄壁】が使える!


そして僕より体力があるはず!!・・・なんか情けないね。


「アイツは真っ直ぐ突進してくるから合図で左右に分かれて!兄ちゃんたちは怪力で木を切って倒しておいて!!ミアちゃんはさっきのスキルを取得して!!」


「ピスタ君狙われるよ!大丈夫!?」


「大丈夫!なんかのスキルなのかオーラを纏ってる時は直線にしか動かないんだ!!行くよ!!せーの!まがれぇーー!!」


三手に分かれた僕らを見てオーラが消えかかる、ブレーキをかけようとしたウルボアに向かってスキル【遠投】で拾った石を投げつけた。


「お前の獲物はこっちだよ!!」

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