新たな使命
*
鐘が鳴る。
それは王国内を響き渡る、大きな鐘の音。
「大鐘楼からだぞ」
「!!っ緊急事態かっっ!」
「何?!」
「ーっ五つ以上だ!!」
鐘の音に負けないぐらいの大声で
翔煙隊の男たちは叫ぶ。
「オーゲル様!!召集の発令を!」
「え」
偽オーゲルこと魔女は、ポカン。
「あ」
男たちの視線に気づいた
アルファイがオーゲル(魔女)を見た。
「っ!ばっ」
「オーゲル様!?」
「(あれ・・・?)」
「!!(なんか・・・オーゲル様
・・・ちっちゃくね?遠近法?)」
誰かが気づきそうになる瞬間
アルファイはオーゲル(魔女)の前に立ち
肘後ろで彼女をドアに向かって押しこみながら言った。
「オーゲル様、
先ほども申したとおり、ローリ上級騎士が
大演習場にてお待ちです。緊急事態の上
お急ぎください、ー」
「(アルファイさん?
ローリって誰?)わ、わかった」
アルファイの“嘘”に
魔女は自分の変化が解けてきていることに気づいた。
「(手が、元に戻って)」
ドアを開き、オーゲル(魔女)が出る瞬間には
変化は解けて魔女の姿に戻った。
「(やばいっっ!)」
後ろを振り返れば、アルファイが真っ青な顔して
「ーっっ走れ!!!!!」
言われる前に走り出す。
だって
アルファイの後ろから
翔煙隊の男たちが真顔で追いかけてくるのが
見えたから。
走りながら魔女は咄嗟に
「じゃっジャミジャミじゃーーっん」
叫ぶ。
「何を言っている!早く行け!!」
アルファイはすでに追いつき
魔女の横に並ぶ。
後ろからは翔煙隊の男たちが
もはや魔女の姿を捉えていた。
何かを叫んでいるが
鐘の音にかき消され、何を言っているかわからない。
徐々に魔女はアルファイから遅れる。
「ーっ」
魔女の息遣いが少しずつ遠くなるのを
感じながら
「(このまま魔女を置いていけば ー)」
一瞬、思った。
だが
ラースの言葉が
ー『魔女を守ってやってくれ』
否定したい思いが
ー『世界を厄災に陥れた魔女に死を』
交錯する。
その結果
「〜〜〜っっ」
「キャッ」
声だけで長いローブにけつまずく
魔女の姿が手に取るようにわかるー、
魔女を脇に抱え
「煙雲まぎれ 雲隠れ」
アルファイは唱えた。
煙を周囲に展開させた。
もくもくと白い雲のような煙が辺りを覆う。
男たちは煙に飲まれ、アルファイは
「行くぞ」「ひゃい」
その場を猛ダッシュで離れた。
鐘の音がひときわ大きく
長く、鳴ったように感じた。
*
「はあっはあっはあっ」
部屋に入るなり放り投げられた魔女は
脇に抱えられながらも息を切っていた。
「あ、アルファイさっんっ
だ、だいじょ、はあっはあっ」
さっきまで死にそうだった男だぞ。
大丈夫なわけねえだろ。
魔女とアルファイはまたしても
あの小書庫に戻ってきた。
アルファイは膝から崩れるように座り込み
顔を上に上げ、肩で息をしていた。
魔女は
小脇に抱えられてたから割と平気。
「(小書庫が近くて良かった・・・)」
アルファイはしばらく苦しそうな息遣いだったが
呼吸が整い、一言。
「はあー・・・
まさか教えてもらったことを
こんなことに早速使うとは・・・」
「?え、何をですか?」
アルファイは壁に背をあずける。
魔女はその近くに正座した。
できる女の怒られる気の反省ポーズだ。
「この鎧には固有魔法がある。」
「え、そうなんですか?」
アルファイは肩当てをつついた。
「翔煙隊の印?」
魔女はその印がまるで温泉マークみたいだと
思っていた。
「この王国で翔煙隊の鎧は
騎士団の中でも特別だ。
魔力がなくなっても使える魔法だ。」
「え、じゃあさっきのは ー」
魔女は目を丸くした。
「固有魔法、煙巻と
聞いた。」
「!(ニンジャーの一人の技じゃん!)」
なんであんなに自由自在に消えたり
出てくるのか、魔女は理解する。
「へ〜、すごい・・・」
アルファイは魔女を睨んだ。
ほらきた。
「そもそも、お前があんな方法で
彼らから装備を手に入れると知っていたら
私は止めていた!」
生真面目アルファイ。学級委員長かよ。
「え、だって〜」
言い訳だけでも聞いてくださいよ〜。
「しかも途中で変化が解けるなんて
私が逃げる隙を作らなければ
どうなっていたことか!!」
その通り過ぎて、やっぱり正座が正解と
悟る魔女。それに
マジギレしてるアルファイが
般若みたいな顔してるから思わず ー
「ご、・・・ごめんなさあ〜い」
魔女、恐怖に涙目。
早めに降参。
「それにーっ」
アルファイは、結果的に
翔煙隊の男たちを騙してしまったことに
胸を痛めた。
「(“これら装備は、この王国の誇りだ”
誇りをこのような形で踏みにじった。
・・・彼らに申し訳が立たない。)」
「でも〜。
あそこにあった鎧って
ひとつ余ってたみたいだし
一個もらっても大丈夫ですよ。」
魔女はあっけらかんとしてる。
だって、もう謝ったもんね〜。
イラッ。
「余ってた?いや、余ってない。
ちょうどあそこには六人いたし
鎧も六つあった。」
「え?鎧は六つあったけどいたのは
五人ですよ?
翔煙隊は五人組です。」
だってゴレンジャーみたいだから
ニンジャーって名付けたし
ゲームでも五人で連隊組んでる。
一人は補欠じゃね?補欠じゃー。
「・・・私は彼ら全員と話をした。」
「なんて話してたんですか?
(ていうか全員と話したって
覚えてるの?すげー。)」
「オーゲル様に連れられて来たのだから
その証があると・・・」
「そんな話聞いてないですよ?
ほら、私が手甲を手渡したら
アルファイさん固まっちゃったから
翔煙隊の人が服脱がせて〜
鎧を着せてもらってるときに
アルファイさんがモテそうだとか
背中の刺青がかっこいいとかしか
話してなかったですよ?」
「ーっ!そんなっ
お、お前だって見ただろう?
彼の、彼の首に魔法の怪我が
あった。それに剣傷もあった」
「幻覚でも見ました?
みなさん、黒いハイネックの
ピタピタしたの着てましたよ。
怪我してる人はいなかったと思います。」
黒いハイネック着てても
筋肉が浮き出てたから、魔女覚えてる。
「(良い筋肉であった・・・)」
アルファイ、凝固。
「幻覚じゃない・・・」
「ふふっ、ん〜、じゃあ幽霊だ!
幽霊と話したんですね!」
魔女、茶化す。
し〜ん。
「そうだ・・・」
アルファイは答える。
「!(そこは否定しようよ)」
まさかの、幽霊認定。
「う、うそ・・・」
「・・・昔から、たまに見えていたし
話もしたことがある。
最近は見えてなかったから油断した。」
アルファイは手で目を覆いながら
目頭を揉む。
「ひ、ひえっ」
あの学級委員長みたいなアルファイが
こんなことで嘘つくとは思えない魔女は
小書庫の暗さとひんやりに
ゾクゾクっと寒気が増して
後ろに誰か立ってたら嫌だから
正座のままジャンピング。
アルファイに近付き。
「?なんだ、こっちにくるな」
「やっあのっ、ね!
遠いと、声、聞きにくいから!!」
なんかよくわからない言い訳をした。
「(アルファイさんて
視えて、しゃべれる人なんだ・・・
勇者としては新しい力だけど
やっぱり勇者ってすごいな〜。)」
霊能力者っていうのも追加で。
*
鐘の音はいつのまにか消えて静かになる。
沈黙が続く部屋に、蝋燭の光が揺らいだ。
「(こわいこわいっ!!
もぉ黙んないでよぉ!
ただでさえ薄暗い部屋なのに
雰囲気だけでもこわいし
アルファイさんが
別の意味でもこわくなる!!
なっ何か、別のことをっ)」
魔女は絶対後ろは振り返らないマンだ。
正座した体の脇の
肩掛けかばんからはみ出た薬草を見つける。
「あ、アルファイさん!!
もらった薬草とか分けましょうよ!
ね!いっぱいもらったんですよ〜!
触媒も豊富で〜」
戦利品を肩掛けかばんから
ゴソゴソしだす。
触媒の束に挟まっていたものが
魔女の手からこぼれ落ちた。
「おい、何か落ちた、ー?」
アルファイは拾い上げた。
「これは・・・」
「ー、あ、それ、
アルファイさんのですよね?
拾ったっていうか〜
張り付いたっていうか〜」
魔女はアルファイの手にしたものを
のぞきこみながら、いう。
「あの〜。
えっと私、
酔っ払ってたじゃないですか〜。
そのときに〜
こう、ジャーンプっていうか〜
アルファイさんに向かって
飛んで行ったじゃないですか〜
アルファイさんのほっぺたを
こう、グイーッってやったときです、
あ、ごめんなさい、痛かったですよね。」
言いながら、魔女は自分の頬を
人差し指でめり込ませた。
「そのときに〜、カードが
私にくっついてて〜。
くっついたって言うか
顔に一回張り付いて〜
どかしたんですけど〜
後になって気づいたんですけど〜
持ってきちゃったんですよ〜。
カード足りないと困るかなって
思ったんで、持ってたんです〜」
アルファイはそのカードを見つめたまま
動かない。
張り詰めたような顔をしている。
「?・・・アルファイさん?
どうかしましたか?
あ、回復茶飲んどきます?
紅茶もありますけど。」
アルファイの腹が痛いのは
久しぶりに走ったせいだけじゃない。
魔女、お前が茶を飲ませすぎたからだ。
アルファイは体の向きを変え
魔女の方を向いたかと思うと
「違うんだ、魔女、私は勇者じゃない。」
薄暗い部屋の中に浮かぶアルファイの顔は
なんだか苦しげだ。
「え、だ、だって勇者、ですよ?」
「だからなぜ」
「(背中の刺青のこと
言いたくね〜
てか言えないし。)」
あれほどわかりやすい勇者の説明はないと思ったが
それを言うのも、
ステータス表示のことを言うのも
それもそれでなんだか違う気がしたし
「(これはもうあの手を使うか。)」
お決まりの ー
「て、天啓、です(大嘘)」
異世界行ったら今日からあなたも使える
他力本願型、
スピ(リチュアル)ってみましたスタイルだ。
預言者たるアルファイなら
魔女のいう“天啓”にも理解があるはずだ。
だから ー。
「私は勇者ではない」
「だから、天啓だって」
「それは間違いだ。ー 」
なんだよ、自分が予言するのに
星がどうとか言って
魔女が言うのは間違いだーってか?!
おいおい、スピってんのはどっちだよ。
「アルファイさん、
預言したんじゃないですか?」
「ーっ、それは失敗して
星の知らせは、ー」
魔女は大きく息をついた。
「あのですね〜
星だかなんだか知りませんけど〜
私の“天啓” ではアルファイさんが!
勇者だって言われました」
アルファイは魔女の手首を掴んだ。
「お前っ!星見を愚弄するのか!」
「アルファイさんだって
“天啓” バカにしたじゃないですか!」
「お前の言う“天啓”とはなんだ」
「え・・・
(そ、その設定は考えてなかった、な)」
魔女は口ごもった。
「(だって、ないもん、そんなもの。
転生前にこの世界を
ゲームでプレイしてましたって
そんなこと言える?
言われて納得できる?)」
掴まれた手首が痛い。
アルファイの動揺が伝わってくる。
魔女だってそれなりに動揺しているし
今だって
その真実を受け入れてるかと言われたら ー。
「(まだゲームの中にいるみたいなんだよ)」
だからと言って変な嘘をつくことが
彼にその場しのぎの安心感を与えるとは思えない。
今ここで適当なことを言えば
さらにそれについての嘘を重ねる。
嘘をつくなら、一度だけ。
「(嘘はダメだ。でもギリギリ真実の
私の知ってることなら、言える。)」
魔女は深呼吸した。
「私です。」
「?は」
「私が、アルファイさんのことを
“勇者” だと 決めました。」
「? お、お前が?ー ーハッ、ハハっ
何を言うかと思えば
バカにしているのはお前じゃないか。
言うに事欠いてお前が選んだだと?
人をおちょくるのもいい加減にしろ。」
魔女はまっすぐアルファイを見る。
「(違うもん。知ってるもんね。
二人目の主人公のことなら・・・)
アルファイルス・バン・アムラン、
アムランとは“星”を意味してる。
おばあちゃんに付けてもらったんでしょ?
その名の下にあなたは9の月に生まれた。
おとめ座ですね。社会規範を守る人です。
それに ー
アルファイさん、お兄さんから
指輪を貰ってるはずです。
お守りですね。ぜひ付けてください。
防御力が7も上がります。
その指輪には願いが託されてる。
お兄さんは魔法使いの夢を絶たれ亡くなった。
だから
あなたはお兄さんの意志を継ごうと思った。
違う?」
アルファイの顔色が変わった。
「(後ひと押し。押し込んでやる)
こほん、それと
実家で飼ってた犬の名前は
“ヘプリッチョ”。ふふ。
もこもこの白い毛の犬です。
ヘプリッチョは大型犬で〜
アルファイさんが生まれた時からいて〜
お兄さんが亡くなった時も
アルファイさんのそばを離れずに〜
一緒に星を見に行った仲です。
享年16歳の大往生でした・・・」
ヘプリッチョのくだり、いる?
「な、なんでそれを」
アルファイは魔女の手首を離した。
「アルファイさん・・・」
もう、観念したようにうつむいて
こぼれた言葉は
「なんでだ。なぜ私なんかを選んだ」
「(選んだっていうか、
作った、みたいな・・・)」
キャラメイクで作った時のことなんて
言えるはずはなかった。
「なんか・・・
救いが欲しいじゃないですか。」
魔女は(別ゲームの)
パクった人造人間ぽい元英雄が
アルファイと重なってみえた。
闇堕ちしてから
暗い場所で生きる彼に ー
別のパラレルの世界があるならば
「やり直しのチャンスがあるとか
自分は望まれてるんだ、って
思って欲しいな〜って」
魔女はポケットから貰った回復薬や
触媒を取り出して、アルファイの前に置く。
「だから、あの人たちも
アルファイさんに
自信持って欲しいと思ってると思います。」
アイテムのほとんどが
アルファイに対しての贈り物だった。
片手の握り拳が膝の上で震えた。
「わかってるのだ。
自分の不甲斐なさは
自分が一番知っている。」
魔女はアルファイの顔を見る。
悔しい、と言っているようだった。
「アルファイさん。
勇者って なんだと思います?」
「?それはー、
秀でた力と献身的な心、そして正義のー」
魔女は、眉をひそめた。
「(これだから学級委員長は・・・)
アルファイさん。
それ、本気で言ってます?」
「ゆ勇者とはかくあるべきで、
その名に恥じぬ行いと ー」
「ふふ、違いま〜す。
違うと思いま〜す。
ー 勇者って、勇む者、なんですよ。
勇者は聖人君子じゃないし、
力ばっかじゃないです。
私が思うに〜
勇者って
心を奮い立たせて
力強く突っ込んでいける人です。」
魔女の心にはディオがいた。
獣人と戦ったとき
剣を持たずに突っ込んで行った姿を思い出す。
キャメルクラッチを仕掛けた時はびっくりした。
思い出したら、笑ってしまった。
ー でも。
いつ勇者が性格良いと言った?
勇者が皆の思うような人間性を持つ者であると
誰が 決めたのだ。 ー
勇者が誰よりも強くなければならないと
その力を持つに相応しい者でなければならないと
誰が 決めるのだ。 ー
違ったって、いいじゃないか。
心を奮い立たせ
立ち向かう者はみな
“勇者”なんだ。
「うん、
アルファイさんはそういう人だと思います。」
魔女の目が穏やかに微笑んだ。
「だが 」
「はい。」
「私は 自分が勇者だとまだ思えない。」
「大丈夫です。
ぶっちゃけ言ったもん勝ちです。」
「お前が預言したのか?」
「預言ではありません。」
「ではどうやって、私だとわかった?」
「決めたんです。
君に決めた!ってやつ?ふふふっ」
「いつ」
「う〜ん。運命、かな。」
「 ー 」
「だから、生まれる前からですよ、
アルファイさん。
背中の刺青は、その約束の証です。」
アルファイはびっくりした。
「お前にはなんと書いてあるのかわかるのか」
魔女、墓穴掘る。
「まぁ、わかります・・・
(だって文字私の手書きです)」
アルファイは魔女に身を乗り出した。
「なんて書いてある」
「あ〜・・・えっと〜
(さすがに“俺 勇者” はちょっと)」
魔女は遠い目をした。
「ー 我は 勇む者なり ー」
かっこつけて言った。
ちょっと盛って言った。
アルファイは口を開いた。
「誰も、この刺青がなんであるか
わからなかった。
ラースにも見せたが
わからないと言われた。」
魔女は真顔だ。
「(刺青ラースにも見せたんかい)」
「だが、魔女 ー」
「(まだなんかあるんかい)」
「私には腕もないし、もう“核”もない。
戦う術が ー」
「ああ、それはもう大丈夫。
対策は考えてありま〜す。
だから、早く治しに行きましょう。
大丈夫です、“核”はそのうち、ね?ふふっ」
アルファイは少し顔を横にずらし、鼻から息を吐いた。
何か、考え、確認しているようだ。
「私は勇者には程遠いと思っていた。」
「?」
「今でもそう感ずるところだがー。」
アルファイは何か思い出したのか
少し、気恥ずかしそうな面持ちになり ー
手にしたカードを握りしめた。
「この装備を譲ってくれた彼らに報いたい。」
決意したようだった。
「あ、そういえば
逃げてる時、翔煙隊の人たち
なんて言ってたんでしょう?」
「私にもよくわからないが
耳鳴り?がするとか
目がどうとか・・・」
魔女はニヤリ。
勇者アルファイ、改め、アムランは
何もないとこを見てうなずいた。
こわいって。
アルファイの手にしたカードは
“審判”
『呼びかけ・自覚・予告』
そして
『新たな使命』である。
*
触媒情報:魔術は魔力の強さによって
威力が増減するが
触媒を使用することで
自分の属性の威力を増大させる。
触媒の種類は全部で4つ。
基本的に聖魔法騎士の御用達。
背中の刺青情報:この世界では刺青は特別なもの。
その意味は尊い。
自ら入れた場合は決意とみなされる。
だって、入れるのすんごい怖いから。
脇腹に入れる刺青は最高に痛いらしい。
ヘプリッチョ情報:亡き兄の愛犬。
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