驚愕の事実
え?え?ここっていわゆるあれするところだよね。なんで俺こんな所にいんの?
花織から連れてこられた所はまさかのホテル。
恋人同士が致すところだ。
そんな場所にまさか彼女から連れ込まれるとは思いもしない。
「花織どうしてここに?」
「え?どうしてって⋯するためじゃないんですか?」
花織は恥ずかしいけど決めているのか当然でしょ?的な感じで言ってきた。
俺は初めてなのでいきなりそんなやるよーなんて言われても困る。
「流石にいきなりは俺の覚悟というものが⋯⋯」
「もぉ〜初めてじゃないんですからいいじゃないですか」
「いやいや、花織はそうかもしれないけど俺は初めてだよ!?」
「何言ってるんですか?この前先輩ちゃんと卒業しましたよ?」
「え⋯⋯」
卒業?俺が?いつ?
花織と付き合ってからそんなこと記憶にないけど⋯⋯どこで?
「わからないって顔してますね。答え⋯⋯知りたいですか?」
そりゃ知りたい。俺には花織としたなんて記憶はないからどこでしたのか知りたい。だから俺は花織の問いに頷いた。
「しょうがないですねぇ〜、答えはこの前、私の家に来た時です」
「え?あの時は俺が寝ちゃったから⋯⋯ってまさか!?」
花織はイタズラが成功したかのような笑みを浮かべた。
「正解です、先輩が寝てる時に奪っちゃいました」
なんてことだ⋯⋯俺の意識がないところで俺は卒業してしまったのか⋯⋯。
なんか虚しくて膝をつき両手を付いて落ち込む。
そこに花織が来て背中をポンポンしてくる。
「まぁ、そういう訳で私達は既に肉体関係があるんですよ、そこまで気負わずにやりません?」
「ああ、そうだね、今日は記憶があるから楽しむよ」
「ふふ、そうですよ、先輩からもして欲しいですから⋯⋯」
そして俺は花織の思惑に嵌りベッドを共にした。




