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【処女作】 ハピネスタウン物語  作者: あいる華音
最終章 「終焉 -end-」
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あとがき

 この度は「ハピネスタウン物語」をお読み頂きましてありがとうございます。


 この作品は私の「処女作」と呼ぶべき作品で、初版は作者が中学一年生の時に書いたものです。

 テーマとしては、ロミオとジュリエットのような恋愛後における母子の悲劇……なのですが、ほんの少しでも伝わったらいいな……と、思います(汗)


 当時は漫画もどきを書いていて、一応漫画版でも完結したのですが、この度公開した内容とはかなり違っています。

 というのも漫画版ではまったく別のバッドエンドだったのですが、私なりに気に入っていた作品でしたので、主人公のマリアを死なせたくなくて、何度も死にかけては助けられ……と、どんどん内容がのびていきました(苦笑)

 その後、絵が間に合わず内容だけが先走りして小説もどきを書き始める私には、漫画版でも小説版でもこれが正真正銘の最初に書き上げた作品となり、漫画から文章へ、紙からワープロへ、ワープロからパソコンへ――と、何度も書き直しや書き足しをして現在に至ります。


 そんな思い出深い作品ですが、今こうして読み返しても、そんな当時の事情を抱える間延び感など、突っ込みどころが多々あるものと自覚しております。

 未だにこのレベルで公開してよかったものかとも思いますが、ちらほら発言していた処女作について「読んでみたい」と言ってくださった方々に後押しされ、恥を忍んで公開するに至ります。

 これから小説を書こうという新人作家さんや、こういうジャンルになかなか手が出せない作家さんなどには、これを読んで自信をつけていただきたい(笑)……そんな意義が少しでもあれば幸いです。


 公開当初は「誰も読んでくれないだろう……」「読んでくれても、めちゃくちゃ叩かれるかな……」などと、身構えつつネガティブにも思っておりましたが、処女作ということでこれ以上の手直しは避けたいところもあり、そんな中でいくつかご感想もいただきご評価までいただけて、本当に嬉しい限りです!

 すでにいただきましたご評価は、きっと中学生の私に対しての温かなエールとして受け取っております。

 ただ突っ込みどころ満載だと本人も自覚しております上に、私の現在までの力量ではこれが精一杯……なので願わくば内容については突っ込まないでいただきたいな……(苦笑)とは思いますが、いただけるものなら是非ご感想お待ちしております。




 また、当作品をマルチエンディング(複数エンディング)にしたのは、私の逃げでもありチャレンジ精神、サービス精神でもございます。

 私としては、このようなきちんとした分岐小説でもない小説のマルチエンディングというのは個人的にあまり好まず、逃げにも思えてしまうのですが、あまりに主人公・マリアが可哀想すぎるので、誰に助けられることによってどんな人生を歩むのか……どうせなら考えうるすべてのことをやろうじゃないか!

 ……と、挑戦した結果がマルチエンディングということになりました。


 もしこの作品が現実世界の話ならば、シビアにバッドエンドなんだろうな……と、救いようのないところまで描いておりますが、この作品が今後も続くことがあれば、作者としてのトゥルーエンドは「竜エンド」です。頭の中ではちょっとだけ動いているでの、いつかどこかで動き出すこともあるかもしれませんが、どちらにしてもマリアには幸せになってもらいたいものです。

 そしてなにより、せっかくのマルチエンディングですので、読者の皆様がお好きなエンディングをお選び頂ければ嬉しいです。




 長くなりましたが、こんな作品を今書けるか? と問うと疑問が残るので、中坊時代の自分に敬意を表しつつ、至らない部分を受け止めつつ、これからも精進に努めて頑張ってまいります。


 すでに公開済の小説としては「ヒップなおとぎ話」寄りの身分差のあるファンタジー……ですが、今作品のほうが世界観が「実在する国も混じった微妙な現実&ファンタジー」で、慣れるまでお時間がかかったかと思います。

 すべて読んでくださった方には、心からの感謝を――。


 そして作者本人としましては、恥ずかしいながらも公開してよかった……新たなステップアップに繋がったと、今では思っております。それにご協力いただき、読んでくださった方、本当にありがとうございます!




 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 またどこかで、お会い出来たら幸いです――。

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