水着パラダイス
⋇サービスシーン!
「リアね、おっきな砂のお城作るの! ハニちゃんも一緒に作ろ!」
「おっきなお城ですか。分かりました。お手伝いしますね、リアさん」
白い砂浜では、リアとハニエルが二人してせっせと城の建設を進めていた。
ちなみにリアはスクール水着。鮮やかなピンク髪と桃色の瞳に紺色スク水のコントラストが眩しいね? そこにサキュバスの尻尾やら翼やらが加わり、完全にヤバいコスプレみたいな有様だ。本人がガッツリロリだし、凄い目を輝かせて遊んでるから余計にね。
ハニエルはフリル多めのセパレートタイプの水着。エロさよりも可愛らしさを重視してる感じだ。目に優しいエメラルド色の髪と瞳、そして四枚の純白の白翼が無垢で清楚な雰囲気を醸し出してる事もあり、非常に良く似合ってる。まあ本人のスタイルがだいぶけしからんからエロいのは変わらないんですがね。
「ふむ。やはり環境が全く異なるせいか、この島の植物は見知らぬものばかりだ。これは生物の方にも期待できそうだね」
「生物はともかく、植物は私も気になるぞ。綺麗な花を咲かせる植物があれば、屋敷に持ち帰って育てたいものだ」
砂浜から離れた森の方では、好奇心に目を輝かせたレーンとベルの姿。遊びよりも動植物の方が優先っぽい。持ち帰って遺伝子汚染とかはやめようね?
レーンの方は水着に拘りは無いらしく、前にも見たパレオを巻いた水着姿だ。ただ元々露出の少ない性質だから、それだけでも十分破壊力があるね? 長い銀髪とパレオが風になびくのは絵になるし。今はクールな青い瞳もキラキラしてるしね。あと魔獣族擬装用の狐耳と狐尻尾のおかげで実にエッチだ。
あとベルの方なんだけど……コイツは初めて見る女の姿してるな? 鮮やかなオレンジ色の髪と瞳に、鍛えられうっすらと筋肉が乗ったスタイル抜群の身体……あっ、これザドキエルだ。色が違うから気付かなかったわ。屋敷の女たち以外の格好してるの珍しいな? 何にせよスタイル抜群の肉体をスポーティな競泳水着で包んでるのがだいぶエロいです。中身を考えると萎えるけど。
「行くです、トオル。アタック任せるです」
「任せろぉ! 食らえ、我が必殺のライトニングサンダーボルトスパイクっ!!」
「あまぁ~いっ! この程度の電撃、私には通用しな~いっ!!」
「お返しだぁ! トルネードサイクロンツイスターアタックっ!!」
そして砂浜の別の場所では、二体二のビーチバレー……ビーチバレーかな? たぶんビーチバレーが繰り広げられてた。確証が無いのはボールがバチバチ電気を帯びたり、猛烈な暴風を纏ってたりするからだね。超次元ビーチバレーでもしてるの?
なお、ここにいる四人ももちろん水着。ヤンデレメイドのリリアナは淫乱で狂乱なピンク髪の癖して、意外にも清楚なワンピース水着を着てるよ。傍から見ると大変愛らしいんだが、桃色の瞳は淀んだままだから本当に愛らしいかは微妙な所。
トゥーラはビキニの上に短パンと薄手の白シャツ身に着けてて、何か絶妙にムラっと来る格好してる。元々黒髪ショートカットで性格もアホ――じゃなくて活発なせいか、びっくりするくらい似合ってるね? だいぶ楽しんでるのか銀の瞳は煌めき、笑顔も汗も輝いてる。悔しいがちょっと目を惹かれたよ。
そしてトオルはえぐいハイレグな黒のビキニ。プラス手足に包帯巻いたりシルバー巻いたりしてます。包帯はともかく、この日差しの中でシルバー腕に巻くとかめっちゃ熱そう。というかコイツ、完全に趣味で選んでて自分の黒髪黒目に似合うかどうかとか考えて無さそう……。
あとセレスは髪と同じ緑色のビキニなんだけど、編み上げみたいなデザインが随所にあるせいで緊縛とかそういうのを連想しちゃう件。地味に青い瞳をチラチラこっちに向けてきてる辺り、まるで誰かにアピールしてるみたいですねぇ? トゥーラといいセレスと言い、コイツらはよぉ……。
「そ、それじゃあす、スタート、ですっ!」
砂浜の方では、他にもビーチフラッグやってる奴らがいた。
審判やってるのは薄い青の長髪と空色の瞳が涼しいメイド、もといミラだ。とはいえ涼しいのは色合いだけ。本人はワンピースタイプの水着かつフリルいっぱい&パレオ巻きで露出を極限まで下げてるし、麦わら帽子を被って片角も隠すという徹底ぶり。豊満な肢体が勿体ないし、ぶっちゃけるとかなり暑苦しい格好してるな?
「――はい、私の勝ち。あれだけ粋がってる癖に結構遅いのね、キラちゃん?」
「あ? ぶっ殺す……」
そしてフラッグ片手にドヤ顔かましてるのは、皆大好きマイクロビキニ姿のミニスちゃん。赤い瞳にこれでもかと見下す感じの感情を浮かべ、ちょっとあくどい感じの笑みで勝ち誇ってる。
そして勝利宣言にキレてるのは普通のシンプルなビキニのキラちゃん。真っ赤な髪に黒のビキニは大変良く似合ってるね。まあ同じ色の瞳には黒っぽい怒りが渦巻いてる感じだけど。
しかしぶっちゃけるとここではキラが一番目を引くかもしれん。確かにコイツは合法ロリ体系だが、良い感じに身体が引き締まってて一番エロい感じのくびれとかしてるし。あと純粋に似合ってるしね。
「素晴らしい……これぞ正にパラダイスだ。君らもそう思うだろ?」
そんな女の子たちが水着姿でキャッキャッウフフしてる光景を眺め、僕は鼻の下を伸ばしてた。ぶっちゃけるとレクリエーションについては水着の必要は一切無いんだが、どうせなら水着が見たかったからあえて南の島にしたんだよね。
男ならこの光景に気分も身体も盛り上がって然るべき。なので隣にいる数少ない男たちに同意を求めたんだけど――
「生きている女の何が良いと言うのか。死んでから出直して来い」
「だよな。生身の女とか駄目だわ。やっぱ女と言えば人形よ」
「うん。お前らに聞いた僕が馬鹿だったよ……」
コイツら毛ほども同意しやがらねぇ。死体愛好家や人形偏愛野郎と同じ感動を共有しようとしたのが間違いだったよ。まあ性癖が重ならないだけマシかもしれん。下手すると性癖は戦争の引き金になるからね。
ちなみに野郎連中はトランクスタイプの水着です。ビキニとか履いて来たら目の毒なだけだけだし、これは強制。コイツらも同意なのか特に反対はしなかったけど。やっぱ綺麗な物を見てる時に汚い物は見たくないよね。
「安心してください、ご主人様。僕はご主人様と同意見ですよ」
「おおっ! さすが、ヴィオ君! 君なら分かってくれると思ってたよ!」
感動を共有できない奴らに失望してたら、ヤンデレメイドとデキてる執事のヴィオくんが共感してくれた。本当に興奮してんのか疑問に思うくらい清々しい笑顔を浮かべてるのが気になるが、さっきの変態野郎どもに比べれば遥かにマシだね。奴らはまともな男じゃないもんな!
「……ちなみに具体的にどんな点が素晴らしいと思う?」
「そうですね。やはり普段厚着の女性も薄着の女性も、等しく肌を晒している所が素晴らしいかと。真っ白な肌の煌めきが堪りませんね。その白い肌が徐々に火に焼けて行く光景など、それだけでもう頭がどうにかなりそうなくらい興奮しますよ」
「おおっ、分かってるじゃないか! やっぱこの変態共とは違うな!」
「誰が変態だ。生身の女に性的興奮を覚えるお前たちの方が異常だろう」
「さすがにヤバイのは俺も自覚してるけどさ……待て、さっきイントネーションおかしくなかったか……?」
何か変態共が言ってるけど気にしない。ヴィオくんの発言は百点満点上げても良いね。
まあ露出よりも日焼けに性的興奮を感じてるのは若干特殊かもしれんが、それくらいなら普通の性癖の範囲内だ。少なくとも血の抜けた青白い肌とか、球体関節に興奮する変態共に比べれば涙が出るほど健全だよ。
「ところで話は変わりますが、ご主人様は今回何か面白い催しを計画していらっしゃるそうですね。一体どのような催しなのですか?」
「あー、それね。実は前からトオルがやりたがってたのを、せっかくだからこの機にやってみようかなって思って。僕もちょっと興味あったし」
「アイツがやりたがってた? あー、もしかしてアレか? 確かに楽しそうだよな」
「アレとは何だ? 察するに、お前たち異界の勇者しか知らぬ遊びか?」
「そういう事。その名もサ――」
「――主~っ!! 主も一緒にビーチバレーで遊ぼ~っ!!」
「クルスくん、あたしとタッグ! タッグを組もうっ!」
「ぐへぇ!?」
ヴィオたちの疑問に答えようとした寸前、トゥーラとセレスが満面の笑みを浮かべて突撃してきた。おまけに二人して体当たりみたいに僕に飛びついてくるもんだから、避けられずにそのまま砂浜に押し倒されました。
だってシャツ越しに汗で透けた水着のエロさや、弾んで揺れる胸が近付いて来るんだもん。そりゃあ目が釘付けになって避ける余裕はないわな?
「何を言っているんだ、小娘~! 主とタッグを組むのは私――いや、待て。そうだね、君に譲ってあげようじゃないか~?」
「あっ、何か怪しい! 何企んでるの!?」
「別に何も企んで無いさ~? ただ敵チームの方が、主に水着姿を見て貰えるだろ~?」
「やっぱり企んでるじゃん! ずるい! 卑怯者!」
そして押し倒した僕の上でキャットファイトを繰り広げるんだからもう堪らんね? どっちも種族的にはキャットじゃないが、エロい光景を真下の特等席から眺められるなら些細な問題だ。
とはいえ勝敗に納得いかなかったのか、あるいはムカついたのか、本物のキャットもラビットとキャットファイトしてるみたいだが……。
「ヴィオも一緒に遊ぶです。今日はお仕事も忘れて遊び尽くすですよ」
「ははっ。分かったから引っ張らないでよ、リリィ?」
「ほらほら、リュウも一緒に遊ぼ! あんたなら私のエレクトリックサンダートスをアタック出来るわよね!」
「トスくらい普通にしろよな!? ていうか何でバリバリ電気流してるのにボールは平気なんだよ!? 何で出来てんだこれ!?」
そしてヴィオとリュウもそれぞれリリアナとトオルに腕を引っ張られ、楽しい遊びに連れていかれる。コイツらはすでに女がいるか、あるいは仲の良い女がいるからぼっちにはならないっぽいね。尤も元勇者二人の間には恋愛感情とか皆無だけど。
「まあ詳しい事はその時に説明するよ。具体的にはお昼のバーベキューの後にね。これは誇張とか含みなしに皆楽しめるやつだから、期待しておくといいさ」
「ふむ。そういう事なら楽しみにしておこう」
話がぶった切られたものの、ひとまずその場に残ってたバールにだけそれを伝えておく。何か偉そうな答えを返してきたけど、その顔は妙に青くて腰が引けてました。えっ、何でそんなビビった反応してるのかって?
「……で、お前は何をしに来たんだ? まさか我を誘いに来たわけではあるまい?」
「そう警戒するな。ただ私は好奇心を満たしに来ただけだ」
バールが大変苦手とする女……女か? まあ基本見た目は女だし、女って事にしておこう。何にせよバールが心底ビビってるのは、水着姿の色違いザドキエルと化したベルが近付いてきたからだ。
見た目はほぼザドキエルだなんだけど、あのおちゃらけた感じの雰囲気や表情が無いからだいぶ怖いっすね?
「好奇心、だと……?」
「うむ。ご主人様の世界でも吸血鬼には多くの弱点があり、流れる水が苦手という弱点もあるそうだ。お前はどうなのかと思ってな」
「いや、我は別にそういった弱点は――ああああぁぁぁぁぁっ!?」
そしてバールは言葉の途中で首根っこ引っ掴まれ、もの凄い怪力で遥か彼方にぶん投げられました。情けない悲鳴の尾を引いて水平線の向こうに消えてったよ。
しかし本当にベルはバールに容赦ないな? 何なら決闘の顛末がアレだったせいで、余計に酷くなってる節もある。でもさすがの僕も擁護できないレベルの情けない負け方だったしなぁ……。
「……あんだけ飛ばしたらどうなったのか分かんなくない?」
「む、それもそうか。いかんな、私も楽しくて舞い上がっていたようだ。まあ良い、戻ってきたらもう一回試すか」
身体の上でキャットファイトする二人を抱擁して宥めながらツッコミを入れると、ベルはさほど気にした様子もなくそう口にして戻って行きました。
次は多分海面に叩きつけられたりするんだろうな、バール……奴も今回のレクリエーションで鬱憤を晴らせると良いかもね。まあ最大の問題はチーム分けなんだが……。




