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ヤンデレのキミ  作者: かき氷・シラー
高校生編
25/66

あーん

「瀬尾」


「やだ」


「え?」


俺何かした?怒らしちゃった?え?身に覚えないんだけど。


「名前で呼んで欲しい、いつまでも瀬尾は他人っぽくてやだ」


「わ、わかった、花織」


「うん♪はい、お弁当」


瀬⋯⋯花織からお弁当を貰った。今度は青い弁当箱に入ってる。男用のお弁当箱買ってくれたのかな?

花織から貰ったお弁当、開けてみると白米の上に桜でんぶでハート型が作られていた。おかずにも形作れるものはそれ全てがハート型になっていて凄い手が込められている⋯⋯愛情が込められているのがわかる。


「凄いね……」


「自信作です、どうぞ」


「うん、いただきます」


「はい、あーん」


俺がいただきますを言ったら花織は箸を持ってプチトマトをつまみ口元に寄せてくる。あーんの構えだ。

俺は箸を貰っていない。いやそれどころかこの弁当に箸がついてない。完全に全部をあーんで食べさせる気だ。

今俺と花織がいる場所は中庭にある屋根付きの休憩所。周りにも何組かのカップルがいるがそれ以外に人はいない。

ここはカップルがよく集まる場所として使われている。


「ほら、はやくあーん」


周りがカップルでも恥ずかしいのに変わりはない。それでも花織は辞める気のない顔を見て俺は諦めて顔を赤くしながらあーんをする。


お昼休みはあーんをするだけで終わった

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