第16話 身代わりの印
「やった、やったぞーーー!!」
「なんで!いつ増えたの?!」とミアちゃんは驚く。
みんなが今の戦いで1ポイントずつ取得していた。
「何千匹と魔物を討伐してやっと1ポイントって先生が言ってたけど、格上だったからかなぁ?」
僕が口にすると
「そうだよ!ましてや子供3人でウルボアなんて普通倒せやしないんだから!!怖かったーーー!!」
とミアちゃんに言われた。
「朝ごはん食べたら今日は学校無いから畑仕事で、昼休憩に集合しよう!お肉はクリーンかけて半分こしようか?」
「私のおうちはお父さんが心配だから欲しいけどやめておくわ。」
「えーなんだか悪いよ。じゃあさ、お昼食べにおいでよ!!」
「わかった!お母さんに聞いてみる!!じゃあね!あ、薪だけ貰うね!」
大きな薪を担いで走り去るミアちゃんを見て僕が言う。
「ええ子やね。」
「どこの言葉だ?とりあえず薪は全部渡したから、肉を献上して許してもらおうぜ!」
帰宅すると薄められたミルクがテーブルに用意されよていてカチカチのパンがお皿に乗せられようとしている。
母さんはブロック肉を見てお皿に配っていたパンを落とした。
「薪取りに行ってなんでお肉!?お父さん!!起きて!!!」
そうして今日の朝食はステーキが添えられました。
「え!これめちゃくちゃ美味しい!!」
にっこりと笑う僕たちは、瀕死のボアを見つけて斧で倒したらドロップで出て来たと言う嘘をついてしまったが、
お父さんはそんな事気にせずに1番食べていた。
昼のミアちゃんの分も残してよパパ!!
「お昼にさぁ一緒に薪拾いについて来たミアちゃんが来るんだけど、ボアのお肉ご馳走してあげていい?」
「まだまだあるから良いわよ。ん?あんた達だけで横取りして来たの!?」
「いやーそれは、、、。」気まずい2人。
「半分切ってお裾分けします。」
母さんの言葉に父さんはホロリと涙を流していた。
結局父さんの激しい抵抗もあり、いつも遊んでもらっているお礼でと言う気持ち程度の量を包んでもらい、ミアちゃんの家に凸る。
「ミアちゃーーん!ピンポーン!!ピーン ポーン!!」
「え?ピスタ君どうしたの?何それ?何の儀式?!」
「いや、チャイム的な、何だろね?」
「ちゃいむって何?怖いんだけど。・・・カシュウ君は?」
「あ、僕1人だよ。」
「そっか。あ、で、どうしたの?」
すると奥からお父さんがやって来た。
「あ、お父さん。こちら薪拾い友達のピスタ君。」
・・・薪拾い友達。
「おはようピスタ君だっけ?お兄ちゃん巻き込まれて大変だったね!
村長の息子さんが騒ぎを起こしたってミアから聞いて。
ケガしたのはお兄ちゃんだったかな?無事かい?」
え?この人ほんとに洗脳されてるの??普通に良い人なんだけど。
「あ、大丈夫です!司教さんを怒らしたら怖いですね。なんて名前だったっけ?」
「そうだよ!教会には敬意を払ってよく言うことを聞くんだよ、特に司教クラスになると白、あいててて頭が痛いなぁ。」
(今、白の黒を言いそうになって頭痛が起きてるんじゃ!?!)
「あっそうだ!何の用事なの?」
ミアちゃんが割って入ってくれて僕は
「そうだった、僕POWが無いからいつも薪拾いあんまり手伝えなくて、そのお裾分けにお肉どうぞ!」
「ええっ?!良いのかい?こんな上等なお肉、教会に持って行こう、あいててて。」
こめかみを抑えるミアちゃんパパ。食べたくて葛藤してるな!
「実はこのお肉、熟成させ過ぎて安全に食べられるのがあとちょっとなんです、だから今日中にマクアダさんちでどうぞって!」
「熟成?お肉をかい?不思議な食べ方だなぁ。」
「その分美味しいですよ!!一応キュアしておきますね!キュア (ピュリファイ!)」僕は小声でミアちゃんのお父さんにピュリファイをかけた。
今、白の教団のヤツらから救ってあげるからね!!
「わかった、うちでいただこう!」
目が喜んでるよミアパパ!
そうして運良く手渡しする時に手を触れステータスを覗く。
!!!!やっぱりあったぞ!状態異常!
【魂の束縛】【洗脳】→解除
【身代わりの印】
ん???身代わりの印?魂の束縛もピュリファイで解除出来ないぞ。何だこれ?嫌な予感しかしないんだけど。




